眉下切開と脂肪取りの違いは?それぞれの特徴とデメリット、どちらを選べばいいのかを解説

2025.05.05

監修医師プロフィール

増田えりか
院長

増田 えりか

Erika Masuda
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360度美人を目指して

全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

経歴

2013日本大学 医学部 卒業
2015昭和大学病院 形成外科
2016今給黎総合病院 形成外科
2017千葉こども病院 形成外科
2018湘南美容クリニック 秋葉原院
2020湘南美容クリニック 高田馬場院 院長
2021イートップクリニック 開設 院長就任

眉下切開と、脂肪切除の違いが気になる方は多いのではないでしょうか。

そんな美容施術ですが、「自分にはどちらが合っているのか」「仕上がりの差はあるの?」と思う方も多いかもしれません。

そこでこの記事では、眉下切開と脂肪切除の違いを解説します。

また、それぞれのメリット・デメリットや選び方のポイントも併せて紹介します。

この記事を読めば、眉下切開と脂肪切除のどちらが自分に適した施術かを理解できるので、どちらかで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

眉下切開と脂肪切除の違い

眉下切開と脂肪切除は、いずれも目元の若返りや印象の変化を目的とした美容整形ですが、アプローチ方法と得られる効果には明確な違いがあります

眉下切開は、上まぶたの皮膚のたるみを切除して引き上げる施術で、ナチュラルな二重のラインや目の開きを改善する効果が期待できます。

一方で、脂肪切除はまぶた内部にある脂肪を取り除くことで、腫れぼったい印象を改善し、すっきりとした目元に導く施術です。

基本的に脂肪切除は、眉下切開の手術に併用して行われます。

眉下切開の特徴や効果


料金(自由診療)眉下リフト¥480,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)

リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

眉下切開は、上まぶたのたるみを自然に引き上げる美容外科手術です。

切開位置が眉毛の下にあるため、仕上がりが自然で傷も目立ちにくいのが特徴です。

ここでは、眉下切開について詳しく紹介します。

眉下切開の特徴

眉下切開は、上まぶたのたるみを直接的に取り除く美容外科手術で、眉毛のすぐ下を切開し、余分な皮膚を切除するのが特徴です。

眉毛のラインに沿って切開するため、傷跡が眉毛に隠れて目立ちにくく、仕上がりが自然になります。

加齢による皮膚のたるみや二重幅の減少、まぶたの重みが原因で目の開きの悪さを改善したい方に適しています。

まぶたへの負担が少ないうえ、重たい印象を軽減でき、ナチュラルな若返り効果が期待できる施術です。

眉下切開の効果やメリット

眉下切開は、目元の若返り効果が期待できる手術です。

皮膚のたるみを直接切除し、引き上げるすることで、まぶたの重さが軽減され、目の開きが良くなります。

結果として、二重のラインもはっきりとし、眠たそうな印象が改善されることも多いでしょう。

また、額の筋肉を使ってまぶたを開ける必要がなくなるため、額のしわが軽減されたり、肩こり・頭痛の軽減につながったりすることもあります。

傷跡も眉の下に沿って目立ちにくく、ダウンタイムも比較的短いのがメリットです。

眉下切開のデメリット

眉下切開は大きな効果が期待できる一方で、いくつかのデメリットもあります。

まず、切開を伴う手術であるため、ダウンタイム中に腫れや内出血が見られることです。

また、縫合部に赤みや違和感が数週間残ることもあり、まれに傷跡が残るリスクもゼロではありません。

加えて、デザインや切除量によっては、左右差が出たり、眉毛と目の距離が近くなりすぎたりすることもあります。

これらを防ぐには、経験豊富な医師に施術してもらうことが重要です。

眉下切開のダウンタイム

眉下切開のダウンタイムは、個人差はありますが、通常5日から1週間程度が目安です。

施術直後は腫れや内出血、赤みなどが見られますが、2〜4日が腫れのピークで、その後徐々に落ち着いていきます

抜糸は通常1週間後に行われ、そのころにはメイクでカバーできる程度まで回復している方が多いでしょう。

完全に自然な見た目に戻るには、約3ヶ月〜6ヶ月かかる場合があります。

ダウンタイム中は患部を冷やしたり、刺激を避けたりするなどのケアが大切です。

脂肪切除特徴や効果


料金(自由診療)眉下リフト¥480,000(税込)+脂肪切除¥150,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)

リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

まぶたの厚みや重たさが気になる方に併用してご提案する施術の1つが「脂肪切除」です。

脂肪の量や位置に応じて、適切に除去することで、目元がスッキリとした印象へ変化します。

当院では、まぶたに厚みがあり、二重のりでは二重を維持しにくい方に眉下切開に加えて、脂肪切除をご提案させていただく場合がございます。

ここでは、脂肪切除を詳しく紹介します。

脂肪切除の特徴

脂肪切除は、まぶたの内部にある脂肪を取り除いて、上まぶたの厚みや重さを軽減する手術です。

脂肪の量が多く、まぶたが腫れぼったく見える方に適しており、二重の幅が狭くなったり目元に影ができたりするといった悩みの解消につながります。

基本的には、眉下切開と同時に行うため、脂肪切除単体のみの手術を行うことが出来ません。

取り除くもしくは、移動する脂肪には主に「眼窩脂肪」と「ROOF(隔膜前脂肪)」の2種類があり、患者様の目元の状態に応じて切除範囲を決定します。

脂肪切除の効果やメリット

脂肪切除取りによって、目元がすっきりとし、軽やかな印象を与える効果が期待できます。

眼窩脂肪が多い場合は脂肪が下垂することで目の開きが悪くなり、老けた印象や眠たそうな目元に見られがちです。

当院では、脂肪切除だけでなく脂肪移動を行うことも可能です。

脂肪移動(脂肪再配置)とは、目頭側がふくらみ、目尻側がくぼんでいる場合に脂肪を適切な位置へ移動させたり、眼球突出がある方に対して脂肪を目立たない位置に調整することで、自然な目元の形に整える方法です。

この技術は、第44回美容外科学会(JSAPS)で増田医師が発表した、下まぶたの“ハムラ法”を応用した当院独自のアプローチです。

脂肪切除のデメリット

脂肪切除には、取りすぎによるくぼみや不自然な仕上がりといったリスクも伴います。

脂肪は一度取り除くと元に戻せないため、除去量の見極めが非常に重要です。

また、脂肪の量や部位によっては、皮膚がたるんでしまい、かえって老けて見えることもあります。

まれに、左右差が生じたり、内出血や腫れが長引いたりすることもあり、ダウンタイム中の経過観察と術後ケアが欠かせません。

医師の経験や技術力が仕上がりに大きく影響するため、慎重なクリニック選びが求められるでしょう。

脂肪切除取りのダウンタイム

脂肪切除を併用した場合のダウンタイムは、範囲によって異なりますが、一般的に通常の眉下切開と同様に腫れや内出血は2〜4日でピークを迎え、その後1〜2週間程度で徐々に落ち着いていきます

完全に腫れが引くまでには個人差がありますが、おおむね1か月ほどで自然な仕上がりになります。

腫れや内出血を抑えるためには、術後の安静や冷却、指示された軟膏の使用など適切なアフターケアが大切です。

抜糸が必要な場合は1週間程度なことが多く、ダウンタイム中の生活習慣にも注意が必要です。

ルーフ(ROOF)切除と眼窩脂肪切除の違い

脂肪取りの施術には「ROOF(隔膜前脂肪)切除」と「眼窩脂肪切除」の2種類があり、それぞれ除去する脂肪の部位が異なります。

ROOFは皮膚のすぐ下に存在する脂肪で、主にまぶたの表面の厚みやもたつきの原因です。

一方、眼窩脂肪は眼球の奥にある脂肪で、まぶたの膨らみやたるみを引き起こす要因となります。

当院では、眼窩脂肪に対して、切除ではなく脂肪移動を行うケースもあります。

脂肪移動(脂肪再配置)とは、目頭側がふくらみ、目尻側がくぼんでいる場合に脂肪を適切な位置へ移動させたり、眼球突出がある方に対して脂肪を目立たない位置に調整することで、自然な目元の形に整える方法です。

