眉下切開の術後に現れる傷跡や赤みについて不安を抱える方も多いのではないでしょうか。赤みや傷跡は1ヶ月後が一番目立ちやすく、徐々に薄くなっていきます。3ヶ月~6ヶ月後には、ほぼ傷や赤みは薄くなり完成となる方が多いです。ただし、術後のダウンタイム中の過ごし方によっては、回復が遅くなる可能性があるため注意が必要です。
この記事では傷跡・赤みが改善するまでの期間やダウンタイム中の過ごし方を解説します。さらに、ダウンタイム中にみられる症状や、傷跡や赤みが消えない場合の対処法も紹介しているので、眉下切開を受けようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
眉下切開の傷跡や赤みはいつ消える?
眉下切開後は、術後すぐに赤みや傷跡が現れるのが一般的です。赤みや傷跡は自然な回復プロセスですが、完全に目立たなくなるまでには個人差があります。
ここからは、赤みや傷跡が消えるまでの目安を解説します。
1ヶ月をピークに徐々に赤みは改善される
術後の強い赤みは、通常1〜2週間程度で大幅に軽減します。しかし、傷の赤みが引くまでの期間は、肌質や回復力・術後のケアに左右されるため、完全に目立たなくなるには3ヶ月〜6ヶ月を要することがあります。
傷跡は1年ほどで薄くなる
眉下切開の傷跡は、術後3ヶ月〜6ヶ月で目立ちにくくなり、1年ほどで薄くなるのが一般的です。ただし、個人差があるため、完全に薄くなるとは限りません。
術後数ヶ月間は、傷跡ケア用のクリームを使用したり、傷跡を擦らないようにしたりすることで傷跡の状態を良好に保てます。
眉下切開後の傷跡や赤みが目立ちやすい人の特徴
眉下切開の赤みや傷跡が目立ちやすい人には、いくつかの共通点があります。ここからは、傷跡や赤みが目立ちやすい人の特徴を解説します。
肌が白い人
肌が白い方は、赤みや傷跡が目立ちやすいです。紫外線ケアをするだけでなく、ケアをする際は刺激の少ないスキンケア製品を選んだり、同時に冷却ケアをしたりすることで炎症を抑え、赤みや傷跡の回復を早めることが可能です。
眉毛が薄い人
眉毛が薄い方は、術後の傷跡が眉毛で隠れにくく、目立ちやすいです。もともと眉が薄いタイプの方は、眉下切開前に眉アートメイクを行うことをおすすめします。
施術前に眉アートメイクを行うことで、施術後のダウンタイム中でも眉の形を綺麗に保ち、傷跡の赤みが気にならなくなります。
眉下切開をすると眉の位置が下がるため、術後の眉形の変化を予想し、増田院長とアートメイクアーティストが連携し眉デザインをご提案いたします。
傷跡や赤み以外に眉下切開のダウンタイム中にみられる症状
眉下切開では、傷跡や赤みにだけでなく、いくつかダウンタイムに症状が現れることがあります。ここからは、ダウンタイム中にみられる症状を紹介します。
痛み
術後は軽度の痛みを感じることが一般的です。切開部位が回復する過程で生じる自然な現象で、多くは術後1週間ほどで和らぎます。痛みが強い場合は、医師が処方した鎮痛薬を服用して過ごしましょう。
また、無理はせず、術後は可能な限り安静に過ごすことが重要です。施術部位を触ったり、刺激を与えたりしないよう注意しましょう。
痛みが1週間以上続く、もしくは通常よりも強い場合は、感染症の可能性や施術部位の異常が考えられるため、速やかに医師に相談することが重要です。
当院では、術後最大72時間痛みを抑えることができる局所麻酔薬エクスパレルをご用意しておりますので、術後の痛みが不安な方はご相談ください。
腫れ
腫れは、眉下切開後にほとんどの方が経験する症状の1つです。術後2〜3日間がピークとなり、その後は徐々に軽減していきます。完全に腫れが引くまでには、通常1〜2週間ほどかかりますが、適切なケアを行うことで早期回復が期待できます。
腫れを軽減する方法として、患部を冷やし、睡眠時は頭を高めにした姿勢で休むことが重要です。
患部を冷やす際は、冷たいタオルを用意して、1回15分以内を目安に冷却をしましょう。冷やしすぎると血行が悪くなり、回復が遅れる可能性があります。また、就寝する際は、頭を高めにした姿勢で休むことで、血液の流れを調整し、腫れを防ぐことが可能です。腫れが予想以上に長引いたり、悪化する場合は、すぐに医師に相談してください。
内出血
眉下切開後の内出血は、切開する際に小さな血管が傷つくことで生じます。ときに広範囲に内出血が見られることがありますが、通常は1〜2週間で自然に吸収され、目立たなくなります。
内出血がなかなか改善しない場合や、色素沈着が疑われる場合は、医師に相談するのがおすすめです。
眉下切開の経過
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、顔の雰囲気の変化、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。
