二重幅を広げたいと考える方は多く、メイクのしやすさや目の印象を大きく変える要素として重要です。
そんな二重幅ですが、「二重のりやマッサージで広がる?」「美容整形ならどんな方法がある?」と思う方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、二重幅を広げるにはどんな方法があるのかを解説します。
また、自力で広げる方法や、美容整形による施術の種類・注意点も併せて紹介します。
この記事を読めば、「理想の二重幅を手に入れる方法」を理解できるので、「より魅力的な目元になりたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
自力で二重幅を広げる方法
二重の幅を広げる方法には、自力でできる方法と美容施術の両方があります。
まずは、自力で二重幅を広げる方法を詳しく見ていきましょう。
二重のりやアイテープ
二重のりやアイテープは、まぶたに人工的な折り目を作ることで、二重幅を広げる方法として多くの人に利用されています。
皮膚が厚めの方やまぶたの脂肪が多い方でも、自然な二重ラインを作れます。
二重のりは液体タイプで接着力が強いため、ナチュラルな仕上がりになりやすく、アイテープは透明で目立ちにくいタイプもあるため、メイクとの相性が良いのが特徴です。
ただし、長期間毎日使用すると皮膚に負担がかかり、まぶたが伸びて逆に二重幅が狭くなる可能性があるため、適度に休息を入れながら使用するのが理想的です。
二重のりで癖付け
二重のりは、まぶたの皮膚を接着し、一時的に二重ラインを固定するアイテムです。
長期間使用を続けることで、ごく稀にまぶたに癖がつき、二重の幅が定着することがあります。
使用方法は、まぶたを清潔にして油分を取り除いた後、希望のラインに沿って二重のりを塗布し、付属のスティックで押さえながら理想の形に整えます。
夜寝る前に薄く塗り、癖をつける方法もありますが、皮膚に負担がかかるため、避けた方が良いでしょう。
また、肌がかぶれやすい方は、低刺激タイプを選ぶことが大切です。
二重メイク
二重メイクを活用すれば、実際に二重幅を広げることはできなくても、視覚的に広く見せることが可能です。
アイシャドウのグラデーションを活用し、二重ラインの上に明るめのカラーをのせることで、奥行きが生まれ、二重幅が広く見えます。
また、アイラインを細く引き、まつ毛を根元からしっかりカールさせることで、目元が引き締まり、二重の印象が強調されます。
つけまつ毛やマスカラを活用して目の縦幅を強調すると、よりくっきりとした二重を演出できるでしょう。
メイクの工夫次第で、理想の二重を作れるため、いろいろな方法を試してみるのもおすすめです。
美容整形による二重幅を広くする方法
二重の幅を広げたいと考えたとき、美容整形は確実な方法の1つです。
自力での二重のりなどの工夫も効果的ですが、長期的な結果を求めるなら、美容施術の選択も検討すると良いでしょう。
ここでは、埋没法・切開法・目頭切開・眉下切開・脂肪切除といった代表的な手術方法を解説します。
埋没法
施術名:眉下リフト(眉下切開)+埋没法
副作用:腫れ・疼痛・痒み・むくみ・顔の雰囲気の変化・思ったよりも定着しない・仕上がりに左右差
副作用:¥720,000+別途麻酔代 ¥55,000(税込)
埋没法は、メスを使わずに糸で二重を固定する手術です。
まぶたの数カ所を医療用の糸で留め、自然な二重ラインを作るため、ダウンタイムが短く、比較的手軽に二重の幅を広げられます。
特に、まぶたの皮膚が薄く脂肪が少ない方に適しているでしょう。
ただし、時間の経過やまぶたの状態によって糸がゆるんだり、ラインが薄くなったりすることがあり、定期的なメンテナンスが必要な場合もあります。
もともと一重や奥二重の方でも、埋没法によって自然な二重幅を形成できるため、人気のある施術の1つです。
切開法
切開法は、まぶたを切開して二重ラインを形成する手術です。
埋没法に比べて長期的な効果が期待でき、まぶたの脂肪が多い方や、より確実に二重を広げたい方に向いています。
