眉下切開と眼瞼下垂の違いを解説!自分に合った手術選びのために

2025.10.31

監修医師プロフィール

増田えりか
院長

増田 えりか

Erika Masuda
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360度美人を目指して

全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

経歴

2013日本大学 医学部 卒業
2015昭和大学病院 形成外科
2016今給黎総合病院 形成外科
2017千葉こども病院 形成外科
2018湘南美容クリニック 秋葉原院
2020湘南美容クリニック 高田馬場院 院長
2021イートップクリニック 開設 院長就任

まぶたの重さやたるみに悩んでいる方の中には、自分には「眉下切開」と「眼瞼下垂」どちらの手術が適しているのか迷う方が多くいます。どちらも目元の印象を改善する手術ですが、目的や方法、得られる効果には違いがあります。

眉下切開と眼瞼下垂は一見混同されがちな手術ですが、実際には改善目的が異なります。眉下切開は、まぶたの皮膚が覆いかぶさることで生じる皮膚のたるみを取り除き、すっきりとした目元に整える手術です。一方、眼瞼下垂は目を開く筋肉を調整し、目の開きを改善する手術です。

イメージとしては、眉下切開が「車のボディの修理」、眼瞼下垂が「車のエンジンの修理」にあたります。どちらの手術が適応になるかどうかは、医師によるカウンセリングを受けることが大切です。

この記事では、それぞれの手術の特徴や効果の違いを整理し、自分に合った方法を見極めるためのヒントをお伝えします。信頼できるクリニックでカウンセリングを受ける前に、まずは基礎的な知識を押さえておきましょう。

眉下切開と眼瞼下垂の手術方法の違い

眉下切開と眼瞼下垂の手術は、いずれもまぶたの見た目や機能を改善する手術ですが、手術の目的やアプローチが大きく異なります。手術を検討する際には、この違いを理解することが大切です。

ここでは、それぞれの手術方法について詳しく解説します。

眉下切開で余分な皮膚を切除してたるみを改善する

眉下切開は、眉毛の下を切開し、余分な皮膚を取り除くことでたるみを改善する手術です。加齢によってまぶたが下がり、皮膚の被さりによって目元が重たく見える状態を解消するのに適しています。眉毛の直下を切開するため、傷跡は眉毛に隠れて目立ちにくく、自然な仕上がりが期待できます。

<眉下切開の適応例>

料金(自由診療)眉下切開¥480,000(税込)+脂肪切除¥150,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,000(税込)リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

当院の眉下切開は、形成外科出身の増田院長が「毛包斜切開法」で行います。

<毛包斜切開法のイメージ>

この方法は、毛根を守るために皮膚を斜めに切開し、斜断面を平らに縫合する高度な技術を必要とします。さらに、中縫いと外縫いを丁寧に行い精密な縫合を徹底することで、傷跡をできる限り目立ちにくく仕上げます。その結果、切開部からも毛が生えやすくなり、時間の経過とともに傷跡は眉毛に隠れて自然に馴染んでいきます。

<一眼レフ撮影の傷跡の経過>

料金(自由診療)眉下切開¥480,000(税込)+脂肪切除¥150,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,000(税込)リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

眉の毛量が少ない方でも、精密な縫合により傷跡ができる限り目立ちにくい仕上がりを追求しています。

 

参考YouTube:眉下切開手術1,700件以上の医師が解説❗️メリット・デメリット全てお話しします💡💡|増田えりか医師のバレずに10歳若返りチャンネルat イートップクリニック

眼瞼下垂でまぶたを持ち上げる筋肉を調整する

眼瞼下垂手術は、まぶたを開ける役割を担う「眼瞼挙筋」や「挙筋腱膜」と呼ばれる組織を調整して、目の開きを改善する手術です。加齢や先天的な要因で筋肉が緩み、視界が狭くなってしまう症状に適しています。

<眼瞼下垂の状態>

眉下切開が「余分な皮膚のたるみを取り除くことでまぶたの重さを改善する手術」であるのに対し、眼瞼下垂手術は「目を開く筋肉を調整して、目の開きを改善する手術」です。

視界の確保だけでなく、眠たそうに見える印象を軽減できる点も特徴です。なお、目を開く機能の改善のみを目的とする場合は保険適用となることがあります。ただし、保険診療では二重幅の調整や傷跡をできる限り美しく仕上げるといった審美的な要素は含まれません。

そのため当院の眼瞼下垂術は自由診療で行います。目を開く機能の改善に加え、二重幅の調整や傷跡の仕上がりに徹底的にこだわったデザインや縫合を行います。当院のお客様のなかには「過去に保険適用で手術を受けたが、二重幅を再度整えたい」と来院される方もいらっしゃいます。

