額(おでこ)のシワや、まぶたの重み、眉毛の位置が加齢によって下がるなど、加齢に伴う目元周りの変化は多くの方にとって深刻な悩みとなります。これらの症状を根本的に改善する治療法として「前額リフト(額リフト)」が注目されていますが、非常に高度な解剖学的知識と技術を要する手術であるため、執刀医選びが結果を大きく左右します。
本記事では、前額リフトを検討されている方に向けて、信頼できる医師、いわゆる「名医」を見極めるための具体的なポイントや、手術の基礎知識、リスクについて詳しく解説します。大切なご自身のお顔を任せる医師選びの一助となれば幸いです。
症例(前額・こめかみリフト)
仕上がりのイメージを具体化するためには、実際の症例を確認することが大切です。e:Top clinic(イートップクリニック)では、前額リフト(額リフト)やこめかみリフトの執刀数が豊富で、症例写真もHPやSNSに多数掲載しております。

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前額リフトとは(適応と効果の範囲)
前額リフトとは、額(前頭部~生え際)の皮膚や筋肉を引き上げることで、下がった額・眉毛・まぶたのたるみを一度に改善する手術のことです。
瞼と額は一体であり、瞼のたるみは、額のたるみが原因となるケースもあります。
〜瞼のたるみはおでこのたるみ〜

額・眉・瞼は、それぞれ独立したパーツではなく一体の構造としてつながっています。
たとえば、口横のたるみが気になるとき上に引き上げると、そのたるみが軽減されることがあります。口横のたるみは、こめかみからフェイスラインにかけてのたるみが集約されて現れる場所であるからです。
瞼のたるみも同様に、額・眉毛・まぶたという一体構造のたるみが集約された結果として生じます。そのため、瞼・眉・額をそれぞれ別物として考えてしまうと、たるみの本質的な原因を見誤ってしまうことがあります。
前額リフトは下記の方に適応となるケースがあります。
- 額の深い横ジワが気になる(ボトックス注射では額が重くなり、額のシワの改善が難しい)
- 目と眉が近い(眉毛の位置が下がり、目元が重たく感じる)
- 額のたるみによってまぶたが被さり、二重の幅が狭くなった
- 眉間のシワによって不機嫌に見られがちである
- 眉の左右差がある
加齢により前頭筋(額の筋肉)が衰えたり、皮膚がたるんだりすると、無意識に眉を持ち上げようとして額にシワが刻まれます。当院の前額リフトは、単に皮膚を切除し、引き上げるだけでなく、筋肉の処理を同時に行うことで、額や眉間のシワを改善し、若々しい印象の上顔面を取り戻すことを目的としています。
前額リフトには、切開式と内視鏡を用いた2つの術式があり、表情筋の緊張の強さやシワの深さなどに応じて適した方法を選択しご提案いたします。
それぞれの詳しい違いや適応については、後ほどご説明します。
前額リフトの「名医」を見極める5つのチェックリスト
前額リフトは、顔面神経や血管が走行するデリケートな層を操作するため、専門性の高い技術が求められます。「名医」と呼ばれる医師には、共通して以下のような特徴や姿勢が見られます。
1. 解剖学的知識の深さ
顔面神経(特に前頭枝)の走行を熟知しており、安全な層(レイヤー)での剥離が可能であること。形成外科専門医や美容外科分野での豊富な執刀経験があるかが一つの目安になります。
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2. 適切な術式の提案力
前額リフトには、切開式前額リフトと内視鏡を用いた前額リフト(切らない額リフト)の、主に2つの術式があります。
どちらの方法が適しているかは、額のシワの深さや表情筋の緊張の強さ、皮膚のたるみの程度などによって異なります。
たとえば、表情筋の緊張が強く、額や眉間に深いシワが刻まれている方や皮膚の余りによるたるみがある場合には、「切開式前額リフト」が適応となることがあります。
皮膚の余りの切除や、額を適切な範囲で剥離し、緊張した表情筋を調整することで、たるみの改善と根本的なシワの改善が期待できます。
<切開式前額リフトの切開位置>

