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眉下切開と眼瞼下垂手術の違いとは?特徴やおすすめの人を解説

2024.03.15

眼瞼下垂と眉下切開はどちらも目元のたるみやまぶたの重さを解消する施術です。
しかし眼瞼下垂手術と美容医療の眉下切開にはそれぞれ違いがあります。
たるんだ目元は外見の美しさにも影響するため、コンプレックスに感じている人も多いでしょう。
本記事では眉下切開と眼瞼下垂手術の違いやそれぞれの施術がおすすめな人について解説します。
まぶたのたるみに悩んでいる人、眼瞼下垂手術と眉下切開を比較検討したい人はぜひ参考にしてください。


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眉下切開と眼瞼下垂手術とは

眉下切開と眼瞼下垂手術は、どちらもまぶたの下がり改善効果が期待できる施術です。しかし同じ施術ではなく、切開する場所やアプローチする箇所、費用などが異なります。それぞれ効果やリスクを理解しておきましょう。

眉下切開

眉下切開は眉毛の下ラインに沿って切開し、余分な皮膚を切除することでまぶたのたるみや厚ぼったさを取り除く手術です。クリニックによっては眉毛下(びもうか)切開とも呼ばれます。まぶたを切開しないため傷跡も目立ちにくく施術後の目元の印象も自然です。また最近は、20代や30代の若い世代でも眉下切開を受ける人が増えています。目尻側のたるんだまぶたが引き上がり、狭くなった二重もきれいに広がることで、より大きな目に見せることが可能です。

眼瞼下垂手術

眼瞼下垂は上まぶたを収縮させる筋肉と上まぶたをつなぐ腱膜が薄くなり伸びることで、目を開く機能が低下しまぶたがたるむ疾患です。まぶたがたるみによって視界が狭くなる、眠そうに見えるほかにも肩こりや偏頭痛を引き起こすため、保険適応の手術によって治療を行うケースもあります。手術は二重のラインで切開する挙筋筋膜前転法と、切らずにおこなうミュラータッキング法の2種類で、まぶたを直接施術します。どの手術法を選択するかは、保険適用になるかも含めて医師の判断によって異なります。

眉下切開と眼瞼下垂手術の違い

眉下切開と眼瞼下垂の施術は、両方とも目元の印象を改善するためにおこなわれますが、施術の目的や方法に違いがあります。手術方法、目元の印象、保険適応について解説するので、それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分の希望に最適な施術を選択しましょう。

手術方法

眼瞼下垂手術は目の開きの悪さや、まぶたが黒目に被さって眠そうに見える印象を改善することを目的におこなわれます。瞼の筋力が弱まり、目が十分に開かない状態の人は、眼瞼下垂手術が適応になるでしょう。
また、眼瞼下垂手術は二重のラインで切開し、目を開ける筋肉をしっかり作動させる処理をすることで目の開きの機能を改善していきます。さらに目の開きや黒目をパッチリと見せると同時に両目の左右差を揃えたり、一重の方は二重にすることも可能です。
一方、眉下切開はまぶたへの切開はせず眉下部分の皮膚を切除し引き上げることで、まぶたの重みで狭くなっていた二重幅が自然に広がります。眉下切開ではまぶたに傷が残らないため、美容整形をしたことが周りからもバレにくく、違和感なく目元の印象アップさせることが可能です。またまぶたの重みで視界が狭くなったり、まぶたの重みで目が開けにくいなどの症状を改善する場合にも眉下切開が適応になります。
二重整形まではしたくないけれど、目元を自然にスッキリさせたいという方におすすめです。
イートップクリニックでは傷跡を最小限に抑える縫合法や、眉下切開前の眉アートメイクの同時施術のご提案など傷跡を綺麗に仕上げるための様々な工夫をしています。また術後のダウンタイム中でも過ごしやすいように透明糸で縫合していますのでご安心ください。眉下切開の手術後は入院の必要もなく、施術後3日目(抜糸はしていない状態)からパウダーアイブロウが可能なため会社員の方でも4〜5日のお休みで施術が可能です。

保険適応・適応外

生活に支障をきたしている、黒目の部分までまぶたが垂れ下がっているといった場合は眼瞼下垂と診断され、保険適用で手術が可能になります。

眼瞼下垂の手術でまぶたを切開し、たるんだ皮膚を切除と眼瞼挙筋をしっかり作動させるように手術をすれば目が開きやすくなるでしょう。
肩こりや頭痛の改善も期待できます。
ただし保険適用では眼瞼下垂症の症状である視界の改善や目の開きづらさによる肩こりや頭痛の症状改善が目的となり、手術後の見た目の仕上がりは含まれません。

