眉下切開の翌日は、術後の痛みや腫れ、内出血といった症状が現れることが一般的です。そんなダウンタイムが気になる手術ですが、「翌日からどのように過ごせば良いのだろう」「症状を和らげる方法はあるのだろうか」と思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「眉下切開の翌日はどのように過ごしたら良い?」について解説します。また、症状ごとの経過や注意点、ダウンタイム中の過ごし方も併せて紹介します。
この記事を読めば、「翌日からの過ごし方」について理解することができるので、「不安なくダウンタイムを乗り越えたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
眉下切開の翌日の経過と注意点
眉下切開の翌日は、ダウンタイムの一環としてさまざまな症状が見られることがあります。腫れや内出血が、気になる方も多いでしょう。ここでは、翌日に予想される症状や注意点について詳しく解説します。
眉下切開の翌日に出る可能性がある症状
翌日に現れる症状として、痛みや内出血・腫れ・むくみ・傷跡などがあります。それぞれの症状を理解し、適切に対処することが重要です。
痛み
眉下切開の翌日に感じる痛みは、麻酔が完全に切れた後に現れることが多く、鈍い痛みやチクチクとした違和感を感じる方が多くいます。痛みは個人差があるものの、多くの方が鎮痛剤でコントロールすることが可能です。
痛みが強い場合は、患部を冷やすことで一時的に緩和できます。ただし、冷やしすぎには注意が必要です。
内出血
眉下切開後、翌日には内出血が目立つことがあります。
内出血は施術当日から上まぶたや目の周りに発生しやすく、施術時の切開や組織の損傷によるもので、1~2週間程度で青紫色から黄色に変化して徐々に薄く、消えていきます。
冷却や患部を高くすることで、内出血を軽減できます。気になる場合は、メイクやメガネでカバーすると自然に見せることが可能です。
腫れやむくみ
眉下切開はまぶたを切開しないため、まぶたが大きく腫れることは少ないです。
しかし、翌日は上まぶた、2日目は下まぶたや鼻の根元、目頭などに腫れやむくみが現れます。腫れやむくみのピークは、翌日~3日後となり、3日目以降からは徐々にむくみや腫れが引きはじめ、5日目頃から一気に腫れが引いていきます。
頭を高くして寝ることで、血流を抑え腫れを軽減できます。むくみが引くまでの期間は個人差がありますが、徐々に改善しますので心配しすぎないことが大切です。
傷跡
眉下切開後、傷跡が1ヶ月後をピークに赤く目立つことがありますが、医師の指示に従ったケアをすることで、次第に薄くなっていくでしょう。
紫外線を避けることや、保湿剤を使うことで治癒を早められます。完全に目立たなくなるには3ヶ月〜6ヶ月程度かかりますので、長期的なケアが必要です。
注意点
眉下切開後の注意点は、以下のとおりです。
- 患部をしっかり冷やす
- 患部に直接シャワーを当てずに浴びる
- 患部を触りすぎないようにする
- 痛さやかゆみを感じた場合は、患部を触らないように冷やす
眉下切開の翌日には、患部のケアを徹底することが重要です。シャワーを浴びる際は、患部に直接シャワーを当てないようにすることが大切です。適切なケアを続けることで、早期回復が期待できます。
眉下切開は翌日からメイクが可能
眉下切開後の翌日から、眉以外であればメイクが可能な場合があります。
増田院長の眉下切開の場合、パウダーアイブロウメイクであれば3日目以降可能です。
メイクをする際は、傷跡に直接刺激を与えないようやさしく行い、クレンジングの際も患部に負担をかけないよう気をつけましょう。また、医師からの指示がある場合はそれに従うことが大切です。
眉下切開のダウンタイム中の経過
料金(自由診療)眉下切開¥480,000(税込)+脂肪切除¥150,000(税込)+別途麻酔代¥110,000(税込)
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、顔の雰囲気の変化、二重の幅が手術前と変わらない、もしくは狭く見えることがあります、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。
眉下切開のダウンタイム期間には、さまざまな症状が見られます。術後の過程をしっかりと把握し、適切なケアをすることで早期回復が期待できます。ここでは、ダウンタイム中の経過を紹介します。
眉下切開後
眉下切開の直後は麻酔の影響で痛みを感じにくいですが、施術後3~4時間程度で麻酔が切れます。麻酔が切れてから翌日までは痛みが出るため、処方される痛み止めを活用しましょう。腫れやむくみが見られる方が多いため、冷却ケアをすることで症状の悪化を防ぎましょう。
眉下切開の施術後は、医師の指導に従って過ごすことが重要です。
施術当日~翌日まで
施術当日は麻酔が切れるとともに、痛みや腫れが徐々に現れる時期です。腫れは上まぶたや目の周りに発生しやすく翌日には腫れが拡大し、内出血の範囲が広がることもありますが、冷やすことで症状が和らぎます。
