前額リフトは糸でできる?切開式・内視鏡との違いと適応を医師が解説

2026.01.16

監修医師プロフィール

増田えりか
院長

増田 えりか

Erika Masuda
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360度美人を目指して

全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

経歴

2013日本大学 医学部 卒業
2015昭和大学病院 形成外科
2016今給黎総合病院 形成外科
2017千葉こども病院 形成外科
2018湘南美容クリニック 秋葉原院
2020湘南美容クリニック 高田馬場院 院長
2021イートップクリニック 開設 院長就任

「額(おでこ)のリフトアップ・シワの改善は切らずに(糸リフト)改善できる?」と疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。

糸による前額リフト(額リフト)は切らない治療として知られていますが、額はたるみ・シワの原因や表情筋の強さによっては糸リフトだけでは十分な効果が得られにくい部位でもあります。

本記事では、前額リフトを糸で行う場合の特徴と限界を踏まえたうえで、切開式・内視鏡による前額リフトとの違いや適応について解説します。

前額リフト(糸)とは? 切らない額リフトの仕組み

前額リフト(糸)は、皮膚を切開せずに医療用の糸を皮下に挿入し、重力や加齢変化によって下がってきた額〜眉周辺の組織を引き上げる施術です。切開を伴う前額リフト(手術)に比べ、皮膚を大きく切らずに行えるため、「手術には抵抗がある」「まずは負担の少ない方法から試したい」という方の選択肢となります。

そもそも前額(おでこ)は、皮膚のたるみだけでなく、眉の位置や前頭筋の使い方、骨格の影響も受けます。例えば、目を開けやすくするために無意識に眉を上げる癖があると、額に表情ジワが入りやすくなり、年齢とともに「刻まれジワ」へ移行することがあります。

前額リフト(糸)では、糸のコグ(突起)を皮下組織に固定し、引き上げることで、額の横ジワの印象を和らげたり、眉位置を整えて目元をすっきり見せたりすることを目指します。 ただし、眼瞼下垂の症状がある場合や上まぶたの皮膚の余りが主因の場合は、他の治療(手術を含む)が適するケースもあるため、診察で適応を確認することが重要です。

額の糸リフトは、切らない治療のため、手術に比べてダウンタイムが短い点が特徴とされています。

一方で、糸は軽度なたるみを引き上げる治療であるため、額の皮膚の余りがある場合や表情筋の影響が強く深いシワを改善したい場合には、切開式または内視鏡による前額リフトが適しているケースもあります。

e:Top clinic(イートップクリニック)の前額リフトの手術方法や治療方針

前額リフトには、切開式前額リフトと内視鏡を用いた前額リフトという、主に2つの術式があります。どの術式が適しているかは、額のシワや皮膚のたるみの程度、表情筋の緊張の強さ、眉と目元のバランスなどを総合的に診察したうえで判断する必要があります。

額・眉・まぶたは、それぞれが独立したパーツではなく、筋肉や皮膚、支持組織によって連続した一体の構造として成り立っています。そのため、額のシワが気になっている方の中には、同時にまぶたのたるみを自覚されているケースも少なくありません。

実際に、まぶたのたるみを主訴として来院された方の中には、額のたるみが影響し、目元の重さとして現れているケースも多く見られます。このような額・眉・まぶたの一体構造によるたるみは、糸リフトのみで十分な改善を得ることが難しい場合があり、皮膚や筋肉の位置関係を調整できる手術によって、より根本的な改善を目指せるケースがあります。

目元だけ、眉だけと部分的に捉えるのではなく、額から目元全体を一体として評価することが、適切な術式選択につながります。そのため当院では、額のシワやたるみの状態を総合的に診断したうえで、額の糸リフトよりも根本的な改善が期待できる切開式または内視鏡による外科手術による前額リフトをご提案するケースが多いです。

内視鏡前額リフトとは

内視鏡前額リフトは、額・眉・まぶたのたるみを内視鏡を用いて引き上げる手術です。皮膚を切除せずに小さな穴を開け、内視鏡を使って骨膜を持ち上げることによって、テーブルクロスを引き上げるように組織を全層でリフトアップします。 また、まぶたの重みを内側〜外側まで、ポニーテールをした時のように自然な若々しさや表情の明るさを取り戻すことができます。

切開範囲を最小限に抑えられるため、傷跡が目立ちにくく、身体への負担を抑えやすい点が特徴とされています。皮膚の余りが比較的少なく、シワやたるみが軽度から中等度の場合には、内視鏡を用いた前額リフトが適応となることがあります。

内視鏡前額リフトでは、額だけでなくこめかみ部分まで剥離を行うことが可能で、眉の引き上げと同時に側頭部(目尻側)のたるみ改善も目指せます。

術後2週間以内であれば状態に応じた微調整が可能であり、必要に応じて額やこめかみへの脂肪注入を併用することで、引き上げだけでなく、ボリュームや質感まで含めた調整を行うこともできます。

内視鏡前額リフト施術ページ

 

切開式前額リフトとは

切開式前額リフトでは、余剰皮膚を切除することで、額のシワを根本から改善し、なめらかで張りのある額を目指せる点が大きな特徴です。額や眉間に深いシワが刻まれている方、表情筋の緊張が強く、皮膚の余りによるたるみが目立つ場合には、切開式前額リフトが適応となることがあります。

