2025.09.30
2025年9月26日に虎ノ門ヒルズフォーラムで行われた第48回美容外科学会JSAPS総会では、内視鏡前額リフトと生え際切開前額リフトの効果の違いについて、当院で2022年9月〜2025年2月の間に手術を行った20〜30代の症例のうち、術後6ヶ月以上経過が追えている15症例をまとめて発表しました。
内視鏡症例では、術前のシミュレーションより術後に目の上の凹みが強くでる傾向にあり、特に眼瞼下垂のある症例ではその傾向が強いという結果になりました。
裏を返せば、厚ぼったい瞼に施術を行う際は、内視鏡前額リフトは切開式前額リフトに比べてよりスッキリ見せることができる手術ということです。目と眉が近く、瞼が厚く感じている若者に対しては、眉下リフトと脂肪切除を合わせるより効果が高く、将来を考えても、瞼の脂肪を減量しなくとも薄い瞼に変化できる、前額の下垂を抑えられるため良い方法と考察しました。
眉下リフトを2,000件以上こなしている私にとっては、目と眉が近い若者の症例に眉下リフトと脂肪切除を行ったが眉毛が下垂してしまい、満足いく結果が得られない症例を多々経験しているため、今後も内視鏡による前額リフトの有用性を広めていきたいと思います。