眉下切開は何ミリ切るの?全切開との違いや得られる効果・リスク・注意点などを解説

2025.02.03

眉下切開は上まぶたのたるみを改善し、若々しい目元を取り戻すために、眉毛の下を数ミリ切除する施術です。視界が広がり、自然で明るい目元が手に入るため、自然な変化を求める多くの方に選ばれています。

そんな眉下切開ですが、「眉下切開は何ミリ切るの?」「全切開とはどう違うの?」と思う方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、「眉下切開は何ミリ切るのか」について解説します。また、具体的な効果、施術に伴う注意点も併せて紹介します。

この記事を読めば、「眉下切開」について理解することができるので、何ミリ切るのか気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

眉下切開で切る幅は何ミリ?

料金(自由診療)眉下切開 ¥480,000(税込)+脂肪切除 ¥150,000(税込)+別途麻酔代¥110,000(税込)
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。

眉下切開で切除する幅は、通常5〜8mm程度です。切除する幅は、目元の状態や希望する仕上がりによって異なります。皮膚のたるみ具合が大きい場合には、8mm以上の切除が必要なこともあります。

一方で、比較的軽度のたるみであれば、5mm程度の切除で自然な仕上がりを目指せるでしょう。医師と十分なカウンセリングを行い、自分に適した切除幅を決定することが重要です。

眉下切開と全切開の違い

眉下切開と全切開(当院は全切開+眼瞼下垂術を行うケースが多いです)は、それぞれ異なる目的や効果を持つ施術です。眉下切開は上まぶたのたるみを改善し、視界を広げることを目的としています。一方、全切開は二重ラインを形成または修正する、黒目の見え方などのデザイン性が求められる施術です。

ここからは、全切開と眉下切開との切除幅の違いを解説します。

全切開とは

全切開は、まぶたに沿って皮膚を切開し、脂肪や余分な皮膚を取り除きながら理想の二重ラインを形成する施術です。埋没法に比べて戻りにくく、まぶたが厚い方や脂肪が多い方にも適しています。

また、既存の二重ラインを修正したい場合や、目元全体の印象を変えたい場合にも選ばれることがあります。この施術では、まぶたのたるみを調整しながら、希望する二重幅を形成できるため、個々の目元に合わせたデザインが可能です。

施術後のダウンタイムは約1〜2週間で、完全な仕上がりを実感するまでには3〜6ヶ月かかります。術後の腫れや内出血が落ち着くと、自然な仕上がりになります。

全切開と眉下切開の切除の幅の違い

全切開では、二重ラインを形成するために必要な範囲を切開します。その切開幅は、目元の状態や希望するデザインに応じて異なりますが、主に目の横幅に沿って切開します。

同時にたるみの原因となる皮膚の切除も可能ですが、たるみの切除がメインの施術ではない為、同時に切除できる皮膚には限界があり、欲張ると瞼の薄い皮膚を切除することになり、眉付近の分厚い皮膚が二重ライン上に乗ることになり、重たい瞼になることがあります。

一方で、眉下切開は、上まぶたのたるみを改善する目的で眉毛の下に沿って5〜8mm程度切除することができるので、すっきりとした瞼を目指す方に適しています。

全切開がデザイン性を重視した施術であるのに対し、眉下切開はたるみを根本的に解消し、視界を広げる機能性を重視した施術です。それぞれの特性を理解し、自分の目元の悩みに最適な施術を選択することが重要です。

眉下切開で期待できる効果

眉下切開は、美容効果と実用的な改善を同時に叶える施術です。上まぶたのたるみを解消することで、見た目の印象を若々しくするだけでなく、日常生活にもプラスの影響をもたらします。

