目元の印象は顔全体の印象を大きく左右します。特に、瞼のたるみや二重ラインの形に悩む方にとって、眉下切開や二重切開は効果的な解決策です。
そんな眉下切開と二重切開ですが、それぞれ異なる目的や特徴を持つ施術のため、「どちらを選ぶべばいいの?」「どちらが自分に合っているのかわからない」と思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、眉下切開と二重切開について解説します。また、眉下切開と二重切開の違いや施術の順番、リスクも併せて紹介します。
この記事を読めば、眉下切開と二重切開について理解することができるので、どちらにしようかと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
眉下切開とは?
眉下切開は、眉毛の下のラインに沿って皮膚を切除し、瞼のたるみを改善する施術です。加齢や遺伝的な要因で瞼が下がる方に効果的で、視界を広げたり、若々しい目元を作り出したりする目的で行われます。
眉下切開の特徴とメリット
眉下切開の大きな特徴は、自然な仕上がりと長期間持続する効果です。施術では眉下のラインに沿って切開するため、傷跡が眉毛に隠れやすく目立ちにくい点がメリットです。
当院では、皮膚を切除する際、傷跡直下の毛根を残せるよう斜めに切開(毛包斜切開法)し、傷跡から毛が生えるようにするため傷跡は目立ちにくいです。たるみを根本から解消できるため、視界が改善される実用的な効果も期待できます。
眉下切開は目元を大きく変えるのではなく、あくまで自然な若返りを求める方に適しているといえるでしょう。また、ダウンタイム中も周りからバレにくいため、お休みが長期的に取れない多忙な方にも人気があります。
施術後は目元のたるみが改善され、化粧のノリが良くなるため、美容面でも大きな効果を感じることができます。目元の印象を大きく変えたくないが、老けた印象を改善したい方には非常に適した方法です。
眉下切開のダウンタイム
眉下切開のダウンタイムは個人差がありますが、一般的に1〜2週間程度です。術後数日は腫れや内出血が見られることがありますが、適切なアイシングや医師の指示に従ったケアをすることで早期回復が期待できます。
通常、1週間後には抜糸を行い、その後はメイクでカバーできる状態になります。完全に仕上がりを実感するには3〜6ヶ月かかることがありますが、徐々に回復していくため、日常生活への支障は少なくなるでしょう。
腫れが気になる場合には、安静に過ごしつつ、規則正しい生活を心がけることが重要です。外出の予定がある場合は、スケジュールを調整して余裕を持つようにしましょう。
眉下切開のリスクや注意点
眉下切開には、以下のようなリスクがあります。
- 傷跡が残る
- 左右差が出る
- 腫れや内出血
- 仕上がりが期待と異なる
傷跡が完全に消えることはありませんが、適切なケアで目立たなくすることが可能です。また、デザインや技術が不十分だと、左右非対称になる場合があります。
術後には腫れや内出血が生じることが一般的で、完全に回復するまでに時間がかかる場合があります。
リスクを最小限に抑えるためには、信頼できるクリニックと経験豊富な医師を選ぶことが重要です。施術前には自分の希望や不安をしっかりと伝え、納得した上で施術を受けるようにしましょう。
二重切開とは?
二重切開は、瞼の一部を切開して余分な皮膚や脂肪を取り除き、二重のラインを形成する施術です。一重や奥二重を二重に変えたい方、埋没法では効果が持続しなかった方に適しています。
ここからは、二重切開の特徴とメリット、ダウンタイム・注意点について解説します。
二重切開の特徴とメリット
二重切開は、埋没法に比べて戻りにくく、たるみの根本的解決ができる点が最大の特徴です。切開することで脂肪や余分な皮膚を取り除けるため、すっきりとした目元を作れます。
自分の希望する二重ラインを正確にデザインできるため、理想の目元を実現しやすい施術です。特に、厚い瞼やたるみが気になる方でも、自然な二重瞼を手に入れられます。
二重切開は瞼の状態に応じて幅広い調整が可能で、目元全体の印象を変えられる点もメリットです。このため、目の形や瞼の状態に合わせて施術が受けられるのが、大きな魅力となっています。
