二重が三重になるのは何が原因?考えられる原因や治し方などを解説

2025.03.09

監修医師プロフィール

増田えりか
院長

増田 えりか

Erika Masuda
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360度美人を目指して

全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

経歴

2013日本大学 医学部 卒業
2015昭和大学病院 形成外科
2016今給黎総合病院 形成外科
2017千葉こども病院 形成外科
2018湘南美容クリニック 秋葉原院
2020湘南美容クリニック 高田馬場院 院長
2021イートップクリニック 開設 院長就任

二重が三重になると、目元の印象が変わり、不自然に見えてしまうことがあります。

そんな三重まぶたですが、「なぜ、突然三重になるの?」「元に戻せるの?」と思う方は多いのではないでしょうか。

三重まぶたは、むくみや眼精疲労・まぶたへの摩擦・加齢などが原因で起こることがあり、対策をすれば改善できる場合もあります

そこでこの記事では、「二重が三重になるのは何が原因?考えられる原因や治し方などを解説」します。

また、予防法や美容施術による改善方法も併せて紹介します。

この記事を読めば、「三重まぶたの原因と対処法」などを理解できるので、「目元の印象を整えたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

三重まぶたとは

二重のラインがくっきりと出るはずなのに、複数のしわが重なり、三重まぶたになってしまうことがあります。

これはまぶたの皮膚がたるんだり、眼輪筋が衰えたりすることで起こる現象です。

三重まぶたになると目元の印象が変わり、老けた印象を与えたり、目の疲れが目立ったりすることがあります。

三重まぶたは一時的なものと慢性的なものに分けられ、一時的な場合はむくみや疲労が原因で発生しますが、慢性的な三重まぶたは皮膚のたるみや加齢による変化が関係していることが多いでしょう。

原因を正しく理解し、自分に合った対策をとることが重要です。

二重が三重になる原因

二重まぶたが三重になる現象は、さまざまな要因によって引き起こされます。

まぶたに余分な線が入ることで目元の印象が変わり、目が疲れて見えたり、老けた印象を与えたりするでしょう。

ここでは、二重が三重になる主な原因を解説します。

まぶたへの刺激や摩擦

まぶたを頻繁にこすると、皮膚に負担がかかり、三重まぶたの原因になることがあります。

特に、花粉症やアレルギーなどで目をこする癖があると、皮膚が伸びてたるみやすくなり、余分なしわが形成されることがあります。

また、クレンジング時に強くこすったり、まつ毛エクステの施術で刺激を受けたりすることも影響を及ぼす原因の1つです。

アイメイクを落とす際は、オイルやミルククレンジングでやさしくなじませ、こすらずにオフすることが大切です。

日常的に刺激を減らすことで、三重まぶたの予防につながります。

アイテープや二重のり

アイテープや二重のりは、二重を形成するために便利ですが、使用頻度が高いとまぶたに負担がかかります。

粘着力の強い製品を使用すると、皮膚が引っ張られてたるみやすくなり、結果として三重まぶたができる原因になるでしょう。

アイテープや二重のりを長時間の使用したり、毎日使い続けたりすることで皮膚の弾力が失われ、二重のラインが不安定になってしまいます。

二重のりを使用する際は負担の少ないタイプを選び、夜はしっかりとケアをしてまぶたの負担を軽減することが大切です。

まぶたのむくみ

まぶたのむくみによって一時的に二重のラインが崩れ、三重まぶたになることがあります。

むくみの原因としては、塩分の摂りすぎや睡眠不足、アルコールの過剰摂取などです。

また、血行不良によってリンパの流れが滞ることでも、まぶたが腫れぼったくなり、二重のラインがくっきりしにくくなったりすることがあります。

むくみを予防するためには、適度な水分補給や塩分を控えた食事、目元のマッサージなどを習慣にすることが効果的です。

加齢

加齢によってまぶたの皮膚がたるむと、二重のラインが不安定になり、三重まぶたができやすくなります。

特に、まぶたの筋力が低下すると皮膚を支えきれなくなり、余分なしわができることがあるでしょう。

また、目の上の脂肪が減少することでくぼみが生じ、三重まぶたの原因になります。

加齢による影響を軽減するためには、目元の保湿ケアやマッサージをして、皮膚のハリを保つことが大切です。

眼精疲労

長時間のスマホやパソコン作業によって眼精疲労が蓄積すると、まぶたの筋肉が緊張し、三重まぶたの原因になります。

目を酷使することで血行が悪くなり、むくみが生じることがあります。

さらに、目を細める癖がつくと、まぶたの形が変わりやすく、二重のラインが乱れることもあるでしょう。

眼精疲労を防ぐためには、1時間ごとに休憩を取り、遠くを見たり、目を温めたりするなどのケアが効果的です。

眼瞼下垂

眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉の機能が低下し、上まぶたが下がってくる状態のことです。

