眼瞼下垂はストレスのせい?症状や原因、治療について紹介

2022.09.04

「ストレス社会」といった言葉が生まれるほど、ストレスが多い環境に身を置いている現代人にとって、心身の不調はつきものですよね。

スマートフォンやパソコンを使用している時間が長い人も多いため目が開けづらい、見えにくいなど、目に関する不調を感じている方も少なくないようです。

そのため、若い人でも「自分は眼瞼下垂では?」と悩んでいる方が増えています。

そこで本記事では、ストレスが原因で起こる眼瞼下垂について解説していきます。

また、眼瞼下垂のように目が開きづらい症状の原因についても紹介しているので、悩みを抱えている方は参考にしてください。

眼瞼下垂とは


眼瞼下垂とはうまくまぶたを持ち上げられず、黒目(瞳孔)にまぶたがかぶさってしまう状態のことです。

まぶたの周りの筋肉が衰えたり、伸びたりはがれたりすることで起こります。

眼瞼下垂の人はまぶたが瞳孔にかぶさってしまうので、視野が狭くなり見えにくさを感じやすいです。

眼瞼下垂でみられる代表的な症状

眼瞼下垂によくある自覚症状には、以下のようなものがあります。

  • まぶたが重く目が開けにくい
  • 眠くないのに眠たそうに見える
  • 左右で目の大きさが違う
  • 二重の幅が広がった
  • おでこにシワができる
  • 肩こりがある
  • 頭痛がある
  • 目の奥に痛みや不快感がある

上記のような症状があれば、眼瞼下垂の可能性があります。

まぶたが黒目にかぶさってしまうと、視界が狭まるため、眉やおでこを引き上げて目を開けようとする人が多いです。

そうするとおでこにシワがよったり、筋肉がこりかたまって頭痛や肩こりなどの症状を引き起こしたりしてしまいます。

眼瞼下垂はストレスが関係している?

強いストレスが原因で眼瞼下垂を引き起こしてしまうケースもないわけではありません。

まぶたを支えている筋肉の一つは、自律神経と大きく関係しています。

そのため、強いストレスがかかって自律神経が乱れると、まぶたの筋肉が緊張したり脱力したりして眼瞼下垂の症状が出るといわれているのです。

眼瞼下垂の主な原因

眼瞼下垂の原因は先天性のものと後天性のものの、大きく2つに分類されるのが特徴です。

ここからはそれぞれの原因について詳しく解説していきます。

生まれつき(先天性)

生まれつき眼瞼下垂がある場合、筋肉や神経に異常があることがほとんどです。

たとえば、眼瞼挙筋が生まれつき動かない、神経反射に異常があり目を開くための指令を送れないなどがあります。

加齢

後天性が原因の眼瞼下垂は、加齢によるものがほとんどです。

加齢により目の周りの筋肉が衰えたり、目を開く働きがある挙筋腱膜が伸びきってしまったりすることで眼瞼下垂を引き起こします。

生活習慣

目に負担をかける生活習慣も、眼瞼下垂を引き起こす原因です。

たとえば、ハードコンタクトレンズを長年使用していたり、目をこすったりすることが挙げられます。

また、アイプチやつけまつげ、エクステなどの過度なアイメイクが原因で、眼瞼下垂の症状がある若い人が増えているのも特徴です。

怪我

怪我が原因で、眼瞼下垂の症状を引き起こすこともあります。

交通事故などで、顔面や側頭部を強打したり視神経や外眼筋が損傷されたりするのが原因です。

目が開きづらいのは眼瞼下垂以外の病気かも

ストレスや疲れによって目が開きづらい場合、眼瞼下垂ではない場合もあります。

なかにはストレスのせいだと思っていたのに、重大な病気が隠れていることもあるため、注意が必要です。

ここからは、目が開きにくい場合に考えられる病気について紹介します。

眼精疲労

目が開きづらい原因のひとつに、眼精疲労が考えられます。

パソコンやスマートフォン、コンタクトレンズを長時間つけている、暗い場所や揺れる場所でのテレビや動画視聴などは目に大きな負担をかける原因です。

眼精疲労によって目が疲れ、開きにくい場合があります。

顔面麻痺

長年ストレスを受け続けることで、顔面麻痺がおき、それによって眼瞼下垂を引き起こすケースがあります。

麻痺により、まぶたの周囲の筋肉の働きが弱くなったり皮膚がゆるんで余ったりするためです。

顔面麻痺の症状が長く続くと、麻痺が治っても眼瞼下垂の症状だけ残る場合もあるため、早めに医療機関を受診しましょう。

むくみ

むくみが酷いせいで目が開きにくくなることもあります。

むくみにはさまざまな原因がありますが、そのひとつがストレスです。

日頃のストレスや疲労が身体に溜まることで血行不良になり、身体や顔のむくみや筋肉のコリなどを引き起こします。

急に片目が開かない時など、目以外の病気も

加齢や生活習慣によって片目だけ眼瞼下垂になるときは、多くの場合、数年かけて少しずつ症状が現れていきます。
急に片目だけ眼瞼下垂になった場合は、脳卒中など他の疾患が疑われるため注意しなければなりません。

他にも、重傷筋無力症、ホルネル症候群、ミトコンドリア脳筋症など目以外の病気が原因で、目が開きにくくなることもあります。

最悪の場合命に関わるため、急に目が開けづらくなったなどの症状があれば、すぐに医療機関を受診してください。

ストレスが原因で起こる眼瞼下垂の治療法

眼瞼下垂を引き起こしている原因がストレスの場合、ストレスをためない生活を心掛けることが大切です。

たとえば、趣味などリフレッシュの方法を見つける、しっかり休息をとるなどが挙げられます。

仕事が原因の場合は、休職することも一つの案です。

ただし、何か別の病気が眼瞼下垂を引き起こしていることもあるため、自己判断せず、まずは医師の診察を受けるようにしましょう。

そこから治療方法が決定しますが、眼瞼下垂の場合、ほとんどが手術によって治療をおこないます。

眉下切開後に片目だけ眼瞼下垂に?

【まとめ】適度にリフレッシュしてストレスをためない生活を心掛がけよう

眼瞼下垂の一般的な原因は加齢や生活習慣によるものですが、ストレスが原因でなる可能性も十分にある病気です。

ストレスをため込まないよう、リフレッシュできるものを生活に取り入れたり十分に休息を取ったりすることを心掛ける必要があります。

ただし、眼瞼下垂とは違う重大な病気が隠れている恐れもあるため、自己判断はせず、医療機関で診察を受けましょう。

治療を手術でおこなう場合は、イートップクリニックがおすすめです。

イートップクリニックでは、眉下切開を得意とする経験豊富な医師が、眼瞼下垂について判断いたします。

丁寧なカウンセリングで一人ひとりの目元に合った治療を提案してくれるのが、イートップクリニックの特徴です。

気になる方は「LINE」からご相談ください。

  • 増田えりか

    院長

    増田 えりか
    Erika Masuda

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    360度美人を目指して

    全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
    目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
    赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

    経歴

    • 2013

      日本大学

      医学部

      卒業

    • 2015

      昭和大学病院

      形成外科

    • 2016

      今給黎総合病院

      形成外科

    • 2017

      千葉こども病院

      形成外科

    • 2018

      湘南美容クリニック

      秋葉原院

    • 2020

      湘南美容クリニック

      高田馬場院

      院長

    • 2021

      イートップクリニック

      開設

      院長就任

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