手術では、希望の二重幅に沿って皮膚を切開し、余分な脂肪を除去したうえで、まぶたを縫合して二重を形成します。
術後の腫れが1〜2週間ほど続きますが、一度完成すれば戻ることが少なく、長期的に理想の二重幅を維持できるでしょう。
ダウンタイムや傷跡のリスクを理解したうえで、慎重に検討することが大切です。
目頭切開
施術名:眼瞼下垂+目頭切開
副作用:腫れ・疼痛・痒み・むくみ・顔の雰囲気の変化・思ったよりも定着しない・仕上がりに左右差
料金:眼瞼下垂 ¥600,000(税込)+目頭切開¥330,000(税込)+麻酔代¥55,000~¥110,000(税込)
目頭切開は、蒙古ひだの引き込みを解除することで目頭側の二重のラインをよりくっきりと見せる施術です。
蒙古ひだが発達している方や、目が小さく見える方に適しており、目頭部分を切開することで目の横幅を広げることも可能な施術なので目元の印象を大きく変えられます。
二重幅を広げるよりも、目の横幅を広げることで全体のバランスを整える施術のため、埋没法や切開法と組み合わせることが一般的です。
術後の腫れや内出血が数週間続くことがありますが、自然に仕上がれば目元の印象を華やかにできます。
眉下切開+脂肪切除
施術名:眉下リフト(眉下切開)+脂肪切除+埋没法
副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違など
料金:¥830,000+別途麻酔代 +¥33,000(税込)
眉下切開によってまぶたのたるみが取り除かれることで、本来の二重幅が露出し、自然に二重幅を広げることが可能です。
また、まぶたの脂肪が多く厚ぼったく見える方には、脂肪切除を併用することで、まぶたに溜まった脂肪を取り除き、厚みを軽減できます。
これにより、目元がすっきりし、二重のラインがよりくっきりと際立ちます。
局所麻酔もしくは静脈麻酔の併用を行い基本的に眉下切開と同時に行うことがほとんどです。
脂肪を取りすぎるとまぶたがくぼんで見えるリスクがあるため、医師と相談のうえで適切な量を調整することが重要です。
二重幅を広げる際の注意点
二重幅を広げる方法には、自力でのケアと美容整形の二つの選択肢があります。
しかし、どちらの方法もメリットだけでなくリスクや注意点があるため、事前にしっかりと理解しておくことが大切です。
ここでは、自力でのケアと美容整形それぞれの注意点を詳しく解説します。
自力の場合
自力で二重幅を広げる方法には、二重のり、アイテープ、二重のりなどが挙げられます。
これらの場合、根本的に二重幅を広げるのは難しいです。
また、誤った方法で続けると、逆にまぶたがたるんだり、まぶたの皮膚が厚くなったりすることもあります。
二重のりやアイテープはまぶたが分厚くなることも
二重のりやアイテープは簡単に二重のラインを作れる便利なアイテムですが、長期間使用するとまぶたの皮膚が分厚くなることがあります。
接着剤やテープの粘着力によって皮膚が引っ張られ、繰り返し刺激を受けることでまぶたの皮膚が硬くなり、厚みが増すことがあるためです。
特に、強力な接着剤を使用した場合、皮膚に負担がかかりやすく、しわやたるみの原因になることもあります。
また、毎日の使用で皮膚が伸びると、自然な二重のラインが作りにくくなるため、頻繁な使用には注意が必要です。
メイクを落とす際にこすりすぎると、色素沈着や炎症を引き起こす可能性もあります。
そのため、できるだけ肌にやさしい製品を選び、使用後はしっかりとスキンケアをすることが大切です。
眼瞼下垂の場合は二重の癖付けができにくい
眼瞼下垂の状態では、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)が弱くなっているため、二重のりやアイテープで二重の癖付けをしようとしても、思うような効果が得られにくいことがあります。
まぶたが重く垂れ下がっていると、粘着力の強いアイテープを使っても、時間が経つと元に戻ってしまうことが多いためです。
また、無理に二重を作ろうとすると、まぶたに過度な負担がかかり、眼精疲労やまぶたのかぶれを引き起こす原因にもなります。