料金(自由診療)眉下切開 ¥450,000 +アートメイク ¥132,000
眉下切開後の経過は、段階的に進みます。術後直後から抜糸までの期間は、腫れや赤みが現れるのが一般的です。その後は、徐々に症状が軽減し、傷跡が目立たなくなっていきます。
ここからは、術後の経過を術後〜抜糸までと抜糸〜3ヶ月ほどの期間に分けて解説します。
術後〜抜糸まで
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、顔の雰囲気の変化、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。
料金(自由診療)眉下切開 ¥450,000 +アートメイク ¥132,000
術後の1週間は、特に注意が必要な期間です。腫れや赤みが強く現れることが一般的で、傷跡も目立ちやすくなります。抜糸までは、体の回復力を高めることが重要です。
術後24時間は患部を冷やして炎症を抑えたり、医師から処方された薬を適切に服用したりして感染を予防しましょう。さらに、患部に直接触れることや、摩擦を与える行為を避けることで、回復を早められます。タオルで顔を拭く際は、擦らないよう注意が必要です。
抜糸〜3ヶ月ほど
抜糸をする頃には、腫れや赤みが徐々に改善し、切開部位の傷跡が少しずつ馴染んで強い赤みも落ち着いてくるころです。ただし、傷跡の完全な回復にはまだ時間がかかるため、引き続きケアを続けることが大切です。ケアを怠ると、色素沈着や傷跡が残る可能性があります。
なかでも、紫外線対策は特に重要です。新しい皮膚が形成される時期は、紫外線の影響を受けやすく、色素沈着を引き起こす可能性があります。外出時には、SPF50以上の日焼け止めを使用したり、帽子やサングラスを活用したりして紫外線から肌を守ることが重要です。
眉下切開後の傷跡や赤みが消えない場合の対処法
眉下切開後、傷跡や赤みが予想以上に長引くことがありますが、適切に対策をすることで目立たなくできる可能性があります。ここからは、眉下切開後に傷跡や赤みが消えない場合の対処法を5つ紹介します。
コンシーラーやメイクで隠す
傷跡や赤みが目立つ場合は、コンシーラーやメイクを活用するのがおすすめです。赤みが強い場合、グリーン系のコントロールカラーを下地に使うと、赤みが自然にカバーされ、肌が均一にみえます。傷跡部分には、カバー力の高いコンシーラーを使用し、薄く叩き込むように塗布することで、傷跡が目立たなくなります。
ただし、メイクは医師の許可がおりてからにしましょう。傷口がデリケートな状態でメイクをすると刺激を与えてしまう可能性があります。
増田院長の眉下切開の場合、3日後からパウダーアイブロウメイクは可能ですが、傷跡部分へのペンシルアイブロウを行うのは赤みが落ち着いてから(2ケ月〜3ヶ月以降)にしましょう。
帽子をかぶる
帽子は傷跡や赤みを隠すと同時に、紫外線を防げます。つばが広めの帽子を選ぶことで、顔全体をカバーしながら、目元の傷跡を自然に隠すことが可能です。紫外線は術後の傷跡に色素沈着を引き起こすリスクがあるため、帽子は欠かせないアイテムとなるでしょう。
帽子は、日差しが強い季節だけでなく、曇りの日や冬場にも有効です。紫外線は天候に関わらず存在するため、術後は帽子や日焼け止めを併用し、徹底的に肌を保護しましょう。
眼鏡やサングラスを着用する
眼鏡やサングラスは、目元を自然にカバーできる便利なアイテムです。サングラスをかけることで、傷跡や赤みを隠しつつ、紫外線から目元を守れます。大きめのフレームや太めの縁のサングラスを選ぶことで、眉下の部分をしっかりとカバーし、傷跡を目立たなくできるでしょう。
前髪で隠す
前髪を使って傷跡を隠す方法は、自然に傷跡や赤みをカバーできる方法の1つです。眉下部分を覆えるスタイルにすることで、目元への視線を逸らせます。ただし、傷口がデリケートな時期は、前髪が刺激になるため、抜糸してからにするのがおすすめです。
施術前に美容師に相談して、自分の顔の形やライフスタイルに合ったスタイルを提案してもらうと良いでしょう。また、ヘアセットの際には低刺激性のヘアケア製品を使用し、術後の肌に負担をかけないように注意しましょう。
前髪のスタイルを工夫することで、術後の不安を軽減しながらおしゃれを楽しめます。
術前にアートメイクをする
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、顔の雰囲気の変化、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。
料金(自由診療)眉下切開 ¥450,000 +アートメイク ¥132,000
眉下切開後の傷跡は、術後1ヶ月をピークに赤く硬くなる時期を迎えます。事前に眉アートメイクをしていれば、傷跡の赤みは気になりません。