これにより、二重のラインがくっきりとしなくなり、三重まぶたになることがあります。

先天的な眼瞼下垂もありますが、加齢やハードコンタクトレンズの長期使用によって後天的に発症するケースも多いようです。

眼瞼下垂が進行すると、視界が狭くなり、無意識に額の筋肉を使ってまぶたを持ち上げるため、頭痛や肩こりの原因にもなります。

症状が気になる場合は、眼科や美容クリニックで相談し、適切な治療を受けることが重要です。

二重整形によるもの

二重整形後に三重まぶたになる原因として挙げられるのは、埋没法の糸が緩んでしまうケースです。

埋没法は糸で二重を作る施術ですが、時間が経つにつれてラインが不安定になり、余計なしわができることがあります。

また、切開法で二重を作った場合でも、皮膚のたるみや腫れが原因で三重まぶたになることがあります。

術後のケアを怠ると、まぶたの腫れが長引き、二重のラインが変化することがあるため、アフターケアをしっかりとすることが大切です。

違和感がある場合は、施術を受けたクリニックに相談すると良いでしょう。

二重が三重になったときの治し方

三重まぶたは一時的な原因によって発生することが多く、生活習慣の見直しや適切なケアをすることで改善できる場合があります。

ただし、根本的な原因を解決しないと繰り返し発生する可能性があるため、対処法を試しても改善しない場合は専門医に相談することが重要です。

ここでは、二重が三重になったときの治し方を紹介します。

目元を温めて血行を促す

目元の血行不良はまぶたのむくみを引き起こし、二重のラインを崩れさせ、三重まぶたの原因となります。

特に、長時間のスマホやパソコンの使用、寝不足などが影響して血流が滞り、むくみが悪化することが原因です。

ホットタオルや温感アイマスクを活用し、5〜10分ほど目元を温めることで血流を促進し、むくみを軽減できます。

メイクで隠す

三重まぶたが目立つ場合は、アイメイクを工夫してカバーする方法もあります。

アイシャドウをグラデーションにすると自然な陰影ができ、三重のラインが目立ちにくくなります。

特に、薄めのベージュやブラウン系のアイシャドウを使うと、目元に自然な奥行きを与えられるでしょう。

また、二重のりやアイテープで二重のラインを整えるのも効果的ですが、強い粘着力のものを使い続けると、まぶたの皮膚に負担がかかり、かえってたるみを引き起こすことがあります。

