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眼瞼下垂手術と眉下切開法はどっちがおすすめ?それぞれの施術方法の違いやメリット・デメリットについて紹介

2022.08.01

加齢や生活習慣によって引き起こされる眼瞼下垂。

たれさがってしまったまぶたは視界を狭めるだけでなく、見た目の美しさにも影響してしまいますよね。

そこで眼瞼下垂を治療したいと思っても、一般的な眼瞼下垂手術と美容医療である眉下切開、どちらがいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、眼瞼下垂手術・眉下切開の概要・メリット・デメリットを踏まえ、それぞれの違いについて比較しました。

眼瞼下垂手術か眉下切開のどちらがいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

眼瞼下垂とは?


眼瞼下垂とは上瞼の開きが悪く、目が開けずらかったり黒目に瞼がかぶってきている状態のことです。

生まれつきのものと、後天性のものがありますが、大人になってからなる眼瞼下垂のほとんどは挙筋筋膜が年齢とともに緩んでしまい、まぶたを引き上げづらくなることで起こります。

しかし、若い人でも生まれつきの体質や生活習慣などが原因で、眼瞼下垂になっている人も少なくありません。

眼瞼下垂が引き起こす支障

眼瞼下垂は症状が重くなればなるほど、まぶたが黒目を覆ってしまうことで視界が狭まってしまいます。

見えにくいため、眉やおでこを引き上げて目を開けようとする人が多いです。

そうすることでおでこにシワがよったり、筋肉がこりかたまって頭痛や肩こりなどの症状を引き起こしやすくなります。

眼瞼下垂のセルフチェック方法

自分が眼瞼下垂かどうか、調べたい人も多いのではないでしょうか。

眼瞼下垂には、手軽なセルフチェック方法もあります。

以下の方法でチェックしてみてください。

  1. 顔を正面に向ける
  2. 指で軽く眉毛を押さえ、眉毛が動かないように固定する
  3. その状態で目を見開く

この状態で目が開きにくかったり、おでこに力を入れて目を開いていたりするなら眼瞼下垂が疑われます。

ただし、これらの症状がでていたとしても、眼瞼下垂と断言はできません。

正確な診断を受けたい場合は医療機関を受診しましょう。

眼瞼下垂の治療方法

眼瞼下垂で、一般的に治療法として選択肢に上がるのが以下2つの手術法です。

医師に眼瞼下垂と診断を受ければ、保険適用で手術を受けられます。

挙筋筋膜前転法

「挙筋筋膜前転法」とは二重まぶたのラインを切開し、まぶたを持ち上げる筋肉である筋膜を瞼板に固定し、短縮させる治療法です。

眼瞼下垂の人は挙筋筋膜が伸びたり外れたりしているので、瞼板に固定して短縮させると目の開きを大きくできます。

挙筋筋膜前転法は二重のライン上を切開して縫い付けるので、施術後はぱっちりとした二重まぶたになるのが特徴です。

また、ミュラー筋などまぶたの筋肉を切らずに行えるため、リスクが少なく安全性が高い治療法といえます。

ミュラータッキング法

ミュラータッキング法とはまぶたの裏側から瞼板とミュラー筋を折りたたみ、糸で縛る治療法です。

ミュラー筋とは、瞼板に直接つながっているまぶたを持ち上げる筋肉のひとつ。

ミュラー筋が伸びてしまったり、瞼板から外れたりすることで、眼瞼下垂が起きてしまいます。

ミュラータッキング法は切らずに施術できるので、ダウンタイムを最小限に抑えられるのが魅力です。

そのため、仕事の関係などで長期間の休みが取れない人におすすめできます。

また、施術する部分はまぶたの裏側なので、見える範囲の傷は残らず、自然な仕上がりになるのも特徴です。

眼瞼下垂の手術のデメリット

眼瞼下垂手術のデメリットには、以下のようなものがあります。

  • 目の印象が変わってしまう
  • 目の周りを触る手術のため抵抗がある
  • 切除する皮膚の量によってはまぶたの厚みが変わってしまう

眼瞼下垂の手術は目の開きを調整する手術のため、目元の印象はどうしても変わってしまいます。

切除する皮膚の量によっては、まぶたの厚みも変わってしまいやすいです。

「整形したとばれたくない」「目元の印象を変えたくない」人に、眼瞼下垂手術はおすすめできないでしょう。

また、目の周りに手を加える施術のため、恐怖心が強い人も少なくありません。

眼瞼下垂手術は基本的に局所麻酔で行われますが、どうしても不安な場合は医師に相談すれば、全身麻酔で行える可能性があります。

眉下切開は眼瞼下垂にも有効?