眼瞼下垂が進行すると視界が狭くなることもあり、単なる二重の癖付けでは根本的な解決にならない方も多くいます。
まぶたの重さを感じたり、二重がうまく作れなかったりする場合は、自己判断で無理にケアを続けるのではなく、美容クリニックや眼科で専門医に相談することをおすすめします。
美容整形の場合
美容整形は、短期間で確実に二重幅を広げられる方法ですが、施術によるリスクやダウンタイム、副作用などを考慮する必要があります。
手術を受けた後に後悔しないためにも、事前に注意点を把握し、自分に適した方法を選択することが大切です。
ダウンタイムやリスク、副作用がある
二重整形の施術にはダウンタイムがあり、術後すぐに理想の仕上がりになるわけではありません。
特に、切開法や目頭切開などの外科的手術では、腫れや内出血が強く出ることがあり、回復までに数週間かかることもあります。
埋没法では糸の結び目が目立ったり、まぶたの違和感が長引いたりするケースもあるでしょう。
さらに、術後の感染症やアレルギー反応、左右差が出るといったリスクも考えられます。
施術の種類や体質によってもリスクの程度は異なるため、事前に医師と十分に相談し、リスクを理解した上で施術を受けることが重要です。
イメージ通りにならない場合がある
二重整形を受けても、必ずしも理想通りの仕上がりになるとは限りません。
まぶたの厚みや眼球の形状、皮膚の状態などによって、施術前にシミュレーションしたラインと異なる仕上がりになることもあります。
特に、希望の幅よりも狭く仕上がったり、二重のラインが不安定になったりすることがあり、修正が必要になるケースもあります。
また、デザインの選び方や施術方法によっては、目の印象が思ったより変わりすぎて違和感を覚えることもあるでしょう。
そのため、事前にカウンセリングで仕上がりのイメージをしっかり確認し、過度な期待を持ちすぎないことも大切です。
元に戻る可能性がある
埋没法の場合、糸がゆるんだり外れたりすることで二重のラインが薄くなり、最終的には元に戻ってしまうことがあります。
人によっては数年で二重が消えてしまうこともあり、その場合は再施術が必要です。
また、加齢による皮膚のたるみや、まぶたの厚みによって二重幅が狭くなることも考えられます。
切開法であれば埋没法に比べて長期的な効果が期待できますが、それでも加齢による変化は避けられません。
施術の持続性やメンテナンスの必要性を考慮し、ライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
慎重に医師やクリニックを選ぶ
二重整形は見た目の印象を大きく左右するため、施術を受けるクリニックや医師の選択が非常に重要です。
経験の浅い医師が施術すると、左右差が出たり、理想のラインが作れなかったりするリスクがあるでしょう。
また、術後のトラブル対応が十分でないクリニックもあるため、アフターケアの体制を確認することも大切です。
カウンセリングでしっかりと施術内容やリスクなどを説明してくれるか、過去の症例写真が豊富にあるか、口コミや評判が良いかなど、信頼できる医師とクリニックを選ぶために十分なリサーチをしましょう。
二重幅を広げるなら二重の種類や自分に合うデザインを把握しておくことが重要
二重幅を広げる際は、二重の種類や自分に合うデザインを把握することが重要です。
「幅広の平行型がいい」「自然な末広型が理想」と、考える方も多いのではないでしょうか。
自分のまぶたに合うデザインを知り、理想の二重を目指しましょう。
幅の狭い平行型
幅の狭い平行型二重は、日本人の骨格に比較的馴染みやすいデザインで、ナチュラルな印象を与えます。
目頭側から二重のラインが平行に続きますが、幅が狭いため、派手すぎず上品な目元になりやすいのが特徴です。
奥二重に近い仕上がりになることもあり、目の形やまぶたの厚みによっては、二重のラインが浅くなりやすい場合もあります。
幅が狭い分、年齢とともにラインがぼやけやすいため、加齢によるまぶたの変化を考慮することも重要です。