二重切開のダウンタイム
二重切開のダウンタイムは、約1〜2週間程度です。術後は腫れや赤みが生じることが一般的で、完全に落ち着くまでには3〜6ヶ月かかる場合があります。術後1週間で抜糸を行い、その後はメイクでカバーできる状態になることが多いです。
腫れが気になる場合は、適切なアイシングや安静を保つことで腫れが早く引くことがあります。また、腫れや内出血が気になる場合は、バランスの良い食事を心がけ、十分な睡眠をとることで、体の回復を早められる可能性が高まります。
術後の経過には個人差があるため、焦らずに回復を待つことが大切です。
二重切開のリスクや注意点
二重切開には以下のようなリスクがあります。
- 腫れや内出血
- 傷跡が残る
- ラインが不自然になる
- 左右差が出る可能性
腫れや内出血は個人差がありますが、術後1週間程度は続くことがあります。傷跡は徐々に目立たなくなりますが、完全には消えません。
また、デザインが適切でない場合、仕上がりに違和感を覚えることがあるでしょう。手術後に、左右の仕上がりに微妙な差が出る場合もあります。
術後のケアやアフターフォローが重要なため、信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。施術前には医師とのカウンセリングで希望をしっかりと伝えることで、リスクを最小限に抑えられます。
e:Top clinicでは、眼瞼下垂の症状がある方にも二重切開と合わせて目の開きの機能改善を行うことも可能です。お客様の目の状態によって二重切開のみもしくは、眼瞼下垂術が追加で必要な場合がございますので、まずはカウンセリングにてご相談ください。
眉下切開と二重切開の違い
料金(自由診療)眉下切開 ¥480,000(税込)+脂肪切除 ¥150,000(税込)+別途麻酔代¥55,000(税込)
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。
二重切開+眼瞼下垂術
料金(自由診療)¥600,000(税込)+別途麻酔代¥110,000(税込)
リスク・副作用:腫れ・疼痛・痒み・むくみ・顔の雰囲気の変化・仕上がりに左右差などを生じることがあります。
眉下切開と二重切開は、施術の目的やアプローチが異なる美容整形です。眉下切開は上瞼のたるみを改善し、視界を広げたり目元を若々しくしたりするための施術といえます。一方で、二重切開は一重や奥二重の方が理想的な二重ラインを作るための施術です。
眉下切開は加齢によるたるみに効果があり、視覚的な改善も目的としていますが、二重切開は目元のデザインを重視し、一重を二重にしたり、二重幅を広げたりすることができます。それぞれの施術が解決する問題や適応するケースが異なるため、自分の目元の悩みに応じて選択する必要があります。
眉下切開と二重切開は同時に施術が可能?
料金(自由診療)眉下切開¥480,000(税込)眼瞼下垂 ¥600,000(税込)+別途麻酔代¥110,000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
眉下切開と二重切開は基本的に単独で行うケースがほとんどです。2つの施術が必要になるケースの例ですと、二重切開や眼瞼下垂術を行った場合、まぶたの開きが良くなるため、今まで目を開けるために使っていた額の筋肉などが弱まり、まぶたがたるんでくるケースがあります。
その場合には、上まぶたのたるみを改善するために眉下切開を追加で行うことがあります。
眉下切開と二重切開で迷った場合の順番は?
眉下切開と二重切開のどちらを先にするべきか迷う場合は、まず自分の目元の悩みの優先順位を考えることが重要です。二重切開では上瞼のたるみを大幅に改善することは難しいため、たるみが気になる場合は眉下切開を先にすることが一般的です。
眉下切開で上瞼の余分な皮膚を取り除いた後に二重切開をすると、二重ラインがより綺麗に仕上がるでしょう。
一方で、目元全体の印象を変えたい場合は、二重切開を先に行い、その結果を踏まえて眉下切開を検討する方法もあります。最適な順番は個々の目元の状態や理想の仕上がりにより異なるため、信頼できる医師との十分な相談をして決定することが大切です。
眉下切開と二重切開で迷った場合はどっちがおすすめ?