<眼瞼下垂の適応例>

料金(自由診療)眼瞼下垂¥600,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,000(税込)リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

<傷跡の経過>

料金(自由診療)眼瞼下垂¥600,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,000(税込)リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

参考YouTube:気圧の変化で寝込むほど酷かった頭痛がスッキリ改善!【眼瞼下垂】|増田えりか医師のバレずに10歳若返りチャンネルat イートップクリニック

手術時間や麻酔方法の違い

眉下切開の手術時間の目安は90〜120分です。麻酔は局所麻酔または静脈麻酔からお選びいただけます。麻酔が切れた後に痛みが出やすいため、術後は痛み止めを処方しておりますのでご安心ください。さらに、術後の痛みに不安がある方には72時間効果が持続する麻酔「エクスパレル」(税込33,000円)もご用意しております。術後すぐにお仕事へ復帰される方や、ダウンタイムをできるだけ軽減したい方にご好評いただいています。

眼瞼下垂手術は、筋肉や腱膜の調整を伴うため、手術時間はおよそ150分が目安です。二重幅の調整も同時に行うことができ、術中に起き上がった状態で左右差が出ないよう増田院長が確認しながら丁寧に二重幅を調整します。さらに鏡を使ってご自身の目元を確認していただきながら、最終的な二重幅を一緒に決められる点も特徴です。

眉下切開と眼瞼下垂の効果の違い

眉下切開と眼瞼下垂の手術は、いずれも目元の印象を変える効果がありますが、得られる結果には明確な違いがあります。どちらの手術を選ぶかは、まぶたのたるみが皮膚のたるみなのか、目を開く機能的なものかによって異なります。

ここでは、代表的な効果の違いを解説します。

眉下切開でまぶたのたるみが改善される

眉下切開は、皮膚のたるみや厚ぼったさを取り除き、上まぶたを自然にすっきりと整える手術です。加齢によって狭くなった二重幅を蘇らせ、目元を明るい印象に導くことで、表情全体が自然に若々しく見える効果が期待できます。

まぶたを開く機能に問題がない場合には、眼瞼下垂術ではなく、眉下切開が適応となります。

また、当院では既に眉アートメイクをされている方にも手術の対応が可能です。眉下切開は手術の特性上、眉の位置や形が下がるため、既存のアートメイクがある場合には「術後に変化する眉型」を見越した切開デザインが欠かせません。

<眉下切開後の眉型の変化>

増田院長は豊富な執刀経験をもとに、眉下切開後の眉型の変化を予測し、事前に仕上がりのイメージを共有いたします。そのため、既に眉アートメイクをされている方でも、自然でバランスの取れた眉型に整えながらまぶたのたるみも同時に改善することが可能です。

参考YouTube:眼瞼下垂では改善しなかったたるみを治すには??目元スッキリ若返り!【眉下リフト】|増田えりか医師のバレずに10歳若返りチャンネルat イートップクリニック

眼瞼下垂で目の開きが良くなり視界が広がる

眼瞼下垂の手術は、緩んでしまった筋肉(挙筋腱膜)を調整し、まぶたをしっかり持ち上げて目の開きを改善する手術です。視界が広がることで日常生活の快適さが向上し、まぶたの重さによる疲労感も軽減されます。さらに、眠そうに見える目元をぱっちりとさせることができるため、機能面と審美面の両方を同時に改善できる点が大きなメリットです。

参考YouTube:目が重い、開きが悪い【眼瞼下垂】を美容外科医が解説!|増田えりか医師のバレずに10歳若返りチャンネルat イートップクリニック

眉下切開と眼瞼下垂の適応に違い

大きな違いは、まぶたのたるみの原因が「皮膚によるもの」か「目を開く機能の低下によるもの」かという点です。

眉下切開は、まぶたを開く機能に問題がなく、皮膚のたるみが主な原因の場合に適応となります。自然な若返りや厚ぼったさの改善を目的としており、大きな変化よりも自然な印象を求める方に多く選ばれる手術です。

一方、眼瞼下垂手術は、目を開く筋肉を調整して開きを改善する必要がある方に適応となります。黒目がまぶたに隠れて眠そうに見えてしまう状態を改善し、黒目をしっかり見せることが可能です。さらに、機能改善に加えて二重幅の調整も可能で、眉下切開に比べて目元の変化がよりはっきり現れる点が特徴です。

眉下切開の適応と間違えやすい例として、黒目がまぶたに覆いかぶさり眠そうに見える症状があります。これは多くの場合「目を開く筋肉の機能が緩むこと」によって起こりますが、皮膚のたるみがまぶたに被さることで同じように眠そうに見えるケースもあります。まぶたを開く機能に問題がなく、皮膚のたるみが主な原因となっている場合には、眼瞼下垂ではなく眉下切開が適応となります。

