「若くても眼瞼下垂にはなる?」「わたしは眼瞼下垂?」といった疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
眼瞼下垂が引き起こされる原因にはさまざまなものがあるため、年齢を重ねた人にだけ起こる症状とは言い切れません。
しかし、「まぶたが重い」「いつも眠そうに見える」などの症状がある方は、若くても眼瞼下垂の可能性があります。
そこで本記事では、眼瞼下垂について解説していきます。
若い人が眼瞼下垂になる原因や、セルフチェック方法、治療について紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
眼瞼下垂とは?
眼瞼下垂とはまぶたがうまく持ち上げられず、上まぶたが黒目の部分にかぶってしまっている状態を指します。
まぶたが重たい、見えにくいなどの症状が主な症状です。
また、重たいまぶたを無理に持ち上げようとしておでこを引き上げたり、頭を後ろに傾けたりすることで肩こりや頭痛などの症状を引き起こす場合もあります。
眼瞼下垂と一重との違いは?
まず、一重まぶたとはまぶたの形状のことです。
眼瞼下垂は何らかの原因によって、まぶたが持ちあがらない・持ち上げにくい状態のことのため、一重の人はみんな眼瞼下垂というわけではありません。
一重・二重に関わらず、眼瞼下垂は起こりうる症状です。
もともと一重まぶたの人は目が細く見えやすいことから、眼瞼下垂と勘違いしやすい傾向にあります。
また、皮膚が余りすぎていたり、まぶたの脂肪が多すぎたりして、腫れぼったいまぶたが日本人には多いため偽眼瞼下垂が多いのも事実です。
自力で治すことは可能?
眼瞼下垂の場合、自力で治すことはほぼ不可能です。
根本的に治療するなら手術を受ける必要があります。
マッサージやトレーニングなども逆にまぶたに刺激を与えてしまう可能性があるため、控えたほうが無難です。
ただし、まぶたにテープを貼って目を開かせるなど、一時的に症状を改善する方法はあります。
眼瞼下垂のセルフチェックを動画でご紹介!
若い人が眼瞼下垂になる原因について!
眼瞼下垂の原因には先天性のものと、後天性のものがあります。
一般的に眼瞼下垂は加齢によるものがほとんどですが、最近では若い人でも眼瞼下垂の人が増えているのです。
ここからは、若い人が眼瞼下垂になる原因を、先天性と後天性に分けて解説していきます。
先天性の眼瞼下垂の場合
先天性の眼瞼下垂はまぶたを開く筋肉が欠損していたり、筋肉を動かす神経反射に異常があったりして起こるのが特徴です。
ほとんどが片目だけに症状が現れます。
生まれつき眼瞼下垂の症状が見られた場合、視力に影響が出る可能性があるため、早期治療が必要なケースが多いです。
後天性の眼瞼下垂の場合
後天性眼瞼下垂の原因は生活習慣や加齢です。
最近の若い人に多く見られる眼瞼下垂は、間違ったコンタクトレンズの使い方によって目の周りの筋肉が衰えてしまったり、花粉症やアトピーなどで目をこすりすぎたりして引き起こされます。
また、アイプチやつけまつげなど、アイメイクのしすぎによってまぶたに刺激を与えてしまい、若い人でも眼瞼下垂を引き起こすケースも少なくありません。
わたしは眼瞼下垂?セルフチェック方法
実際にどのような症状があれば、眼瞼下垂と診断できるのでしょうか。
ここでは、眼瞼下垂によくある症状について紹介します。
また、眼瞼下垂の自覚症状があっても、実際に眼瞼下垂なのかはわかりづらいため、セルフチェック方法についてもあわせてみていきましょう。
眼瞼下垂の主な自覚症状
眼瞼下垂によくある自覚症状には、以下のようなものがあります。
- まぶたが重たいせいで目が開けにくい
- 目を開けているつもりでも眠たそうに見える
- 左右で目の大きさが違う
- 二重の幅が広くなった
- おでこにシワができる
- 肩こりがある
- 頭痛がある
- 目の奥に痛みや不快感がある
上記のような症状があれば、眼瞼下垂の可能性があります。
眼瞼下垂のセルフチェック方法
眼瞼下垂か見分けるには、上まぶたが黒目にかかっているかどうかで判断しましょう。
黒目の中心部分である瞳孔に上まぶたがかぶさっており、上まぶたのふちから黒目の中心までが2mm以下になっている場合、眼瞼下垂の可能性が高いです。
2mm以下になるほど黒目が上まぶたに隠れてしまっている場合は、視界が狭くなったり肩こりや頭痛などの症状がでたりしてしまいます。