眉下切開と二重切開は、それぞれ異なる目的を持つ施術です。瞼のたるみが気になる場合は眉下切開が適しています。一方で、二重ラインをしっかり作りたい場合は二重切開が適しています。自分の目元の悩みに合わせて選択することが大切です。
ここからは、眉下切開がおすすめの人と二重切開がおすすめの人の特徴を紹介します。
眉下切開がおすすめの人
眉下切開がおすすめなのは、以下に当てはまる方です。
- 上瞼の重みを改善したい
- 上瞼のたるみを改善したい
- 目の印象を大きく変えずに二重幅を広くしたい
- 瞼の開きを改善したい、おでこのしわを改善したい
- 目元の印象を明るくしたい
眉下切開は、自然な若返りを目指す方に最適な施術です。加齢による瞼のたるみが気になる方や、目元の印象を明るくしたい方に適しています。また、おでこのしわを軽減したい方や、二重幅を広げつつ自然な仕上がりを求める方にも効果が期待できます。
さらに、眉下切開はメイクをしやすくしたい、視界を広げたいと考えている方にも適した施術です。眉下切開は目元の負担を軽減する、実用性の高い施術でもあります。
二重切開がおすすめの人
二重切開がおすすめなのは、以下に当てはまる方です。
- 二重にしたい
- 取れにくい二重瞼を作りたい
- 二重の幅を広げたい
- 目元の印象を明るくしたい
- 埋没では不自然になってしまうような二重幅を綺麗に作りたい
二重切開は、一重や奥二重の方が理想的な二重ラインを実現するための施術です。二重ラインを長期間維持したい方や、目元全体の印象を変えたい方におすすめです。また、瞼の脂肪が多い方や、埋没法では満足のいく結果が得られなかった方にも適しています。
二重の幅を調整しつつ目元を明るくしたい場合や、目元の左右差を整えたい方にも効果的な方法です。自然な仕上がりと、高いデザイン性を求める方に適した方法といえます。
眉下切開と二重切開で迷った場合は医師に相談するのもおすすめ
どちらの施術を選ぶべきか迷う場合は、医師に相談することが最善の方法です。e:Top clinicでは、個々の目元の状態や希望に合わせた最適な施術を提案しています。専門医とのカウンセリングを通じて、納得のいく選択ができます。
眉下切開に関するよくある質問
眉下切開は、瞼のたるみを根本的に解消するために選ばれる施術ですが、多くの方が疑問を持っているでしょう。ここでは、眉下切開に関するよくある質問を紹介していきます。
眉下のたるみの原因は何ですか?
眉下のたるみは、主に加齢や皮膚の弾力低下が原因です。年齢とともにコラーゲンやエラスチンが減少することで、皮膚がたるみやすくなります。また、眼輪筋の緩みや脂肪の位置の変化も、たるみを引き起こす要因です。
また、日常的な紫外線の影響や表情の癖も、たるみの進行を加速させる可能性があります。これらの要因を改善するには、適切な施術やスキンケアが必要です。
眉下切開で二重になれますか?
眉下切開をすることでもともとの二重ラインが強調されることはありますが、完全に二重を形成するわけではありません。眉下切開は、主に上瞼のたるみを改善する目的で行われる施術です。
その結果、もともとの二重ラインが際立つ場合もありますが、理想的な二重ラインを形成したい場合は、二重切開法などの施術を併用することをおすすめします。施術の目的に応じて、適切な選択をすることが重要です。
眉下切開と二重切開法の違いはなんですか?
眉下切開と二重切開法は、施術の目的とアプローチが異なります。眉下切開は上瞼のたるみを改善し、視界を広げることを目的としています。一方、二重切開法は二重ラインを形成または修正するための施術です。
また、眉下切開は眉毛の下のラインを切開するのに対し、二重切開法は瞼のラインに沿って切開します。それぞれの施術が解決する問題が異なるため、目元の悩みに応じて選択することが重要です。
二重切開法についてよくある質問
二重切開法は、理想の二重ラインを形成するために多くの方が選ぶ施術ですが、不安や疑問を抱く方も少なくありません。ここでは、特によくある質問についてお答えします。
切開法で幅がせまくなることがありますか?
二重切開法では、デザイン次第で幅がせまくなる場合があります。ただし、これは施術前のカウンセリングで適切なラインを設定することで回避できます。信頼できる医師と十分に相談し、自分の理想の二重幅を伝えることが大切です。
また、術後の腫れが引くことで幅がせまく見えることがありますが、時間とともに自然な仕上がりになります。
以前に二重切開を受けていますが、眉下切開はできますか?
以前に二重切開を受けた方でも、眉下切開をすることは可能です。ただし、既存の傷跡や瞼の状態に応じて施術の計画が必要です。皮膚を切除する量が少ない場合には、追加のカウンセリングが重要になります。
適切な治療計画に基づいて施術を受けることで、目元の悩みを効果的に解消できます。医師と相談して、希望する仕上がりを共有することが大切です。
二重切開の継続期間はどのくらいですか?
二重切開法の効果は、約10年程度が目安です。施術で作られた二重ラインは、時間の経過とともに自然な形状を保ちます。ただし、加齢や皮膚の状態変化により、二重幅が狭くなったなどの変化が見られることもあるようです。
日常の生活習慣やスキンケアも、持続期間に影響を与える可能性があります。適切なケアとメンテナンスをすることで、長期間にわたって美しい仕上がりを維持することが可能です。
まとめ
この記事では、「眉下切開と二重切開はどっちがおすすめ?」について解説しました。
眉下切開と二重切開は、それぞれ異なる特徴を持つ施術で、目元の悩みに応じた選択が必要です。眉下切開は瞼のたるみ改善に適し、二重切開は理想的な二重ラインを形成するのに効果的です。
どちらも効果を長期間維持できる施術ですが、適切な施術の順番やリスクへの理解が重要といえます。この記事を参考に、自分に合った施術を選び、理想の目元を目指しましょう。