ここからは、眉下切開の期待できる効果を解説します。

まぶたのたるみを解消できる

眉下切開の主な目的は、上まぶたのたるみを解消することです。加齢によりまぶたが垂れ下がると、目元が重く見えたり、疲れた印象を与えたりします。

眉下切開では、眉毛の下を切開して余分な皮膚を取り除くことで、たるみを根本から改善します。その結果、目元がすっきりとし、若々しい印象を取り戻せるでしょう。

また、視界が広がることで、実用的な改善も期待できます。たるみが気になる方にとって、根本的な解決策となる施術です。

若々しい印象の目元になれる

目元は顔の印象を左右する重要なパーツであり、目元がたるむだけでも顔全体が老けた印象を与えますが、眉下切開は美容面でも大きな効果を発揮します。上まぶたのたるみを取り除くことで、目元全体がスッキリとして、若々しい印象を与えられます。

たるみのない目元は明るく健康的に見え、第一印象を大きく向上できるのが特徴です。施術後は化粧のりも良くなり、目元の美しさをさらに引き立てられるでしょう。

目が開けやすくなる

料金(自由診療)眉下切開 ¥480,000(税込)+別途麻酔代¥110,000(税込)
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。

上まぶたのたるみが進行すると、目を開ける際に余計な力を使うことがあります。眉下切開では、たるみを解消することでまぶたの負担を軽減し、目が開けやすくなります。これにより、日常生活での疲労感が軽減され、快適な生活を送ることが可能です。

また、視界が広がることで、運転や読書など集中力を必要とする場面でもプラスの効果を実感できます。機能面の改善が得られる点も、この施術の魅力の1つです。

おでこのしわが改善される

上まぶたのたるみが原因で、日常的におでこの筋肉を使ってまぶたを引き上げる癖がついている方が多くいます。眉下切開でたるみが解消されると、おでこでまぶたを引き上げる必要がなくなるため、負担を軽減できます。その結果、おでこのしわが目立ちにくくなる効果が得られるでしょう。

また、加齢による深いしわにも改善効果が期待でき、見た目の若返りに繋がります。施術後はおでこの筋肉がリラックスするため、表情も自然でやわらかくなります。

眉下切開は予防的な効果もあるため、将来的なしわの進行を抑えることが可能です。美容効果に加え、ストレス軽減にも役立ちます。

頭痛や肩こりを解消できる

眉下切開は、美容面だけでなく健康面でも効果を発揮します。まぶたのたるみによって生じる目の疲れやそれに伴う頭痛、肩こりの改善が期待できます。特に、長時間パソコン作業をする方や目を酷使する方にとって、大きなメリットとなるでしょう。

まぶたを開ける際の負担が軽減されることで、眼精疲労が和らぎ、体全体の不調が改善する可能性があります。また、施術後は集中力が向上し、仕事や家事への影響も軽減されるでしょう。

体への負担を減らしながら、美しい目元を手に入れられるのが眉下切開の大きな魅力です。

眉下切開のリスク

眉下切開には、術後のダウンタイムや副作用など、いくつかのリスクが伴います。

ここでは、眉下切開のリスクを8つ紹介します。施術を検討する際はこれらのリスクを理解し、信頼できる医師と相談することが大切です。

傷跡が目立つ

眉下切開では、眉毛の下のラインに沿って切開するため、適切なケアを行えば傷跡は目立ちにくくなります。しかし、体質や医師の縫合技術によっては傷跡が残る可能性があります。特に、ケロイド体質の方は、傷あとが盛り上がりやすいため注意が必要です。

また、術後に紫外線を浴びたり、傷跡ケアを怠ったりすると、色素沈着が生じる場合があります。術後は保湿やUVケアを行い、傷跡をしっかりとケアする努力が必要です。信頼できる医師やクリニックを選び、リスクを最小限に抑えることも大切です。

目が閉じにくくなる

料金(自由診療)眉下切開 ¥4850,000(税込)+別途麻酔代¥11055,000(税込)
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。

術後にまぶたの皮膚が引きつることで、一時的に目が閉じにくくなることがあります。この状態は通常、数週間〜数ヶ月で改善されますが、まれに長期間続く場合もあります。皮膚の切除量や縫合の仕方が原因となるため、経験豊富な医師による施術が求められるでしょう。