シャワーを浴びる際は患部に水が直接当たらないよう注意しましょう。冷却と安静を心がけることで、回復が早まります。
翌日~3日目まで
この時期は、腫れやむくみがピークを迎えることが一般的です。内出血の色が濃くなる場合もありますが、適切なケアを続けることで徐々に改善が見られます。
患部を保護し、刺激を避けて、十分な休息を取ることが回復を促進させるポイントです。医師からの指導があれば、従うようにしましょう。
4日目~1週間まで
腫れや内出血は5日目頃から一気に腫れが引いていくため、徐々に通常の生活に戻れるようになります。外出時にはサングラスや帽子で日差しを避け、患部を保護するよう心がけましょう。
この時期から普段通りの生活を送れるようになりますが、眉毛を必要以上に動かす行為や傷跡への強い圧力は避ける必要があります。
1週間~2週間以降
抜糸が終わり、腫れや内出血がほぼ治まり、見た目の改善がはっきりしてくる時期です。日常生活に支障が出ることはほとんどなくなりますが、患部の保護は引き続き必要となります。
傷跡の色素沈着を防ぐために、日焼け止めや帽子などの紫外線対策を引き続きしっかり行いましょう。
眉下切開の仕上がりは約3ヶ月~6ヶ月後
眉下切開は、約3ヶ月~6ヶ月後に仕上がりを確認できます。腫れや傷跡がほとんど目立たなくなり、自然な仕上がりが得られます。
この期間中は適切なケアを継続し、定期的に医師の診察を受けて経過を確認することが重要です。個人差はありますが、最終的には満足度の高い結果が期待できるでしょう。
眉下切開の翌日以降のダウンタイム中の過ごし方
眉下切開の翌日以降は、患部を適切にケアし、過ごし方に注意することで回復を早めることが可能です。特に冷却ケアや安静を保つことが重要です。
ここでは、眉下切開の翌日以降のダウンタイム中の過ごし方を紹介します。
患部を触らないようにする
眉下切開後の回復を早めるためには、患部を触らないことが重要です。手で触れることで細菌が侵入して感染症を引き起こす可能性があります。また、刺激は傷跡が残りやすくなる要因のため、注意が必要です。
施術直後は無意識に患部に触れることがないよう注意してください。かゆみを感じる場合でも、直接触らず冷やしたり、医師に相談するのがベストです。患部周辺を清潔に保つために日常生活では手洗いを徹底し、不必要に触れる行為を避けましょう。
施術部位を冷やす
腫れや痛みを抑えるためには、施術部位を適切に冷やすことが効果的です。冷却には冷却ジェルや保冷剤を使用しますが、直接肌に当てるのは避け、必ずタオルで包んでから使用してください。
冷却することで血管が収縮し、炎症を和らげる効果が期待できます。一度に長時間冷やすのではなく、10〜15分程度を目安に時間を空けながら行いましょう。
血行が促進される行動は控える
眉下切開後のダウンタイム中は、血行を促進する行動を控える必要があります。激しい運動や飲酒、喫煙、入浴やサウナなどは血流を増加させ、腫れや内出血が悪化する可能性があります。
シャワーを浴びる際も、患部を濡らさないよう注意し、長時間の温浴は避けましょう。飲酒や喫煙は、傷の治癒を遅らせる原因となるため、可能な限り控えることをおすすめします。
眉毛周辺を動かさず安静に過ごす
眉下切開後の早期回復には、眉毛周辺を動かさず安静に過ごすことが大切です。眉毛を動かすと、傷跡に負担がかかり、傷跡がうまく治らずに段差になったり、目立ちやすくなる可能性や腫れや痛みが悪化する可能性もあります。
なるべくリラックスした状態を保ち、安静にすることで回復をスムーズに進められます。
痛みがひどい場合は薬を服用する
施術後に痛みが強い場合は、医師から処方された鎮痛剤を服用してください。市販の痛み止めを使用する場合も、必ず医師に確認することが重要です。鎮痛剤は適切な量とタイミングで服用し、痛みが治まらない場合は、再度医師に相談してください。
また、痛みが長引く場合や新たな症状が現れた場合は、早めの診察を受けることをおすすめします。
眉下切開で起こり得る失敗やリスク
眉下切開は、効果的な施術ですが、失敗やリスクが伴う場合があります。施術を受ける前に、よくある失敗例やリスクを理解しておくことが大切です。
ここでは、眉下切開で起こり得る失敗やリスクを紹介します。
左右非対称になってしまう
眉下切開後、眉の左右が非対称になる可能性があります。原因としては、施術時のデザインや医師の技術不足、術後の腫れが影響することが考えられます。
施術直後は腫れやむくみの影響で一時的に左右差が目立つ場合もありますが、通常は腫れが引くことで改善していくでしょう。
ただし、施術前のデザインや施術が不適切だった場合は、左右差が生じる可能性があります。リスクを軽減するためには、経験豊富な医師を選び、カウンセリングで丁寧に希望を伝えることが重要です。
傷跡が思った以上に目立つ
