眉下切開は、上まぶたの余分な皮膚を取り除き、自然な印象の目元に整える美容整形です。
加齢や目元のコンプレックスに悩む方に人気があり、見た目の若返りや目元の印象改善を目的に選ばれることが多くあります。
そんな眉下切開について、「自分に向いているのか分からない」「他の施術とどう違うの?」と思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、どんな人が眉下切開に向いているのかを解説します。
また、施術のメリット・デメリットや注意点、よくある質問も併せて紹介します。
この記事を読めば、自分に眉下切開が適しているかどうかを理解できるので、後悔しない施術を選びたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
眉下切開が向いている人の特徴
はじめに、眉下切開が向いている人の特徴を紹介します。
加齢によってまぶたのたるみがある人
年齢とともに皮膚のハリや筋肉の弾力が低下すると、まぶたが下がってきて視界が狭く感じることがあります。
アイシャドウがよれたり、二重の線が隠れてしまったりと、見た目の変化に悩まされる方も多いでしょう。
上まぶたの皮膚がたるむと、老けた印象や疲れて見える原因にもなり得ます。
眉下切開は、加齢によるたるみを自然に引き上げ、若々しい印象を取り戻したい方におすすめの施術です。
まぶたが重く眠そうだといわれる人
まぶたのたるみが進行すると、目が開きにくくなり、常に眠そうな印象を与えてしまうことがあります。
「疲れてる?」「機嫌が悪いの?」と聞かれたことがある方もいるでしょう。
これは、たるんだまぶたが瞳の一部を覆ってしまうために起こります。
眉下切開によってまぶたの重みが軽減されると、目がぱっちりと開きやすくなり、明るく活き活きとした印象を取り戻すことが可能です。
また、まぶたを持ち上げるために無意識に行っていた眉毛を上げる癖もなくなり、額のしわの改善にもつながる可能性があります。
二重の幅が狭くなってきた人
若いころはくっきりとした二重だったのに、年齢とともに二重の幅が狭くなってきたと感じる方もいるのではないでしょうか。
これは、まぶたのたるみが原因で、二重のラインが覆い隠されてしまうために起こります。
埋没法などの二重整形を受けていた場合でも、たるみによってラインが弱くなったり、消失したりすることがあります。
眉下切開は余分な皮膚を切除し、引き上げることで、本来の二重ラインを再び見せやすくする効果が期待できる施術法です。
また、たるみによって奥二重になってしまった方にもおすすめです。
目を開けると額のしわが気になる人
まぶたがたるんでくると、無意識のうちにまぶたを持ち上げようとして眉毛を上に引き上げる癖がつくことがあります。
この動作が繰り返されることで、額に深い横じわが刻まれてしまうことがあります。
額のしわは、年齢を感じさせる大きな要因の1つです。
眉下切開は、まぶたの開きを改善することで、額の筋肉を使わずに目を開けられるようになり、しわの予防にもつながります。
ただし、眉下切開後も眉や額を上げる癖が改善されない場合には、ボトックス注射を併用することをおすすめしています。
まぶたのたるみで目尻が下がっている人
鏡を見たときに、目尻が下がってきたと感じる方は、まぶたの外側の皮膚がたるんでいる可能性があります。
目尻が下がると、目の形が三角形のように見えたり、老けた印象を与えてしまうことがあります。
特に、加齢によって生じる外側のたるみは、放置すると見た目年齢を上げてしまう要因になる可能性もあるでしょう。
眉下切開は、目尻側が特にしっかり引き上げられるため、三角目の改善と目元の印象改善に効果的です。
そもそも眉下切開とは
料金(自由診療)眉下リフト¥480,000(税込)+脂肪切除+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
眉下切開とは、上まぶたのたるみを改善する美容整形手術の1つです。
眉毛のすぐ下に沿って皮膚を切開し、余分な皮膚や脂肪を除去して縫合します。
ナチュラルな仕上がりになるのが特徴です。
ここでは、眉下切開とは何か、他の美容施術との違いを紹介します。
眉下切開の特徴
眉下切開は、眉毛のすぐ下を切開して上まぶたの余剰皮膚を取り除くことで、目元の若返りを実現する施術です。
二重ラインを作る手術ではないため、もともとの二重を活かしながら、視界の改善や顔全体の印象アップが期待できます。
切開部位が眉下であるため、傷跡が眉毛に隠れて目立ちにくいのも魅力です。
加齢による上まぶたのたるみや目元の重さが気になる方に適しており、ナチュラル志向の方からも人気を集めています。
眼瞼下垂手術との違い
眉下切開と眼瞼下垂手術は、どちらもまぶたのたるみを改善する手術ですが、目的とアプローチが異なります。
眼瞼下垂の手術は、まぶたをしっかり開けるようにする「機能改善のための手術」であり、車に例えるとエンジンの修理にあたります。