また、術後に適切なマッサージをすることで、早期の改善が期待できます。このリスクを防ぐためには、施術前に医師との十分なカウンセリングを行い、自身の目元に適した施術計画を立てることが重要です。

当院の増田院長は、形成外科出身で傷跡を綺麗に仕上げるために傷の中やと外を細かく縫合しております。眉下切開後の傷跡も目立ちにくく、目を閉じても不自然にはなりません。

腫れぼったく見える

術後に腫れが生じることで、目元が腫れぼったく見える場合があります。この腫れは通常1〜2週間でおさまりますが、体質や術後ケアの方法によっては長引くこともあります。適切なアイシングや安静を心がけることで、腫れを最小限に抑えられるでしょう。

また、アルコールの摂取や塩分の多い食事を控えることで、術後の回復を早められます。腫れを防ぐための注意事項を守りながら過ごすことで、理想の仕上がりへと近づけるでしょう。

まぶたに変形や引きつれが起こる

眉下切開は、まぶたの引きつれや、不自然な形状になるリスクがあります。これは、皮膚の切除量が適切でない場合や、縫合技術に問題がある場合に発生します。リスクを避けるためには、経験豊富な医師を選ぶことが重要です。

施術後の経過観察や必要なケアをしっかり行うことで、リスクを軽減し、自然な仕上がりを目指せます。ただし、術後に異常を感じた場合は、早めに医師に相談することが大切です。

眉毛と目の距離が近くなる

眉下切開では、上まぶたのたるみを改善するために皮膚を切除するため、術後に眉毛と目の距離が近くなることがあります。この変化は個人の骨格や皮膚の状態によって異なりますが、不自然に感じられる場合もあります。

術前に医師としっかり相談し、デザインや切除範囲を十分に検討することが重要です。また、事前にイメージを共有することで理想の仕上がりが実現できます。

ドッグイアーの可能性がある

ドッグイアーとは、皮膚の縫合部分が膨らむ現象のことで、眉下切開でもまれに発生することがあります。ドッグイアーは、切除量の調整や縫合技術が不十分な場合に起こります。

ドッグイアーは再施術で修正することも可能ですが、術前に医師の技術や経験を確認し、適切なクリニックを選ぶことが重要です。

また、術後の経過観察を欠かさず行い、異常を感じた際には速やかに医師に相談することで、ドッグイアーになるリスクを低減できます。

つり目になる

術後に目尻が引き上がり、つり目のような印象になることがあります。これは、皮膚の縫合の方向や引っ張り具合が原因となります。ただし眉下切開では、目尻側の皮膚の切除量が多くなるため、末広型の二重の方はつり目になりやすいです。

つり目になるリスクを防ぐためには、目頭側のたるみをとるぱちキワやタレ目など
他の施術を組み合わせることで、ツリ目を防ぐことが可能です。

料金(自由診療)眉下リフト(眉下切開)+ぱちキワ®(上瞼たるみ取り)¥810,0000+別途麻酔代¥110,000(税込)
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、顔の雰囲気の変化、二重の幅が手術前と変わらない、もしくは狭く見えることがあります、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。

術前と術後に変化がない

まれに、期待したほどの変化が得られない場合があります。これは、たるみの程度が軽い場合や、施術範囲が不十分であった場合に起こります。

このリスクを避けるためには、術前に医師とのカウンセリングを十分に行い、施術の目的や期待する仕上がりを具体的に共有することが大切です。

また、シミュレーションを活用することで、施術後のイメージを明確にできます。信頼できる医師を選び、計画的に施術を進めることで満足のいく仕上がりが期待できるでしょう。

眉下切開の注意点

眉下切開には、効果的な施術を実現するためにいくつかの注意点があります。施術前に十分なカウンセリングを受け、自分に適した計画を立てることが重要です。ここでは、4つの注意点を紹介します。

眉下切開は何度もできない場合もある

眉下切開は、皮膚を切除する施術であるため、一度の施術で取り除ける皮膚の量には限界があります。過度に切除すると皮膚の張りが失われ、不自然な仕上がりになるリスクがあるため、何度も施術をすることは難しい場合があります。