眉下切開と他の美容施術との違い

眉下切開は、たるんだ上まぶたの皮膚を眉の下から切除する施術です。

まぶた全体をすっきりと見せる効果があり、他の施術とは目的やアプローチが異なります。

似ているようでそれぞれの特徴に違いがあるため、自分の希望に合わせて選択することが大切です。

ここでは、眉下切開と他の美容施術との違いをみていきます。

眉下切開と眼瞼下垂手術との違い


料金(自由診療)眼瞼下垂¥600,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)

リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

眉下切開と眼瞼下垂手術は、どちらも上まぶたのたるみ改善に効果がありますが、目的とアプローチが異なります。

眉下切開は、加齢によって余った皮膚を眉下から切除し、ナチュラルで若々しい目元を作る施術です。

一方で、眼瞼下垂手術は、まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)が弱くなり、視野が狭くなるといった機能的な問題を改善するための施術です。

医療的な視点で必要となる場合が多く、保険適用になるケースもあります。

身近なものに例えると、眉下切開は、車でいうところの「ボディの修理」にあたります。

加齢などによって上まぶたの皮膚がたるみ、重たくかぶさってしまった状態に対して、その余分な皮膚を切除して、見た目をすっきり整える手術です。

ちょうど、外装のへこみや劣化した部分を綺麗に直すようなイメージです。

一方で、眼瞼下垂手術は「エンジンの修理」にあたります。

まぶたを持ち上げる筋肉の働きが弱くなって、目が開きにくくなっている状態を改善する手術です。

これは見た目だけでなく、機能面の不調を改善する意味合いが強く、視界が狭くなっていたり、常に額に力を入れてまぶたを持ち上げているような方に適応されます。

ご自身にとってどちらが合っているかは、医師の診察と判断が必要になりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

眉下切開と二重切開法との違い

二重切開法は、まぶたの皮膚を切開して縫合し、長期的に二重ラインを形成する施術です。

まぶたが厚い方や皮膚が硬い方でも、くっきりとした二重を作れます。

これに対し、眉下切開は二重を形成する手術ではありません。

眉の下からたるんだ皮膚を除去することで、上まぶた全体を引き上げ、自然な二重ラインやすっきりした目元を実現する手術です。

加齢によるたるみが原因で二重の幅が狭くなってきた方や、ナチュラルな仕上がりを求める方には眉下切開が適しています。

眉下切開と埋没法との違い


料金(自由診療)uraふたえ3点¥280,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)

リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

埋没法は、糸を使ってまぶたの内側を留めることで二重ラインを作る、メスを使わないプチ整形です。

ダウンタイムが短く、やり直しも可能なため、若年層や軽度のまぶたの悩みに適しています。

一方、眉下切開は二重形成は行わずに、まぶたのたるみを根本的に改善し、上まぶた全体を引き上げる手術です。

加齢によるまぶたのたるみに悩む中高年層に特に人気です。

埋没法は二重ラインを作る手術のため、まぶたのたるみの改善をされたい場合には、眉下切開が適しているケースもあります。

まぶたがたるむ原因

加齢や生活習慣などさまざまな要因により、まぶたの皮膚や筋肉は衰えていきます。

たるみが進行すると見た目年齢が上がって見えるだけでなく、視界の妨げになることもあるでしょう。

ここでは、まぶたがたるむ代表的な原因をわかりやすく解説します。

加齢による筋力の低下

年齢とともに、まぶたを支える筋肉である眼輪筋や額の筋肉である前頭筋が衰えていきます。

その結果、まぶたがしっかり引き上げられなくなり、たるみとして症状が出ます。

筋力の低下は自然な老化現象ですが、まぶたのたるみは見た目に大きな影響を与え、老けた印象を強めてしまうでしょう。

また、まぶたの重みによって視野が狭くなるケースもあり、日常生活に支障をきたすこともあります。

適切な治療やケアによって、進行を緩やかにすることは可能です。

ハリや潤いの低下

加齢により、肌の弾力や潤いを保つコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった成分が減少します。