そのため、使用後は目元をしっかり保湿し、肌のダメージを最小限に抑えるケアをすることが大切です。

二重が三重になるのを予防する方法


二重が三重になるのを防ぐためには、日頃のケアや生活習慣が重要です。

まぶたへの負担を減らし、皮膚のハリを保つことで、三重まぶたのリスクを軽減できます。

ここでは、二重が三重になるのを予防する具体的な方法を解説します。

まぶたのスキンケア

まぶたの皮膚は非常に薄くデリケートなため、適切なスキンケアをすることで三重まぶたの予防につながります。

特に、目元の乾燥は皮膚のハリや弾力を低下させ、二重のラインが崩れる原因になるため、しっかりと保湿することが大切です。

アイクリームや目元専用の保湿美容液を使用し、やさしくなじませることで、肌の水分バランスを整え、たるみを防ぎましょう。

また、紫外線は肌の老化を加速させるため、日中は日焼け止めやUVカット機能のあるアイクリームを活用し、紫外線対策を徹底することも重要です。

まぶたに刺激や摩擦を与えすぎない

まぶたの皮膚は薄いため、強い摩擦を加えるとたるみやしわができやすくなり、三重まぶたの原因になります。

特に、クレンジングや洗顔の際にゴシゴシとこすってしまうと、皮膚が伸びてしまい、二重のラインが崩れることがあります。

メイクを落とすときは、オイルやミルク、ジェルタイプのクレンジングを使用し、コットンでやさしく拭き取るのが理想的です。

また、過度なマッサージも皮膚に負担をかけるため、力を入れすぎず、やさしく指でなじませる程度に留めましょう。

アイテープの長期使用は控える

アイテープや二重のりを長期間使用すると、まぶたの皮膚が伸びてしまい、二重のラインが不安定になることがあります。

特に、毎日使用することで皮膚に負担がかかり、たるみが進行し、三重まぶたになりやすくなります。

アイテープを使用する場合は、できるだけ長時間の使用を避け、就寝前にしっかりオフすることが重要です。

また、接着剤を使用するタイプは肌への刺激が強いため、負担の少ないファイバータイプやメッシュタイプを選ぶと、まぶたへの影響を最小限に抑えられます。

規則正しい生活を心がける

生活習慣の乱れも、まぶたのたるみやむくみを引き起こし、三重まぶたの原因になります。

睡眠不足や栄養バランスの偏り、ストレスは血行不良を招き、目元のハリを失わせる要因となります。

適度な運動を取り入れ、血流を促進することで、目元のむくみを軽減しましょう。

また、ビタミンCやコラーゲンを多く含む食品を意識的に摂取することで、肌の弾力を保ち、まぶたのたるみを防げます。

睡眠も重要な要素の1つで、最低でも6〜8時間の質の高い睡眠を確保することで、肌の再生がスムーズにされます

二重が三重になるのを防ぎたいなら美容整形がおすすめ

二重が三重になる原因には、加齢や眼精疲労、まぶたのむくみ、眼瞼下垂などさまざまな要因が関係しています。

セルフケアで改善できる場合もありますが、根本的に解消するためには美容整形が有効な手段の1つです。

ここでは、二重が三重になった際におすすめの美容施術を詳しく解説します。

埋没法


施術名:眉下リフト(眉下切開)+ 脂肪切除+埋没法

副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

料金:¥830,000+別途麻酔 ¥33,000(税込)

埋没法は、細い糸を使って二重ラインを固定する施術です。

メスを使わず、比較的短時間で施術が完了するため、ダウンタイムも少なく人気の方法です。

三重まぶたの原因がまぶたのたるみや眼精疲労によるものであれば、埋没法で二重ラインを安定できるでしょう。

また、糸のかけ方によって二重幅を調整することも可能です。

ただし、まぶたの皮膚が厚い場合や加齢による皮膚のたるみが進行している場合は、効果が持続しにくいことがあります。

そのため、医師と相談しながら適切な方法を選ぶことが重要です。

>>e:Top clinicの埋没法はこちら

切開法

切開法は、まぶたを切開して二重ラインを作る施術です。

埋没法よりも長期半的な効果が期待でき、まぶたの皮膚が厚い方や加齢によるたるみがある方に向いています。

三重まぶたの原因が皮膚のたるみによるものであれば、切開法で余分な皮膚を取り除くことで二重ラインを整えられます。

ダウンタイムは長めですが、仕上がりが安定しやすく、希望の二重ラインを持続しやすいのが特徴です。

施術後の腫れが落ち着くまでには1~2週間、傷の赤みなどの改善には3~6ヶ月ほどかかるため、施術を検討する際はスケジュール調整も考慮しましょう。

また三重の原因が、まぶたのたるみによるものの場合、増田院長のオリジナル術式である「ぱちキワ」で改善することも可能です。

施術名 ぱちキワ®(上瞼たるみ取り)

リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

料金(自由診療)¥330,000(税込)+麻酔代¥55,000~¥110,000(税込)

>>e:Top clinicのぱちキワはこちら

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、まぶたにヒアルロン酸を注入してボリュームを持たせることで、二重ラインを調整する方法です。

三重まぶたの原因がくぼみや皮膚の薄さによるものであれば、ヒアルロン酸の注入によってまぶたのボリュームを増やし、二重ラインを整えられます。

切開や糸を使う施術と比べてダウンタイムが短く、比較的手軽に受けられる点がメリットです。

ただし、ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されるため、効果を持続させるには定期的な注入が必要になります。

>>e:Top clinicのヒアルロン酸注入はこちら

偽性眼瞼下垂の治療


施術名:眼瞼下垂二重+術前眉アートメイク+眉下リフト

副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違

料金:¥1,080,000(別途麻酔代 ¥55,000(税込)