また、切開式では表情筋への十分なアプローチが可能なため、額のシワ・眉間のシワ・眉を下げる方向に働く筋肉を調整・処理することができます。

これにより、額や眉間の過度な緊張を和らげ、ボトックス注射の効果を長期的に得られる可能性があるほか、術後の後戻りを防ぐ効果も期待できます。

さらに、切開位置を工夫することで、生え際のラインを整えられる点も切開式前額リフトならではの利点です。産毛が多い方や、額の広さが気になる方などでは、髪の生え際や頭皮内に切開を行い、額の印象や生え際のバランスを調整することが可能です。

 

 

切開式前額リフト施術ページ

 

なぜ当院では「糸だけ」を勧めないのか

前額リフトは「切る・切らない」のご希望だけでお悩みが改善される治療ではありません。

額・眉・まぶたが一体となる複雑な部位だからこそ、見た目に現れている症状だけで治療法を決めてしまうと、十分な改善が得られないことがあります。

当院では、原因に応じた治療選択を重視しているため、「糸だけ」に限定したご提案は行っていません。

糸だけでは改善が難しいケースが多い部位

前額リフトで使用される糸には、「コグ」と呼ばれる微細な突起がついているタイプがあります。 このコグが皮下組織に引っかかることで、たるんだ皮膚を土台から支え、リフトアップを行います。

ただし、額は皮膚と筋肉が強く連動し、表情筋の動きの影響を受けやすい部位です。糸によるリフトアップは一定の効果が期待できる場合もありますが、額・眉・まぶたが連動してたるみが生じているケースでは、糸だけで十分な変化を得ることが難しいことがあります。そのため、状態によっては皮膚や筋肉を調整できる手術が必要となる場合があります。

糸の適応を見極めずに行うと満足度につながりにくいため

糸リフトは、他の治療と同様に、すべての方に適しているわけではありません。適応を十分に検討せずに行った場合、「思ったほど変化を感じない」「すぐに戻ってしまった」といった結果につながることもあります。

当院では、施術後の変化やお客様の満足度を重視し、糸で対応可能かどうかを含めて慎重に適応を判断しています。

手術まで対応できるからこそ、治療を限定しない判断ができる

当院は切開式・内視鏡による前額リフトにも対応しているため、糸リフトだけといった限定的な施術の提案ではなく、お客様の症状に合わせた最適な治療選択が可能です。

複数の治療方針をご用意したうえで、その方にとって本当に必要な治療を提案できることが、結果的に自然で長期的な満足につながると考えています。

そのため、e:Top clinic(イートップクリニックでは、特定の施術に限定することなく、症状やご希望に合わせて最適なオーダーメイドの手術プランをご提案いたします

傷跡が不安な方には切らない額リフト(内視鏡前額リフト)の選択

広範囲な切開には抵抗があるという方には、内視鏡前額リフトという選択肢があります。内視鏡前額リフトは、生え際や側頭部の頭皮内に小さな切開を加えて行うため、傷跡を最小限に抑えながら、額・眉・目元全体のバランスを整えることが可能な術式です。

ただし、内視鏡前額リフトが適応となるのは、額のシワが比較的少なく、皮膚の余りが強くないケースに限られます。

症例写真をご確認いただき、ご自身の状態と照らし合わせていただくことで、適応を判断する際の参考になりますので、ぜひご覧ください。

 

施術ページはこちら
内視鏡前額リフト施術ページ

リスク・副作用・ダウンタイムについて

前額リフト(糸)は比較的身体への負担の少ない施術ですが、以下の副作用やリスクが生じる可能性があります。

◾️腫れ・むくみ:数日〜1週間程度続く場合があります。

◾️内出血:稀に生じることがありますが、メイクで隠せる程度で、約1〜2週間で消失します。

◾️痛み・違和感:施術後数日は引きつるような感覚や痛みを感じることがありますが、徐々に馴染んでいきます。鎮痛剤を処方いたします。

◾️ひきつれ・凹凸:皮膚の浅い層に糸が入ると凹凸ができることがありますが、通常は時間経過とともに改善します。

◾️感染:極めて稀ですが、熱感や強い腫れが続く場合は速やかにご連絡ください。

よくある質問(FAQ)

糸による前額リフトの効果はどれくらい持続しますか?

使用する糸の種類や本数、皮膚の状態などによって効果の持続期間には個人差がありますが、一般的には1年から1年半程度とされています。

持続効果に合わせて定期的なメンテナンスを行うことで、効果を維持しやすくなる場合があります。

施術中の痛みはありますか?

e:Top clinic(イートップクリニック)では、施術内容やご希望に応じて、局所麻酔または静脈麻酔を併用して施術を行っています。

手術の場合には、静脈麻酔で眠った状態で行うため、痛みを感じることはありませんのでご安心ください。

まとめ

このように当院では、糸・切開式・内視鏡それぞれの施術・手術の特性を理解したうえで、適応に基づいた前額リフト治療を行っています。

治療方法に迷われている方も、まずは診察でシワやたるみの状態を丁寧に確認し、ご自身に合った前額リフトの選択肢を一緒に検討していくことが大切です。

当院では、形成外科出身の増田えりか院長が診察を担当し、お一人おひとりの症状に合わせて、自然な仕上がりを重視した施術・手術プランをご提案しています。

「おでこのシワが気になってきた」「以前より目元が重く感じる」といったお悩みがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

  • 増田えりか

    院長

    増田 えりか
    Erika Masuda

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    360度美人を目指して

    全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
    目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
    赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

    経歴

    • 2013

      日本大学

      医学部

      卒業

    • 2015

      昭和大学病院

      形成外科

    • 2016

      今給黎総合病院

      形成外科

    • 2017

      千葉こども病院

      形成外科

    • 2018

      湘南美容クリニック

      秋葉原院

    • 2020

      湘南美容クリニック

      高田馬場院

      院長

    • 2021

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