目の開きを改善することで視界が広がり、まぶたの機能が向上します。
また、自由診療で手術を行う場合には、黒目を大きく見せたり、二重の幅を調整したりと、見た目の改善も同時に行うことが可能です。
一方、眉下切開は、まぶたの余分なたるみを除去してすっきりとした目元に整える「見た目の手術」であり、車のボディの修理に相当します。
このように、眼瞼下垂手術で“エンジン(機能)”を整え、眉下切開で“ボディ(見た目)”を仕上げることで、目元全体のバランスを整えることができ、より自然で美しい仕上がりを目指すことが可能です。
全切開との違い
全切開法は、まぶたの中央にメスを入れて二重ラインを形成する方法で、まぶたの厚みや形状を大きく変えることが可能です。
デザインの自由度は高い反面、ダウンタイムが長く、傷跡も目立ちやすい傾向にあります。
眉下切開はまぶたの自然なラインを崩さず、たるみだけを取り除くため、あくまでもナチュラルな変化を求める方に向いています。
二重のりでも二重にならないようなまぶたの方には全切開、ナチュラルに若返りたい人には眉下切開が適しているといえるでしょう。
眉下切開のメリット
料金(自由診療)眼瞼下垂 ¥600,000(税込)+当院眼瞼下垂後の眉下リフト¥430,000(税込)+術前眉アートメイク¥160,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
眉下切開は、まぶたのたるみによる老け顔や目元の重たさを改善し、見た目の若々しさを取り戻せる施術です。
さらに、見た目だけでなく、機能的なメリットも多く、目元の印象を変えたい方にとって非常に魅力的な方法です。
ここでは、眉下切開のメリットを紹介します。
傷跡が目立ちにくい
眉下切開の大きなメリットは、術後の傷跡が目立ちにくい点です。
切開ラインが眉毛の下に沿っているため、傷後が眉毛の陰に隠れやすく、自然な仕上がりになります。
施術から数ヶ月経過すると、傷跡は肌の色となじみ、ほとんど分からなくなります。
増田院長の眉下切開の場合、3日目以降からパウダーアイブロウメイクでカバーすることも可能なので、日常生活でも支障を感じにくいでしょう。(傷跡部分へのペンシルアイブロウの使用は、赤みが引いた2ヶ月~3ヶ月後以降にしてください。)
見た目の自然さを重視したい方にとって、非常に安心できる施術といえます。
目の開きが改善される
上まぶたの皮膚がたるむと、視界が狭くなり、目の開きも悪くなります。
その結果、疲れていたり、眠そうな印象を周囲に与えたりすることもあるでしょう。
眉下切開は眉下の余分な皮膚を取り除くことで、目の開きが改善されるため、よりはっきりとした目元になります。
見た目の若返りだけでなく、目が開けやすくなることで、視界が広がるといった機能面での変化も実感できるのが特徴です。
目元の重だるさが気になる方に、適した施術です。
二重幅が広がりスッキリした目元になる
眉下切開は、まぶたの余分な皮膚を取り除き、目の開きが改善されるため、よりはっきりとした目元を手に入れられます。
見た目の若返りだけでなく、目が開けやすくなることで、視界が広がるといった機能面での変化も実感できるのが特徴です。
目元の重だるさが気になる方に適した施術です。
料金(自由診療)眉下切開 ¥480,000(税込)+脂肪切除 ¥150,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
額のしわが軽減できる
まぶたのたるみが進行すると、目を開く際に眉を無意識に持ち上げるようになり、その動きが原因で額に深い横じわが刻まれるようになります。
眉下切開でまぶたの余分な皮膚を取り除けば、目を自然に開けられるようになり、額の筋肉を使う必要が減少します。
その結果、表情ジワが軽減される効果が期待できるでしょう。
額のしわが気になってボトックスを繰り返している方にとっても、根本的な改善手段として有効です。
ただし、手術後も眉を上げる癖がある場合には、ボトックス注射を併用することをおすすめいたします。
頭痛や肩こりが緩和する
たるんだまぶたを無意識に引き上げようと、眉を上げる癖がついてしまうと、額や頭部の筋肉が常に緊張状態になります。
その結果、慢性的な肩こりや緊張性頭痛に悩まされる方も少なくありません。
眉下切開によってまぶたが軽くなり、目を開ける動作が自然になることで首や肩の負担が減り、筋肉の緊張が緩和されます。
美容目的だけでなく、眉下切開は身体的不調の改善を目的とする方にも選ばれている施術です。
眉下切開の注意点
眉下切開は理想の目元を実現する手術ですが、リスクや副作用、傷跡の残存など注意すべき点も存在します。
事前にメリットだけでなく、デメリットも理解しておくことが大切です。
ここでは、眉下切開の注意点を紹介します。
リスクや副作用がある
眉下切開はメスを使う外科的手術であるため、一定のリスクや副作用を伴います。