眉下切開では、眉毛のラインに沿って切開するため通常は傷跡が目立ちにくいですが、個人の体質や術後のケア不足で傷跡が残ることがあります。特に、ケロイド体質の方はリスクが高くなるため注意が必要です。
また、紫外線を浴びることで色素沈着が起こり、傷跡が目立つ可能性もあります。術後は日焼け止めや保湿をしっかり行い、医師の指示に従ったケアを継続しましょう。傷跡が気になる場合は、医師に相談することをおすすめします。
目が閉じにくくなってしまう
過剰な皮膚切除によって、目が完全に閉じられなくなる「眼瞼閉鎖不全」を引き起こすリスクがあります。リスクを防ぐためには、必要以上に皮膚を切除しない適切な施術が重要です。
施術前に、医師と仕上がりイメージを細かく相談することが大切です。万が一、問題が生じた場合には、すぐに医師に相談しましょう。
目と眉毛の距離が近くなってしまう
眉下切開のデザインが不適切だった場合、目と眉毛の間隔が極端に近くなり、不自然な印象を与えることがあります。これは、もともと眉毛が下がり気味の方や目と眉がもともと近い方が施術を受けた際に起こりやすい傾向にあります。
施術前のデザイン決定の際、自然な眉と目のバランスを保つよう医師と十分に話し合うことが重要です。施術経験が豊富な医師を選ぶことで、こうしたリスクを最小限に抑えられます。デザイン確認時には、仕上がりイメージを具体的に共有しましょう。
イメージ通りの仕上がりにならない場合もある
眉下切開の仕上がりがイメージ通りにならないこともあります。原因としては、施術前のデザインと患者の希望が十分に一致していないことが挙げられます。
リスクを減らすためには、事前にしっかりとしたカウンセリングを行い、シミュレーションを使用して仕上がりイメージを確認することが重要です。また、施術後の腫れが引くまでに時間がかかるため、最終的な仕上がりを待つのも大切です。
ひきつれが残る
眉下切開後に、皮膚がひきつれる症状が残ることがあります。ひきつれは、施術中に過剰な皮膚切除や縫合の不適切さが原因で起こることが多いです。
ひきつれが起こると、眉や目元の動きに違和感を覚える場合があります。リスクを防ぐためには、施術経験が豊富な医師を選び、術後のケアを徹底することが重要です。
術後にひきつれが気になる場合は、医師に相談しましょう。
眉下切開に関するよくある質問
眉下切開を検討する際、術後の症状や経過、日常生活への影響について疑問に思う方も多いでしょう。最後に、眉下切開に関するよくある質問を紹介します。
眉下切開の腫れのピークはいつですか?
眉下切開後の腫れのピークは術後2〜3日目です。この期間は、施術部位が赤く腫れ、むくみを伴うことが一般的です。腫れの程度は個人差がありますが、患部を冷やすことで症状を和らげることができます。
その後、1週間ほどで腫れは徐々に落ち着きます。腫れのピーク時には無理をせず安静に過ごし、血行を促進させる行動を控えるよう心がけてください。
内出血がひどい・腫れが引かない場合はどうしたら良いですか?
内出血がひどい、または腫れが引かない場合は、患部を冷やして炎症を抑えることが重要です。また、血行が促進される飲酒や激しい運動を避けることも効果的です。
内出血や腫れは通常1〜2週間で落ち着きますが、改善が見られない場合は、施術を担当したクリニックに早めに相談してください。
眉毛下切開で後戻りはありますか?
眉下切開による効果が後戻りする可能性は低いですが、加齢による額のたるみや肌質によっては再びたるみが生じることがあります。特に、眉下切開後は額の筋肉を使って目を見開く必要がなくなり、スムーズに目が開けられるようになります。
その結果、額の筋肉が緩んで新たに額がたるんだことにより、再度まぶたにたるみが発生するケースがあります。その場合には、前額リフトで症状を改善できる可能性がありますので、是非一度当院までご相談ください。
全額リフトの症例
料金(自由診療)切開式前額リフト¥980,000(税込)+別途麻酔代¥110,000(税込) 採血検査費¥15,000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違など
>>e:Top clinicの全額リフトはこちら
眉下切開後の翌日から可能なことはありますか?
眉下切開の翌日からは、軽い洗顔やシャワーが可能です。ただし、患部を強くこすらないように注意が必要です。日常生活に大きな制限はありませんが、激しい運動やアルコールの摂取は控えるようにしましょう。
術後のケアをしっかりすることで、早期回復が期待できます。
まとめ
この記事では、「眉下切開の翌日はどのように過ごしたら良い?」について解説しました。
眉下切開の翌日は、痛みや腫れ、内出血が見られることが多く、適切なケアが重要です。患部を冷やし、血行が促進される行動を避けることで、ダウンタイムをスムーズに乗り越えられます。
術後の症状や注意点を正しく理解し、無理なく安静に過ごすことが回復への近道となります。この記事を参考に、眉下切開後のケアをしっかり行い、理想の仕上がりを目指しましょう。