ただし、このチェック方法はあくまでセルフチェック方法なので、医師に正しい診断をしてもらうようにしましょう。
眼瞼下垂の治し方
根本から眼瞼下垂を治す方法は手術のみです。
ただし、眼瞼下垂の手術にはいくつか種類があり、症状の原因や度合いによっても適正な施術方法は異なります。
ここからは、眼瞼下垂における主な施術方法について解説していきます。
挙筋筋膜前転法
挙筋筋膜前転法とは二重まぶたのラインを切開し、まぶたを持ち上げる筋肉である筋膜を瞼板に固定して短縮させる治療法です。
伸びたり外れたりしている挙筋筋膜を、瞼板に固定して短縮させることで、目の開きを大きくできます。
挙筋筋膜前転法はミュラー筋などまぶたの筋肉を切らずに行えるため、リスクが少ないのも魅力。
また、挙筋筋膜前転法は二重のライン上を切開して縫い付けるので、施術後は二重のラインができるのが特徴です。
挙筋筋膜前転法の施術と同時に、皮膚のたるみや余分な脂肪を除去し、目元をすっきりさせることもできます。
ミュラータッキング法
ミュラータッキング法とはまぶたの裏側から糸を通し、瞼板とミュラー筋を糸で折りたたむように縛る治療法です。
瞼板に直接つながっているミュラー筋を瞼板で固定することで、まぶたを持ち上げやすくします。
ミュラータッキング法のメリットは、切らずに施術が可能な点です。
そのため、ダウンタイムを最小限に抑えられます。
また、施術する部分はまぶたの裏側なので、見える範囲に傷が残らず、自然な仕上がりなのも魅力です。
眉下切開法
眉下切開法とは、眉の下の皮膚と余分な脂肪を切除することで、上まぶたのたるみや重みを取る手術です。
眉の下を切開するため、傷が毛に隠れて目立ちにくくなります。
また、まぶたに直接施術しないため、他2つの施術方法より目元の印象を変えにくく、自然な仕上がりになるのも嬉しいポイントです。
ただし、重度の眼瞼下垂の場合は眉下切開法には適しません。
まぶたの状態によっては眉下切開法を受けても意味がない場合があります。
眼瞼下垂の治療は眼科・形成外科・美容外科どこがおすすめ?
眼瞼下垂を治療する場合、まずは眼科か形成外科に行くのがおすすめです。
眼科か形成外科で治療を受ける場合、まぶたの状態によっては保険内で治療を受けられる可能性があります。
また、眼瞼下垂以外に目について不安がある場合は、眼科を受診しておくと安心です。
しかし、すべての眼科が眼瞼下垂手術に対応しているわけではないので、受診前にチェックしておきましょう。
術後の仕上がりにこだわるなら、美容外科がおすすめです。
美容外科の場合は自由診療になるため、健康保険は適用されませんが、仕上がりの希望を叶えられます。
眼瞼下垂の治療が保険適用になる場合とならない場合の違い
眼瞼下垂は明確な基準がないため、医師によっても診断はまばらです。
一般的には上まぶたが瞳孔までかぶさっているせいで、視野が狭くなっていたり目を開けるのに力が必要になっていたりする場合を基準に、保険適用になるとされています。
まぶたが目にかぶさっていることで、実害がでていないかが基準となりそうです。
眼瞼下垂を放っておくとどうなる?
眼瞼下垂は年齢が進み、目の周りの筋肉が衰えてきたときに重症化しやすいのが特徴です。
重症化してしまうと、治療法を選べないだけでなく、大がかりな手術が必要になることも少なくありません。
また、瞳孔にかぶさったまぶたを放置することで、視力低下などを引き起こす可能性があります。
また、視力だけでなく慢性的な肩こりや頭痛を引き起こすため、症状が軽い若いうちに治療しておくことが大切です。
【まとめ】眼瞼下垂を治すならイートップクリニックがおすすめ
眼瞼下垂は若い人にも多い症状です。
眼瞼下垂は目をかいたり、誤ったコンタクトレンズの使用や過度なメイクなどの刺激によって引き起こされます。
根本的に治療するには、手術が必要です。
診断が下りれば形成外科や眼科での保険診療で治療を受けることも可能ですが、仕上がりにこだわるのであれば美容外科がおすすめです。
なかでもイートップクリニックは施術前に仕上がりのイメージをしっかりと聞き取り、理想の目元に近づけます。
アフターケアも徹底しているので、眼瞼下垂治療に不安を感じている方でも安心です。
まずはセルフチェックをしてみて、ご自分の状態を把握してみてくださいね!