偽性眼瞼下垂とは、まぶたのたるみによって目の開きが悪くなり、まぶたが重く感じる状態のことを指します。

三重まぶたの原因が偽性眼瞼下垂によるものであれば、眉下切開などの治療が必要となるでしょう。

眉下切開は目元や目尻側のたるみを改善する美容整形です。

どの治療が適しているかは、まぶたの状態や原因によって異なるため、専門医の診察を受けることが大切です。

>>e:Top clinicの眉下切開はこちら

二重が三重になることに関するよくある質問

まぶたの状態は日々変化するため、二重が三重になることに悩んでいる人も多いでしょう。

「片目だけ三重まぶたが治らない」「自力で治せる方法はあるのか」「朝起きるとまぶたの状態が違うのはなぜか」といった疑問を持つ人もいるかもしれません。

最後に、二重が三重になることに関するよくある質問を詳しく解説します。

片目だけが三重から治らないのは何が原因ですか?

片目だけが三重になってしまい、なかなか元に戻らない場合、いくつかの要因が考えられます。

まず、まぶたのむくみや皮膚のたるみによる影響です。

まぶたの脂肪が減少したり、加齢による皮膚のたるみが進んだり、筋肉が緩む眼瞼下垂が進行すると、自然な二重のラインが崩れやすくなります。

また、二重のりやアイテープなどを長期間使用していると、まぶたに負担がかかり、元の状態に戻りにくくなることもあります。

眼精疲労や寝る姿勢によって、片方の目にだけ圧力がかかることも影響を与える要因の1つです。

片目だけが三重になった場合は、まずはむくみや疲れを解消することが大切です。

それでも改善されない場合は、皮膚のたるみや、眼瞼下垂による影響も考えられるので専門医に相談して適切な対策を検討すると良いでしょう。

二重が三重になるのを自力で治す方法がありますか?

二重が三重になった際に、自力で治せる方法はいくつかあります。

まず、まぶたの血行を促進するために、蒸しタオルを目元に当てて温める方法が有効です。

温めることでむくみが解消され、元の二重ラインが戻ることがあります。

十分な睡眠をとり、目の疲れを防ぐことも重要です。

ただし、無理にまぶたをこすったり、二重のりやアイテープを頻繁に使用したりすると、かえってまぶたに負担をかけてしまうため注意しましょう。

自力での改善が難しい場合は、美容クリニックで相談するのも1つの方法です。

朝起きると普段のまぶたの状態と変わっているのはなぜですか?

朝起きたときに、まぶたの状態が普段と異なることは珍しくありません。

原因の1つとして、寝ている間の体勢や水分バランスの変化が挙げられます。

横向きやうつ伏せで寝ると、片方のまぶたに圧力がかかり、むくみやラインの変化が生じることがあります。

また、塩分の多い食事を摂取した翌日は、体内の水分バランスが崩れやすく、まぶたがむくんで二重の幅が変化することもあるでしょう。

さらに、目の疲れや乾燥によってまぶたの筋肉がこわばり、二重のラインが乱れることも原因の1つです。

朝のまぶたの状態が気になる場合は、就寝前に目元を軽くマッサージしたり、塩分を控えた食事を心がけると良いでしょう。

まとめ


この記事では、二重が三重になる原因と対策などを解説しました。

二重が三重になる原因として、まぶたへの刺激や摩擦・二重のりの使用・むくみ・加齢・眼精疲労・眼瞼下垂などが考えられます。

一時的な対処法として目元を温め血行を促進する方法があります。

予防には、スキンケアや生活習慣の見直しが重要です。

根本的に解消するなら、美容整形も選択肢の1つです。

この記事を参考に、二重が三重にならないよう適切なケアをして、美しいまぶたを保ちましょう。

  • 増田えりか

    院長

    増田 えりか
    Erika Masuda

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    全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
    目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
    赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

    経歴

    • 2013

      日本大学

      医学部

      卒業

    • 2015

      昭和大学病院

      形成外科

    • 2016

      今給黎総合病院

      形成外科

    • 2017

      千葉こども病院

      形成外科

    • 2018

      湘南美容クリニック

      秋葉原院

    • 2020

      湘南美容クリニック

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