一方、眉下切開はまれに『偽性(皮膚性)眼瞼下垂症』と医師が判断した場合に保険適応になるケースがあります。偽性眼瞼下垂症の場合は、目の開きの機能面には問題が無くまぶたのたるみによって黒目が半分ほどまで隠れているケースなどに用いられます。眼瞼下垂の保険適応の条件と同様に、まぶたの被さりによる視界の改善が目的となるため、手術後の見た目の改善は含まれません。美容目的の場合には基本的に保険適用外になりますが、目の開きづらさといった目の機能性の改善だけでなく理想の目元になるために目元のデザインや術後のシミュレーションも可能です。

眉下切開がおすすめな人

眉下切開はまぶたを直接触らない施術のため、自然ですっきりとした若々しい目元を目指せます。
理想とする目元のイメージに近づきたい方や、施術を受けたことを周囲に気づかれたくない人におすすめです。
余分な皮膚を切除して上まぶたのたるみを解消し、目の開きを改善することでより魅力的な目元を実現します。元から二重の場合、眉下切開の施術でたるみを切除すればくっきりとした本来の二重幅に戻れるでしょう。
また眉下切開なら目尻が垂れた三角目や上がり眉、額のシワの解消も期待できます。

眼瞼下垂がおすすめな人

眼瞼下垂手術は眉下切開では改善が難しい重度のまぶたのたるみや、目の開きにくさに悩む人におすすめです。
眠そうな印象の改善に加え、二重ラインで切開するため眉下切開よりも目元の印象が大きく変わります。
また見た目の改善は含まれませんが保険適用で手術を受けられるため、費用を抑えられる点もメリットです。
ただし眼瞼下垂の基準は明確ではなく、最終的には保険適用になるのかは医師の判断によります。
また症状の改善が目的になるため皮膚や脂肪の切除量や眉型の希望、術後の二重ラインなどは相談できません。
見た目の仕上がりにこだわるなら、保険適用外の施術を検討しましょう。

眉下切開で眼瞼下垂は改善できる?

眉下切開でもまぶたのたるみは解消できるため、まぶたの被さりによる眼瞼下垂(偽性眼瞼下垂)にも効果が期待できます。
しかし眼瞼下垂の原因が上眼瞼挙筋やミュラー筋の機能低下である場合や症状が中度~重度だと眉下切開が向かない可能性もあります。
症状の原因や重さによって、治療法が変わるため、まずは信頼できる医師に相談することが大切です。

【まとめ】理想の目元を実現するなら保険適応外の眉下切開or眼瞼下垂を選ぼう

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眉下切開はまぶたのたるみを解消する施術のため、まぶたの被さりによる眼瞼下垂(偽性眼瞼下垂)と判断された場合にまれに保険適応になります。
眼瞼下垂と医師から診断されれば、二重のラインで切開する挙筋筋膜前転法か切らずにおこなうミュラータッキング法の2種類を保険適用で手術を受けらる可能性がありますが、見た目の改善は含まれません。
仕上がりの見た目にこだわりたい方は、保険適応外による施術を検討しましょう。目の印象を大きく変えたい方は眼瞼下垂の手術、今の二重幅を生かしてナチュラルな変化を希望な方は眉下切開がおすすめです。

イートップクリニックの増田院長は1700件以上の眉下切開の手術経験があり、様々な症例に対する実績が豊富です。
ひとりひとりに適した手術の提案や切開部分の傷跡を美しく仕上げることにこだわりを持ち、悩みを解消して理想の目元を実現するお手伝いをしています。
クリニックは東京赤坂にあり、気軽にアクセスしやすい立地です。ぜひ一度ご相談ください。

記事監修医師プロフィール

院長/医師

増田えりか

2013年 日本大学 医学部 卒業
2013年 東京臨海病院 内科、皮膚科、形成外科、救急科
2015年 昭和大学病院 形成外科
2016年 今給黎総合病院 形成外科
2017年 千葉こども病院 形成外科
2018年 湘南美容クリニック 秋葉原院
2020年 湘南美容クリニック 高田馬場院 院長
2021年 イートップクリニック 開設 院長就任

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