眉下切開はまぶたのたるみや厚みを除去することができるので、眼瞼下垂にも有効です。

ただし、眼瞼下垂の重症度が高い場合や原因によっては、眉下切開が向かない場合もあります。

眉下切開術で改善が可能かどうかは、医療機関やクリニックでの診断を受けましょう。

眼瞼下垂手術と眉下切開の違い

眼瞼下垂手術はまぶたに直接施術するのに対し、眉下切開は眉下を切開し、たるんだ皮膚を上に引き上げる施術です。

眼瞼下垂の手術と、眉下切開では切開する箇所・アプローチする箇所が異なります。

また、眼瞼下垂手術は保険適用になるのに対し、眉下切開は自由診療となる場合が多いです。

眉下切開のメリット

一般的な眼瞼下垂の手術ではなく、眉下切開を受けるメリットはあるのでしょうか。

ここからは一般的な眼瞼下垂の手術と比べた、眉下切開のメリットについて紹介します。

目の印象を変えないので自然な仕上がり

二重ラインに沿って切るような眼瞼下垂の手術は、一重の人でも二重になるなど施術後の目元の印象は大きく変わってしまいます。

一方眉下切開は、眉の下部分を切って皮膚を引き上げる施術方法なので、まぶたを直接触らないのが特徴です。

そのため、本来の目元に戻ることはあっても、一重の人が二重になるような大きい変化は眉下切開にはありません。

「整形したとバレたくない」「目の形はそのままがいい」人は、眉下切開がおすすめです。

眉下を切るので傷跡が目立ちにくい

眉下の部分を切るので、毛に隠れて傷が目立ちにくいのも眉下切開のメリットです。

施術後2、3か月は傷跡が赤い状態ですが、3か月から1年程度で言われてみないとわからない程度まで目立たなくなります。

ただし、眉下切開の傷は、完全になくなるわけではありません。

医師の技量によっても傷跡の大小は異なるので、高い技術をもった経験豊富な医師に頼みましょう。

おでこのシワが軽減される

たるんだまぶたがリフトアップされることで、目が開きやすくなります。

眼瞼下垂の人は眉やおでこを引きあげて目を開けている人が多いため、おでこにシワができてしまうのです。

そのため眉下切開を受けると、瞳にかぶさっていたまぶたを引き上げられ、眉やおでこを引き上げなくても目を開けられるようになります。

施術後すぐから、おでこのシワが軽減したと実感する人も多いですよ。

眉下切開のデメリット・注意点

メリットも多い眉下切開ですが、デメリットも存在します。

施術前にデメリットも確認しておきましょう。

左右非対称になる可能性がある

眉下切開の施術は、高度な技術が必要なものです。

左右で切除する皮膚の幅がミリ単位でもずれてしまうと左右非対称になってしまう場合があります。

医師はまぶたの状態を慎重に確認しながら施術を行いますが、もともと左右差が大きい人はとくに左右非対称になりやすいです。

施術前のカウンセリングでは、医師からリスクについて説明されます。

リスクについて、納得したうえで施術に進みましょう。

ダウンタイムが1~2週間ある

眉下切開のおもなダウンタイムは1~2週間程度です。

さらに、傷跡が目立たなくなるには1~2か月程度かかります。

しかし、施術1週間後に行う抜糸のころには腫れが引いている人がほとんどです。

二重のラインに沿って切る挙筋筋膜前転法と比べると、眉下切開は短く済みます。

症状によっては眼瞼下垂の症状改善が難しい場合がある

まぶたのたるみが強い場合、眉下切開だけでは症状の改善が難しい可能性があります。

その場合は、挙筋筋膜前転法とミュラータッキング法を組み合わせて施術を受ける必要もあるでしょう。

どの治療法が自分に合っているのかは、医師に診断を受けてください。

【まとめ】見た目にもこだわりたいなら眉下切開がおすすめ

眼瞼下垂の人に、眉下切開での治療は有効なことも多いです。

一般的な眼瞼下垂手術は目元の印象が変わってしまいますが、眉下切開はもとの印象を変えることなくまぶたのたるみを改善できます。

ただし、眉下切開の施術は高い技術を必要とするため、クリニックや医師は慎重に選びましょう。

そこでおすすめなのが、イートップクリニックです。

イートップクリニックには、眉下切開術の経験が豊富なドクターが多数在籍しております。

「1人1人に寄り添ったご提案」を信条に施術だけでなく、施術前のカウンセリングやアフターケアまで、その人のより良い未来を考えた提案・フォローを行っているのが特徴です。

眉下切開を受けたいとお考えの方は、まず無料カウンセリングにてご相談ください。

記事監修医師プロフィール

院長/医師

増田えりか

2013年 日本大学 医学部 卒業
2013年 東京臨海病院 内科、皮膚科、形成外科、救急科
2015年 昭和大学病院 形成外科
2016年 今給黎総合病院 形成外科
2017年 千葉こども病院 形成外科
2018年 湘南美容クリニック 秋葉原院
2020年 湘南美容クリニック 高田馬場院 院長
2021年 イートップクリニック 開設 院長就任

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