術後には腫れや内出血・赤み・一時的な違和感などが生じることがあり、まれに感染や傷の開きといったトラブルも起こりえます。
また、左右差が気になるケースや、まぶたが引きつるような感覚が続く場合もあるでしょう。
これらを避けるためには、術後のアフターケアを徹底したり、症状がある場合は早めに医師に相談したりすることが大切です。
信頼できる医師選びも、成功の鍵となります。
傷跡が残ることがある
眉下切開は眉毛の下のラインに沿って皮膚を切開するため、個人差はあるものの、傷跡が完全に消えることはまれです。
特に、体質的にケロイドや肥厚性瘢痕になりやすい方は、傷跡が目立ちやすくなる可能性が高いでしょう。
通常は、眉毛の生え際の傷は自然になじみますが、術後の紫外線対策や保湿、こすらないことなど、セルフケアの有無によって目立ち方に差が出ます。
必要に応じてアートメイクやレーザー治療でのフォローも検討しましょう。
ただし、眉下切開後は傷跡にインクがうまく入らないことがあるため、当院では手術前のアートメイクをおすすめしております。
元の状態には戻せない
眉下切開は、まぶたの余分な皮膚を物理的に取り除く施術であるため、一度切除した皮膚を元の状態に戻すことはできません。
術後に「もっと切っておけばよかった」「思っていた仕上がりと違う」と後悔しても、再手術による修正には限界があります。
そのため、事前のカウンセリングで医師と仕上がりイメージをしっかりすり合わせることが重要です。
また、信頼できるクリニックを選び、切除量やラインのデザインを慎重に検討しましょう。
眉下切開に関するよくある質問
眉下切開は切開を伴う手術のため、気になる点や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、実際に多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
眉下切開はやめたほうがいいといわれる理由は何ですか?
眉下切開は比較的リスクの少ない施術ですが、「やめたほうがいい」といわれる理由には、傷跡の残存リスクや、デザインが思い通りにならなかった際の修正の難しさがあります。
また、未熟な医師による施術では左右差や眉の位置が不自然になるケースもあります。
ほかにも、体質によっては赤みや色素沈着が長引く場合もあり、不安を感じる人がいるのも事実です。
適切な施術を受ければ満足度は高いため、信頼できるクリニック選びが重要です。
眉下切開を後悔しないための注意点はありますか?
眉下切開で後悔しないためには、事前の準備と医師との綿密なカウンセリングが不可欠です。
仕上がりのイメージを共有し、希望の目元に近づけるよう、具体的な写真やデザインの相談をしましょう。
また、術後のダウンタイムや腫れ・赤みの経過、傷の治り方なども事前に理解しておくことが重要です。
口コミや症例写真も参考にしながら、眉下切開に関する正しい知識を持ち、信頼できるクリニックで施術を受けることが後悔を防ぐ近道です。
眉下切開をすると老後に影響はありますか?
眉下切開をしたからといって、直接的に老後に悪影響が出るわけではありません。
しかし、加齢により再びまぶたがたるんだ場合、同部位に再手術が必要になる可能性があります。
また、術後に除去した皮膚は元に戻らないため、過剰に皮膚を切除すると将来的に引きつれや不自然さが出る恐れもあります。
長期的な視点でナチュラルなデザインに仕上げることが、老後の美しさと安心感を保つための大切なポイントです。
眉下切開後にアートメイクをしても良いですか?
眉下切開後にアートメイクを受けることは可能ですが、施術タイミングには注意が必要です。
傷が完全に治癒しないうちに色素を入れてしまうと、色ムラが生じたり、感染リスクが高まったりする可能性があります。
通常は術後6カ月以降を目安に、医師の判断を仰いでから施術を受けると安心です。
e:Top clinicでは外科×アートメイクの専門知識を活かし、眉下切開前にアートメイクをすることをおすすめしています。
理由は、アートメイクを事前にすることで、眉毛が少ない方でもダウンタイム中の傷跡を目立ちにくくすることができるからです。
眉下切開とアートメイクの両方を検討している方は、施術の順番とタイミングを医師やアートメイクアーティストとしっかり相談し、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
まとめ
この記事では、眉下切開が向いている人やメリット、注意点などを解説しました。
眉下切開が適しているのは、加齢によるまぶたのたるみや二重幅の変化、額のしわが気になる人などです。
眉下切開で余分な皮膚を取り除くことで、自然な若返りや目の開き改善、二重幅の調整が期待できます。
傷跡が目立ちにくい、額のしわ軽減、頭痛や肩こり緩和もメリットです。
ただし、リスクや副作用、傷跡の可能性、元に戻せない点は注意が必要です。
この記事を参考に、眉下切開が自分の悩みに合った施術かどうかをじっくり見極めましょう。