眉下切開後は、最大切除幅である眉山部分を中心に眉の形が下がります。切除幅に応じて、どのように眉が変化するかを増田院長が予め予想し、術後好みの眉になるよう当院のアートメイクアーティストと連携しデザインを行うので、術後の眉型のを心配する必要はありません。
眉下切開の傷跡や赤みを早く改善するダウンタイム中の過ごし方
眉下切開のダウンタイム中は、傷跡や赤みが気になりやすい時期でもあります。ダウンタイム中の過ごし方を工夫することで、回復を早めて傷跡を目立ちにくくすることが可能となるでしょう。
ここからは、ダウンタイム中の過ごし方で、特に注意したいポイントを解説します。
洗顔
術後すぐは、切開部分を直接濡らさないように注意する必要があります。術後3日間は、ガーゼやコットンを湿らせて顔を優しく拭き取る程度に留めましょう。水圧が強いシャワーなどで、傷口を刺激しないことが重要です。
傷口が安定してきたら、低刺激性の洗顔料を使用し、泡で優しく汚れを落とすようにしましょう。傷口が安定してもデリケートな状態が続くため、傷口を擦らず、指先で軽く触れる程度に留めると安心です。
洗顔後は清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取り、患部を乾燥させすぎないよう保湿をしましょう。
入浴・シャワー
眉下切開後の入浴やシャワーは、切開部分への影響を最小限に抑えるために配慮が必要です。術後1週間は長時間の入浴を避け、シャワーだけにしておきましょう。シャワーを浴びる際は、患部が直接お湯に触れないようにガーゼや防水テープで保護するのがおすすめです。
また、お湯の温度は38度程度のぬるめに設定してください。熱いお湯は血流を促進し、腫れや赤みが悪化する恐れがあります。
コンタクトレンズ
術後すぐにコンタクトレンズを装着すると、目元に負担をかける可能性があります。術後1週間程度は使用を控え、代わりに眼鏡を活用するのがおすすめです。抜糸までは、目元をできるだけ刺激せず、切開部分の回復を優先することが重要です。
術後の状態が安定し、腫れや赤みが軽減してきたら、医師に相談のうえでコンタクトレンズの使用を再開しましょう。コンタクトレンズの装着を再開する際は、感染症を防ぐために、手を清潔に保ちつつ傷口に触れないように注意が必要です。
万が一、コンタクトレンズの装着後に違和感がある場合は、無理せず眼鏡を使用するのがおすすめです。
運動
術後の運動は、回復状況に応じて慎重に再開する必要があります。術後1週間は、激しい運動を控え、軽い散歩程度に留めるのが理想です。心拍数が上がるような運動は、切開部分の腫れや内出血を悪化させる可能性があるため避けると良いでしょう。
術後2〜3週間経ち、傷跡が落ち着いてきたら、ウォーキングやヨガなどの軽い運動を始めても良いでしょう。ただし、ランニングや筋トレなど負荷が大きい運動は、医師に相談してから再開するようにしてください。無理をせず、徐々に体を慣らすことが大切です。
飲酒・喫煙
飲酒と喫煙は、術後の回復を妨げる大きな要因です。アルコールは血流を促進し、腫れや赤みを悪化させる可能性があります。そのため、術後1週間は飲酒を控えるのがおすすめです。
さらに、喫煙は傷口の治癒を遅らせ、感染リスクを高める可能性があります。喫煙をすると、切開部位への酸素供給を妨げ、傷跡が目立つ原因にもなるため、術後1ヶ月間は禁煙したり本数を減らしたりしましょう。
飲酒や喫煙を控えることで、より早く自然な仕上がりを目指せます。
眉下切開の傷跡や赤みは医師の技術によっても差がある
眉下切開の仕上がりは、施術を行う医師の技術に大きく左右されます。縫合の仕方によっては、傷跡が目立ちやすくなることもあるため、医師選びが重要です。
経験豊富な医師や眉下切開が得意な医師に施術してもらうことで、傷跡が残りにくい仕上がりが期待できるでしょう。さらに、公式サイトや症例写真をチェックし、希望する仕上がりに近い実例を持つ医師を選ぶのがおすすめです。
まとめ
眉下切開の赤みは数ヶ月で改善し、傷跡は1年程度で目立たなくなります。ただし、肌が白い人や眉毛が薄い人は、傷跡や赤みが目立ちやすい傾向にあるため注意が必要です。
ダウンタイム中には、痛みや腫れ・内出血などの症状が現れる可能性があります。多くは一時的な症状であり、正しいケアを行うことで回復を早められるでしょう。
術後の洗顔や入浴は慎重に行い、激しい運動や飲酒・喫煙を控えることで、より良い仕上がりが期待できます。また、眉下切開の仕上がりや傷跡の目立ちにくさは、担当する医師の技術力に大きく左右されます。信頼できる医師を選び、術前のカウンセリングでしっかりと要望を伝えることが重要です。
眉下切開の傷跡の経過が気になる方は、こちらの動画も合わせてご確認ください。