一方で、額のシワが比較的少なく、表情筋の緊張が強くない方には、内視鏡を用いた前額リフト(切らない額リフト)が適している場合があります。切開式前額リフトに比べて切開する範囲が小さく済むため、身体への負担が比較的少ない低侵襲な術式です。
<内視鏡前額リフトの切開位置>

大切なのは、「どの術式が優れているか」ではなく、お客様一人ひとりの額や目元の状態に合わせて、最適な術式を見極め、提案できるかどうかが重要です。
前額リフトを検討する際は、術式の種類だけでなく、適切な診断と最適な手術の提案ができる医師を選ぶことが、満足度の高い結果につながります。
3. リスク説明の透明性
メリットばかりを強調せず、感覚鈍麻や傷跡のリスク、ダウンタイムについてもしっかりと説明する医師を選ぶことが重要です。 当院の前額リフトでは、術後の後戻りを防ぐ目的で眉を下げる筋肉(皺眉筋)にアプローチしますが、その周囲には感覚神経が走っています。
そのため、手術後しばらくの間、おでこや頭皮の感覚が鈍く感じることがあります。
「おでこがかゆい」「髪を洗っている感覚が分かりにくい」といった訴えが代表的ですが、痛みや強いしびれが出ることはほとんどありません。
これらの感覚鈍麻は約8ヶ月〜1年程度で徐々に回復しますので、ご安心ください。
4. 傷跡への配慮
生え際切開や頭髪内切開など、術後の傷跡ができるだけ目立たないよう配慮した縫合を行っているかは、医師選びの重要なポイントです。形成外科での臨床経験の有無や丁寧な縫合技術は、仕上がりの美しさに直結します。
当院の増田えりか院長は、形成外科出身で縫合には人の100倍こだわりを持って対応いたします。
<切開式前額リフト>

料金(自由診療)切開式前額リフト¥980,000(税込)+採血検査費¥15,000+麻酔代¥55,000-¥110,000(税込)リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
額のM字部分の生え際の手前で切開を行った、50代男性の方の症例です。
額のシワや眉間の緊張が強かったため、切開式前額リフトをご提案しました。
生え際を切開することに抵抗を感じる男性の方も多いですが、傷跡が目立ちにくくなるよう十分に配慮しながら切開・縫合を行っています。
5. アフターケアの体制
術後の検診や万が一のトラブル時の対応体制が整っているか。執刀医自身が術後経過もしっかり診てくれるクリニックを選ぶことが安心につながります。
当院では、手術を担当した医師が術後の診察まで一貫して行っております。
術後の経過や小さな変化についても直接確認し、必要に応じて適切な対応を行いますので、安心してお任せください。
前額リフトを受ける際のカウンセリングで確認すべき質問事項
名医かどうかを判断するためには、カウンセリングでの対話が最も重要です。あわせて、医師がこれまで執刀した症例の傾向を確認できると安心につながります。以下の質問を投げかけ、納得のいく回答が得られるか確認しましょう。
- 「私の症状の場合、どのような手術が適していますか?またその理由は何ですか?」
個人の状態に合わせた具体的な手術方法の説明があるかを確認します。 - 「術後の傷跡は具体的にどの位置に、どのくらいの大きさで残りますか?」
具体的な切開後のリスクや術後の仕上がりイメージを共有してくれるかどうかが大切です。 - 「術後の仕上がりイメージはどうなりますか?」
予め手術の限界や想定されるリスクを事前に共有してくれる医師は、執刀経験が豊富と言えます。 - 「先生が過去に執刀された症例の中で、私と似たケースの症例写真を見せていただけますか?」
実際の症例写真を見ることで、医師の美的センスや執刀経験の豊富さ、技術力を推し量ることができます。
前額リフトの主な術式(内視鏡・皮膚切開)
前額リフトには大きく分けて2つのアプローチがあります。どちらが優れているかではなく、お客様の状態によって使い分けることが重要です。
内視鏡前額リフト
前髪の生え際と左右の側頭部の髪の毛の中を計5か所を小さく切開し、内視鏡を用いて剥離・引き上げを行う方法です。傷跡が小さく目立ちにくいのが最大のメリットですが、皮膚の余剰が非常に多い場合(皮膚のたるみが著しい高齢の方など)や額や眉間のシワが深く刻まれている方は切開式が適応になる場合があります。