施術を希望する際は、初回で効果を最大限に引き出す計画を立てることが重要です。また、再施術を希望する場合は、一定の期間を空けて皮膚の状態を整える必要があります。

目頭側のたるみはあまりとれない

眉下切開は、上まぶたのたるみを改善する効果がありますが、目頭側のたるみは改善しにくい場合があります。目頭側のたるみが気になる場合は、他の施術と併用することがおすすめです。

例えば、ぱちキワ、目頭切開や全切開などの施術を組み合わせることで、目元全体のバランスを整えられます。施術前に医師と相談し、自分の希望を明確に伝えることが大切です。

切除できる量に限界がある

眉下切開で切除できる皮膚の量には、限界があります。過度な切除は、不自然な目元になるだけでなく、皮膚の引きつれや違和感を引き起こすリスクがあるためです。適切な切除量を見極めるためには、経験豊富な医師による診断と計画が不可欠となっています。

また、仕上がりの自然さを保つためには、施術前のデザインが非常に重要です。希望する仕上がりと現実的な範囲を医師と共有することで、満足度の高い結果を得られます。

再度たるみが出る可能性がある

眉下切開の効果は約10年程度とされていますが、加齢による皮膚の老化は避けられません。そのため、施術後数年経過すると、再びたるみが生じる可能性があります。

特に、皮膚の弾力が低下している方や生活習慣が影響する場合にリスクが高まります。このリスクを軽減するためには、施術後のスキンケアや日常生活でのUV対策が重要です。再施術を検討する場合は、医師との相談を通じて適切なタイミングを見極めることも大切です。

眉下切開のダウンタイム

眉下切開のダウンタイムは、個人差がありますが、通常1〜2週間程度です。術後数日は腫れや内出血が見られることが多く、傷跡が落ち着き完全に回復するまでには3~6ヶ月以上かかる場合もあります。

術後の痛みは軽度で、鎮痛剤で対処できます。ダウンタイム中は、患部を清潔に保ち、過度な運動やメイクを控えることが重要です。

また、紫外線を避けるために日焼け止めを使用し、傷あとを目立たせない努力も必要です。

眉下切開が向いている人

眉下切開が向いているのは、以下に当てはまる方です。

  • 上まぶたのたるみが気になる人
  • 目元の重みを解消したい人
  • 視界を広げて快適にしたい人
  • 自然な二重ラインを形成したい人
  • 加齢による目元の疲れを改善したい人
  • おでこのしわを軽減したい人
  • アイメイクが崩れやすい悩みを抱える人

眉下切開は目元の印象を若々しくしたい方や、日常生活の快適さを向上させたい方におすすめです。施術前に医師と十分に相談し、自分に最適な施術プランを立てましょう。

まとめ

この記事では、眉下切開は何ミリ切るのか、全切開との違いなどを解説しました。

眉下切開は、眉毛の下を5〜8ミリ程度切除して上まぶたのたるみを改善する施術です。視界が広がり、若々しい目元を実現する効果がありますが、切除範囲には限界があり、術後のケアが重要となります。

また、全切開との違いは切除の目的と二重幅を変更するなどデザイン性にあり、施術内容をしっかり理解することが大切です。リスクや注意点も把握したうえで、自分に適した選択をすることが成功の鍵です。この記事を参考に、理想の目元を手に入れるための計画を立てましょう。

  • 増田えりか

    院長

    増田 えりか
    Erika Masuda

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    360度美人を目指して

    全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
    目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
    赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

    経歴

    • 2013

      日本大学

      医学部

      卒業

    • 2015

      昭和大学病院

      形成外科

    • 2016

      今給黎総合病院

      形成外科

    • 2017

      千葉こども病院

      形成外科

    • 2018

      湘南美容クリニック

      秋葉原院

    • 2020

      湘南美容クリニック

      高田馬場院

      院長

    • 2021

      イートップクリニック

      開設

      院長就任

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