まぶたの皮膚は非常に薄いため、その影響を強く受けやすい部位です。

ハリが失われると、皮膚がしぼんだように見え、たるみが目立つようになります。

これにより、疲れて見える、老けた印象を与えるといった悩みが生じます。

日々の保湿ケアも大切ですが、症状が進行している場合は医療的な対応も視野に入れる必要があるでしょう。

アイテープやアイメイクなどの刺激

毎日のようにアイテープや二重のりを使用すると、まぶたの皮膚に継続的な負担をかけてしまいます。

貼る・剥がすといった動作や、接着剤の成分が刺激となり、皮膚が伸びてしまったり、まぶたの弾力が失われたりするリスクがあるためです。

また、アイメイクを落とす際に強くこすることも皮膚にダメージを与えます。

日々のメイクが将来的なたるみを引き起こす原因となることもあるため、まぶたへの負担を意識したケアが必要です。

目の使いすぎや生活習慣

パソコンやスマートフォンの長時間使用は、目元に大きな負担を与えます。

目を酷使することでまぶた周辺の筋肉が疲労し、たるみやすくなるためです。

加えて、睡眠不足やストレス、栄養バランスの乱れといった不規則な生活習慣も肌の再生能力を低下させ、まぶたのたるみに拍車をかけます。

血行不良が続くとまぶたがむくみやすくなり、それがたるみにもつながるため、生活習慣の見直しも非常に重要です。

眉下切開に脂肪切除は必要?

眉下切開に脂肪切除が必要になるかどうかは、脂肪による腫れぼったさが原因かによって決まります

特に、二重のりを使用しても二重を維持できない方には、脂肪切除を併用することをご提案させていただいております。

専門医による丁寧な診察とカウンセリングのもと、自分に合った施術を選びましょう。

上まぶたのたるみ解消には:Top clinicがおすすめ!

上まぶたのたるみが気になる方には、自然で若々しい仕上がりが期待できるe:Top clinicの眉下切開がおすすめです。

同院では、形成外科出身である増田院長が一人ひとりの骨格や目元の状態を丁寧に診察し、オーダーメイドでデザインします。

縫合技術にもこだわり、傷跡が目立ちにくく、仕上がりの美しさにも定評があります。

術後の腫れや赤みを軽減するためのアフターケアも充実しており、安心して施術を受けられる点も魅力です。

まとめ


この記事では、眉下切開と脂肪切除の違いを解説しました。

眉下切開は皮膚のたるみを取り除くのに適しており、まぶたに厚みがある方には、必要に応じて脂肪切除を併用することで、よりスッキリとした仕上がりが期待できます。

脂肪切除が必要かどうかは、お一人おひとりのまぶたの状態によって異なりますので、カウンセリング時にまぶたの厚みや脂肪の量を拝見した上で、適切な方法をご提案いたします。

この記事を参考に、自分のまぶたの状態や希望に合った方法を見極め、納得のいく美容医療を選びましょう。

  • 増田えりか

    院長

    増田 えりか
    Erika Masuda

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    360度美人を目指して

    全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
    目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
    赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

    経歴

    • 2013

      日本大学

      医学部

      卒業

    • 2015

      昭和大学病院

      形成外科

    • 2016

      今給黎総合病院

      形成外科

    • 2017

      千葉こども病院

      形成外科

    • 2018

      湘南美容クリニック

      秋葉原院

    • 2020

      湘南美容クリニック

      高田馬場院

      院長

    • 2021

      イートップクリニック

      開設

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