切開式前額リフト
額の生え際に沿って切開し、余分な皮膚や組織を物理的に切除して引き上げる方法です。皮膚のたるみが強い場合に高い効果を発揮し、同時におでこを狭くする調整も可能です。傷跡は内視鏡と比較して長くなりますが、丁寧な縫合により約半年ほどかけて徐々に目立ちにくくなります。
前額リフト(額リフト)やこめかみリフトの実際の経過をイメージしやすいよう、e:Top clinic(イートップクリニック)の症例ページをご案内します。
詳細は下記よりご確認ください。
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リスク・副作用・ダウンタイムについて
どのような手術にもリスクは伴います。前額リフトにおいても、以下の点について理解しておく必要があります。
- 腫れ・内出血:術後1週間〜2週間程度、目元周りやおでこに腫れや内出血が出ることがあります。
- 感覚の鈍麻:頭皮の知覚神経が一時的にダメージを受け、頭頂部や前頭部の感覚が鈍くなることがあります。多くは約8ヶ月〜1年程度で徐々に回復します。
- 傷跡:切開部位に傷跡が残ります。髪の中であれば隠れますが、生え際の場合は、1ヶ月後に赤みや硬さのピークを迎え、傷が目立たなくなるまで約半年〜1年程度かかります。
- 顔面神経麻痺(稀):眉毛を動かす神経に影響が出ると、眉毛が動きにくくなるリスクがありますが、解剖学に精通した医師であればこのリスクは最小限に抑えられます。
費用の考え方
前額リフトは自由診療(保険適用外)となります。費用はクリニックによって異なりますが、以下の要素によって変動することが一般的です。
- 術式の違い:内視鏡を使用する場合、機材の使用料などが含まれることがあります。
- 麻酔の種類:静脈麻酔を選択する場合、別途麻酔費用がかかることが一般的です。
- 医師の技術料:執刀経験豊富な医師や指導医クラスの医師が執刀する場合、技術料が反映されることがあります。
「安さ」だけで選ぶことは避け、麻酔代や術後の検診費用、薬代などが含まれているか、見積もりの内訳をしっかりと確認することが大切です。
よくある質問(FAQ)
手術の効果はどれくらい持続しますか?
前額リフトは余分な皮膚を切除したり、たるんだ内部組織を再固定したりするため、ヒアルロン酸やボトックスなどの一時的な治療に比べて約10年間(術後も加齢は進行していくため)は若々しい印象を保つことが期待できます。一般的には5年〜10年単位での若返り効果を実感される方が多いです。
痛みはどれくらいですか?
手術中は麻酔が効いているため痛みを感じることはありません。術後は痛み止めを処方しますので、鎮痛剤によってコントロール可能な範囲であることがほとんどです。頭皮の感覚が鈍くなるため、痛みよりも「違和感」を感じる方が多い傾向にあります。
まとめ
前額リフトは、額・眉・まぶたのたるみを一度の手術で劇的に改善し、若々しく明るい印象を取り戻すための有効な手段です。しかし、その効果を最大限に引き出し、リスクを最小限に抑えるためには、解剖学に精通し、執刀経験の豊富な経験を持つ「名医」による執刀が不可欠です。
医師選びの際は、技術力はもちろんのこと、カウンセリングでの対話を通じて信頼関係を築けるかどうかも重要な判断基準となります。ご自身の希望やお悩みをしっかりと受け止め、最適な解決策を提案してくれる医師と共に、理想の自分を目指しましょう。



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