まずご自身の悩みを明確にし、医師へ相談することが重要です。信頼できるクリニックでカウンセリングを受けることで、自分に合った最適な手術を見つけやすくなります。

眉下切開と眼瞼下垂、それぞれの手術が向いている人

2つの手術を選ぶ際には、自分の悩みと適応と診断された手術を理解することが重要です。眉下切開と眼瞼下垂はまぶたのたるみの改善効果をもたらす手術ですが、適応が明確に分かれます。

ここでは、それぞれの手術がどのような方に適しているかを詳しく解説します。

眉下切開が適している人

眉下切開は、上まぶたの皮膚のたるみが原因で目元が重たく見える方や、加齢による印象の変化を改善したい方に適しています。特に、目の開きに大きな問題がなく、まぶたの余分な皮膚のたるみが気になる場合に効果的です。

切開ラインは眉毛の下で行うため、自然な変化を期待することができます。元々の二重のラインが蘇るため目元の明るさを自然に取り戻すこともできます。

<眉下切開の適応例>

料金(自由診療)眉下切開¥480,000(税込)+脂肪切除¥150,000(税込)+切開ハムラ¥600,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,000(税込)リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

眼瞼下垂が適している人

眼瞼下垂手術は、まぶたの開く筋肉が緩み、視界が狭くなっている方や、目が開けにくい症状がある方に適しています。先天的な筋力の弱さや加齢による筋肉の低下が原因の場合、筋肉や腱膜の調整により目を開く機能の改善が可能です。

眼瞼下垂の症状がある方は、審美面では眠そうに見える目が特徴であり、機能面では目が開きにくいことによって視界が狭くなる、頭痛や肩こり、目の疲れやすさといった日常生活への支障が出やすい点も特徴です。

眼瞼下垂は保険適用で「目の開きの改善のみ」を行うことも可能ですが、その場合、二重の幅や黒目の見え方の調整といった審美的な仕上がりは含まれません。機能面と審美面を同時に改善したい方には、自由診療での手術を検討しましょう。

<眼瞼下垂の適応例>

料金(自由診療)眼瞼下垂¥600,000(税込)+結膜側たれ目¥340,000(税込)+目尻切開¥330,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,000(税込)リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

自分に合った手術方法が気になる方は『e:Top clinic』へご相談ください

どちらの手術が自分に合っているか迷った場合は、信頼できるクリニックでの相談が重要です。

『e:Top clinic』では形成外科出身の増田えりか院長が、カウンセリングから手術、術後のフォローまで一貫して担当します。お客様一人ひとりのまぶたの厚み・筋肉・脂肪の状態を細かく診察し、将来的な変化まで見越したオーダーメイドのデザインを行っています。

目の開きが弱く眼瞼下垂の症状があり、さらにまぶたの皮膚のたるみも同時に起きている場合には、まず眼瞼下垂手術で目の開きを改善したうえで、眉下切開で皮膚のたるみを整えるといった二段階の手術が必要になるケースもあります。

このように症状の原因が複合している場合には、適切な手術の組み合わせを選ぶことで、機能改善と美しい目元に仕上げることが可能になります。e:Top clinicでは豊富な執刀経験をもとに、最適な手術をご提案いたします。

<眼瞼下垂と眉下切開を併用した症例>

料金(自由診療)当院眼瞼下垂後の眉下切開¥430,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,000(税込)リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

まとめ|眉下切開と眼瞼下垂の違いを理解して最適な手術を選ぼう

眉下切開と眼瞼下垂は、どちらも目元の印象や機能を改善する手術ですが、目的やアプローチが異なります。眉下切開は余分な皮膚を切除して自然な若返りを実現し、眼瞼下垂は目を開くための筋肉や腱膜の調整により目を開く機能改善を目的とします。

どちらの手術が適応となるかは、実際に診察をしてみないと判断できません。そのため、カウンセリングではご自身の悩みや理想のイメージをしっかりお伝えいただくことが大切です。

執刀経験が豊富な医師に診察を受けることで、適応となる手術を正しく見極めることができます。まずはカウンセリングで現状を把握し、メリット・デメリットを十分に確認したうえで、手術が必要かどうかを検討していきましょう。

  • 増田えりか

    院長

    増田 えりか
    Erika Masuda

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    360度美人を目指して

    全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
    目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
    赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

    経歴

    • 2013

      日本大学

      医学部

      卒業

    • 2015

      昭和大学病院

      形成外科

    • 2016

      今給黎総合病院

      形成外科

    • 2017

      千葉こども病院

      形成外科

    • 2018

      湘南美容クリニック

      秋葉原院

    • 2020

      湘南美容クリニック

      高田馬場院

      院長

    • 2021

      イートップクリニック

      開設

      院長就任

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