メイクとの相性が良く、ナチュラルメイク派の人にも適しています。
幅の広い平行型
幅の広い平行型二重は、目元を大きく見せたい人に人気のあるデザインです。
くっきりとした二重ラインが目頭から目尻まで続くため、華やかで存在感のある印象を演出できます。
しかし、まぶたが厚い人の場合、埋没法では二重ラインが取れやすく、長持ちしにくい可能性があるでしょう。
そのため、切開法や眉下切開、まぶたに厚みがある場合には脂肪切除を併用することで、より安定した二重ラインを形成できます。
目の形によっては、不自然な仕上がりにならないように、医師としっかり相談しながらデザインを決めることが重要です。
末広型
末広型二重は、目頭側の二重幅が狭く、目尻に向かって広がる形が特徴です。
日本人に多く見られるナチュラルな二重で、二重のりやアイテープで作りやすいデザインでもあります。
目頭の蒙古ひだが発達している人にも適しており、自然な仕上がりになるため、整形感を抑えたい人におすすめです。
ただし、幅を広げすぎると不自然になったり、まぶたの厚みによって二重ラインが薄れやすかったりするため、バランスを見ながら調整する必要があります。
末広型は、自然に目を大きく見せる効果があり、万人受けしやすいデザインといえるでしょう。
自分に合う二重幅のチェック方法
理想の二重幅を見つけるには、まず自分の目の形やまぶたの厚みを確認することが大切です。
二重のりやアイテープを使って試すのも良い方法で、いくつかのパターンを試しながら、どのラインが自然に見えるかをチェックしましょう。
また、美容クリニックでシミュレーションを受けるのも有効です。
専門医が目のバランスを見ながら適切な二重幅を提案してくれるため、仕上がりのイメージを具体的に把握できます。
希望のデザインだけでなく、まぶたの特徴に合った方法を選ぶことが、長く満足できる二重を手に入れるポイントです。
二重幅を広げることに関するよくある質問
二重幅を広げたいと考えていても「どのくらいの幅が自然なのか」「整形するとバレてしまうのでは?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
二重のデザインは個人のまぶたの厚さや骨格によって異なり、施術を検討する際には事前に知っておくべきポイントがいくつかあります。
ここでは、二重幅を広げる際によくある疑問を解説します。
自然な二重の幅はどのくらいですか?
二重の幅は個人の目の形や顔全体のバランスによって異なりますが、一般的に4mm〜6mm程度が自然な幅とされています。
幅が狭めの二重はナチュラルで上品な印象を与え、幅広の二重は華やかでぱっちりとした目元を演出できます。
ただし、まぶたの厚みや目の形によって適切な幅が変わるため、一概に「この幅が正解」とはいえません。
理想の二重幅を決める際は、自分の骨格やまぶたの特徴を理解し、医師と相談しながら決めるのがおすすめです。
二重整形すると周囲にバレますか?
二重整形をすると、ダウンタイム中の腫れや内出血が起こるため、直後は周囲に気づかれる可能性があります。
しかし、腫れが引けば自然な仕上がりになるため、ナチュラルなデザインを選べばバレにくくなります。
埋没法は切開を伴わないため、比較的腫れが少なく、周囲に気づかれにくい施術といえるでしょう。
一方で、切開法は腫れや赤みが長引くことがあり、ダウンタイムの期間を考慮する必要があります。
バレずに二重を広げたい場合は、施術の種類やダウンタイムの過ごし方を工夫することが重要です。
まとめ
この記事では、「二重幅を広げる方法」を解説しました。
二重幅が狭くなる原因として、目元のむくみや加齢、摩擦などがあり、一時的に自力で広げる方法として二重のりの活用が挙げられます。
一方、美容整形では埋没法や切開法、眉下切開と脂肪切除などがあり、それぞれのメリット・デメリットを理解することが大切です。
また、注意点として、自分に合った二重幅を選ぶことや、医師・クリニックの選定も重要になります。
この記事を参考に、理想の二重幅を実現する方法を見つけましょう。