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目の下のシワには種類がある?原因と対策は?

2022.08.24

ふと鏡を見た際、目の下にシワを発見してしまったら、ショックを受けるのは自然なことです。しかしかといって、どうすれば良いのかわからないという場合も多いはずです。

本記事では目の下のシワの種類や原因、対策について解説します。シワができたからといって、二度と元に戻せないと悲観することはありません。目の下のシワについて知識を深め、元のハリのある目元に戻す参考にしてください。

目の下のシワは1種類ではない?


ひとくちに目の下のシワと言いますが、シワには種類があります。そのためまずは、自分が悩んでいるのがどのシワなのかを判断する必要があります。代表的なものは以下の通りです。

【目の下にできるシワの種類】

  • 小じわ
  • 表情じわ
  • たるみ
  • くぼみ

乾燥から生まれる小じわ

小じわはシワの中でも浅いものであり、ケアも比較的簡単です。一方で比較的発生しやすいシワでもあり、ケアを怠るとすぐに出てくることもあります。

また、本記事では特に目の下および周辺の小じわについて解説しますが、目の周辺に限らず口元などに出る場合もあります。

加齢に伴う表情じわ

表情じわは文字通り表情を動かす際のクセによってできるしわです。小じわと違って比較的深いしわであり、一度発生すると戻すのには時間がかかります。

脂肪や皮膚のたるみ

目の下の脂肪が膨らんできたり、皮膚が伸びてたるんできたりといったたるみが発生すると、それに伴ってたるみ部分との境目にシワができます。

ただしこの場合、シワはあくまで結果的に発生する副産物であって、主な問題としてはシワではなくたるみになります。

脂肪が不足して生まれるくぼみ

目元の脂肪が不足してくぼむことでもシワが発生します。この場合も皮膚などのたるみと同じく、シワは副産物のようなもので、本当の問題はくぼみにあるといえます。くぼみを解決しなければシワは消えません。

【参考】シワではないものの…目の下のクマについて

目の下には、シワ以外にもクマが発生することがあります。しかし中でも黒クマと呼ばれるクマは、実は皮膚や脂肪のたるみの影がクマのように見える現象を指しているため、シワの一種と捉えることもできるのです。

青クマ・茶クマと呼ばれるクマは、皮膚の薄さや色などに問題があり、結果として目下部分の肌が変色している状態を指します。シワではありませんので、区別が必要です。

目の下のシワにはさまざまな原因が

目の下のシワには種類がありますが、原因もそれぞれさまざまです。シワごとに原因が異なっている場合もあれば、同じ原因から別々のシワが生じる場合もあります。重要なのは、自分に当てはまっている原因はどれなのかということです。

加齢

加齢によって目の下にシワができる場合があります。具体的には、表情じわと脂肪・皮膚のたるみ、くぼみを発生させる可能性があります。

表情じわは同じ表情を何度も取ることで、同じ部分に同じしわが何度も発生することでできてしまいます。ただし若いうちは肌にハリがあるため、一時的に顔にシワがよってもすぐに元に戻るのです。加齢に伴って肌が硬くなってくると、ついたクセが戻りづらくなりシワとなります。

また、加齢によって脂肪や皮膚をキープする筋力が衰えると、たるみの原因にもなります。逆に加齢によって過度に皮下脂肪が落ちていった場合、くぼみという形となって表れ結果的にシワに繋がります。

皮膚の乾燥

皮膚の乾燥は小じわや表情じわの原因となります。若いうちは肌にハリがあるため、シワが生じない状態が一般的ですが、皮膚が乾燥しているとハリは失われシワの原因になります。

シンプルな理由ではありますが生活習慣に関わる原因であり、乾燥していない状態をキープするのはやや難しいかもしれません。

疲労

疲労も目の下のシワの原因になり得ます。直接の原因ではないため、疲労とシワの繋がりがイメージしにくい人も居るかもしれませんが、疲労とシワの間には関連性があるのです。

極度に疲れている状態が続くと、血行が悪くなり肌のコンディションも悪化します。特に睡眠不足や深夜に起きている状態が続くと、肌からハリが失われ小じわの原因になります。

また、過度の疲労やダイエットは急激な体重の減少を招く場合も。すると目の下の皮下脂肪が不足し、くぼみの原因となってしまいます。

過度の刺激・表情のクセ

目の下の皮膚を引っ張るクセがある、同じ表情を取ることが多いという場合は、表情じわや皮膚のたるみを発生させる場合があります。シワに限らず、常に刺激を受け続けている状態は肌にあまり良いこととは言えないため、クセになっている人は習慣を変えてみましょう。

シワの種類別!セルフケア&美容整形治療

シワには種類があり、それぞれに原因があるため、治療法も異なります。自分のシワの種類と原因が確認出来たら、次は適切な治療法を知り対策を打ちましょう。

小じわ・浅いシワ

小じわの原因は肌の乾燥や疲労による場合が多いため、まずはセルフケアとしてストレス解消や皮膚の保湿を行いましょう。保湿用のアイテムを使用するのも効果的ですが、睡眠をしっかり取ったり目の周りをマッサージしたり、目の周りを温めるのも効果的です。

クリニックなどで行う施術としては、一般的にヒアルロン酸などの注射を用いて肌にハリを与える治療になります。

表情じわ・深いシワ

表情じわの原因は加齢であるため、セルフケアは困難です。表情のクセを作らないなどのケアは可能ですが、シワを作りたくないからと言って無表情のまま生活するというのも、現実的とは言えません。

表情じわの場合は保湿などのセルフケアも可能ですが、それよりもクリニックで注入治療などを行う方がおすすめです。治療の方法としてはボトックス注射やヒアルロン酸注射をおすすめされる場合が多いです。

目の下のたるみ

目の下のたるみは、原因によって対策が変わります。手で目の下を引っ張るクセがあるなどの場合は、まずそのクセを止めることから始めなければなりません。

一方、加齢から生じる脂肪のたるみなどの場合は、セルフケアでできることがほとんどありません。解決にはクリニックの力が必要となり、脂肪除去(脱脂)などでたるみを戻す必要があります。

目の下のくぼみ

くぼみはさまざまな原因で起こるため、対策も人によってさまざまです。くぼみは目の下の皮下脂肪が不足することで生じますが、原因が過度のダイエットなどである場合は、ダイエットを一時的に止めるなどして皮下脂肪を増やせば徐々に戻ります。

一方で皮下脂肪減少の原因が加齢であった場合、むやみに皮下脂肪を増やそうとしても難しいため、脂肪注入などの施術が必要となります。

まとめ

目の下のシワはさまざまな原因で起こるものであり、若いからあるいはやせているから発生しないなどというものではありません。もしも目の下にシワを見つけたら、慌てずにどんなシワで何が原因なのか知りましょう。その上で美容外科の力が借りたいという場合は、ぜひイートップクリニックにお越しください。

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  • 記事監修医師プロフィール

    院長/医師

    増田えりか

    2013年 日本大学 医学部 卒業
    2013年 東京臨海病院 内科、皮膚科、形成外科、救急科
    2015年 昭和大学病院 形成外科
    2016年 今給黎総合病院 形成外科
    2017年 千葉こども病院 形成外科
    2018年 湘南美容クリニック 秋葉原院
    2020年 湘南美容クリニック 高田馬場院 院長
    2021年 イートップクリニック 開設 院長就任

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