一般的に眼球が通常の位置より前にある目を出目、後ろにある目を奥目と呼びますが、医学的に明確な定義はありません。
眉下切開はまぶたのたるみが取れて目元をすっきりと若々しい印象になるため、人気のある施術ですが、出目の場合はデメリットや問題点があります。
本記事では眉下切開を検討している方に向けて、出目の方の問題点やデメリットを解説するほか、増田院長オリジナルの脂肪移植増田法についても解説します。
出目、奥目とは
出目、奥目という言葉はよく知られているものの、医学的な定義はないため眼球突出症のような状態以外は正常とされます。
一般的に眼球が眉直下の骨である眉骨よりも前にあると出目、後ろにあると奥目といわれ、日本人は眉骨と眼球がほぼ垂直の位置にある方が多いです。
しかし3~4割は出目もしくは奥目を持ち、東洋人は西洋人よりも出目の印象が強いといわれます。
また出目の方には童顔になりやすい、目に光が入りやすい、一重や奥二重が多く、まぶたが重く見えがちといった特徴があります。
飛び出たような印象を改善するために、眉下切開を検討する方も少なくありません。
出目の人が眉下切開を行うことで問題になること
眉下切開で余分な皮膚や脂肪を切除すると、まぶたのたるみを取ることができます。
まぶたではなく眉毛の下のラインに沿って切開するため、傷跡が目立ちにくく、自然な仕上がりになるのも魅力です。
しかし出目の方の場合は2つの問題点があります。
つっぱりが出やすい
出目の方の瞼は眉骨と眼球が垂直、もしくは後ろにある方よりも脂肪が少なくても厚ぼったく見える傾向にあるため、眉下切開を検討する方が多いです。
眉下を切開して皮膚を引っ張り上げる際、平らな皮膚よりもつっぱりやシワが出やすく違和感につながりやすいです。
眉下切開は数ミリ幅で微調整が必要な施術のため、仕上がりのイメージから逆算してどの場所をどの程度まで切開するか理解できていなければ上手くいきません。
しっかりとしたカウンセリングをおこない、十分な技術を持つ医師が執刀するクリニックで施術を受けましょう。
たるみが取り切れていないと感じることがある
出目だと眼球が突出している分、まぶたが斜めになっています。
たるんだ皮膚が被ると飛び出た印象が強くなるため、眉下切開をしてもたるみが残っていると感じる可能性が高いです。
目が閉じるために必要な皮膚が多く必要だからです。
出目の方は次に紹介する脂肪移動増田法も検討してみてください。
出目の改善に効果的な脂肪移動術増田法
脂肪移動術増田法は、イートップクリニックの増田院長オリジナルの施術方法です。
下まぶたでおこなわれているハムラ法を応用したもので、第44回美容外科学会(JSAPS)にて増田院長が発表しました。
眉下切開の際に追加する施術で、突出感の目立たない位置にまぶたの脂肪を移動させます。
出目の方が悩む突出感を目立たなくさせる以外にまぶたの凹みや厚ぼったさのバランス改善や、くま予防にも効果的です。
脂肪を切除するのではなく、移動させて上に固定することで加齢による下まぶたのたるみも予防できます。
またダウンタイムも2~3日目まで痛みや腫れが酷くなる可能性があるものの、1週間後の抜糸時には眉下切開のみの場合と比べて大差がなくなるケースが多いです。
出目の方における脂肪移動術増田法のデメリット
魅力的なメリットも多い眉下切開と脂肪移植増田法ですが、後悔しないためにも事前にデメリットについて理解しておきましょう。
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
二重が浅くなりやすい
出目の方は眼球のカーブが強く、まぶたのベクトルが斜めになっています。
ベクトルが垂直な場合に比べ二重が食い込みにくいため、施術後は二重が浅くなる可能性があります。
場合によっては二重が浅くなることで、目元の印象が変わるかもしれません。
まぶたがすっきりするメリットと比較し、施術を受けるようにしましょう。
眉下切開によってどのような目元になりたいのか、事前にカウンセリングでしっかりと確認しておくことも大切です。
予定外重瞼線が出来やすい
脂肪移動術増田法で上まぶたの脂肪を除去、また凹みに再配置すると二重幅が変化する場合があります。
今までなかったシワができ、ケースによっては二重に新たなシワが加わり、三重になるかもしれません。
予定外重瞼線を防ぎ、理想通りの目元を実現するためには、医師と仕上がりイメージをすり合わせ、共有する必要があります。
カウンセリングでは理想の仕上がりを伝え、実現可能かじっくりと考えていきましょう。
また、納得するまで説明してくれる医師のもとで施術を受けるようにしてください。
出目の人への注意事項
出目の突出感をやわらげる、またはまぶたをすっきりさせるために脂肪を除去する場合は、取り過ぎないよう慎重に判断しましょう。
隔膜前脂肪ともいわれる眼輪筋の裏側のROOFならさほど問題ありません。
アジア人に多い特徴としてROOFが厚く、目元に腫れぼったい印象を与えるからです。
しかし眼窩脂肪は加齢とともに減り、まぶたが凹みやすくなります。
施術で眼窩脂肪を除去しすぎると二重がきれいに形成できなくなり、かえって老けた印象になるでしょう。
眼窩脂肪を除去する場合は未来の目元も考慮しながら、取り過ぎないよう注意してください。
脂肪移動術なら、脂肪を移動させるだけで切除しないため脂肪を減り過ぎてまぶたが凹む心配はありません。
【まとめ】出目を改善したいならイートップクリニックがおすすめ
出目の方が眉下切開を行う場合には、目元の突出感が改善されずに皮膚につっぱりやシワが出たりするリスクがあります。
まぶたのたるみと出目を同時に解決するには、眉下切開の手術に加えてまぶたの脂肪を移動させる増田院長のオリジナル術式「脂肪移動術増田法」をおすすめします。
増田院長は1700件以上の眉下切開の手術経験があり、傷跡を綺麗に仕上げるための縫合方法や理想の目元のになるために必要な手術を組み合わせてご提案させていただくことも可能です。
目元でお悩みの方はイートップクリニックまでご相談ください。