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クマ取りは2回目を行う必要がある?再施術の原因や基礎知識を解説

2022.09.26

美容整形施術を好んで何度も受けたいという人は多くありません。一度の施術で理想の姿を手に入れ、その後二度と施術を受けなくても良いのなら、それに越したことはないと考える人が大半でしょう。

しかしやむを得ず2回目の施術となる事例もあり、クマ取りもたびたび再施術が行われるケースがあります。本記事では、クマ取りに対し2回目の施術が行われるケースについて、理由やその後の経緯を解説します。クマ取り施術の初回を検討している人も、2回目を検討している人もぜひ参考にして、今後の見通しを立ててください。

クマ取りとは?


クマ取りとは、目の周辺に発生した肌色の変わっている部分を解消するための施術です。ひとくちにクマ取りと言いますが、取るべきクマは以下の3種類があります。

  • 黒クマ
  • 青クマ
  • 茶クマ

それぞれ原因や行うべき施術が異なるため、同じクマ取りという呼ばれ方でも、内容はまったく違います

再施術(リオペ)が必要なのは黒クマ取り

クマ取りは3種類ありますが、再施術が必要になるケースが多いのは黒クマ取りです。

青クマ・茶クマの発生原因は、生活習慣による所が大きいです。そのため一度解消し、生活に注意を払っていれば、再施術の必要は発生しません

一方で生活習慣に変化が見られない場合は、何度も再施術になるケースもあるため注意が必要です。

2回目の施術が必要になる理由

黒クマ取りに2回目の施術が必要になる原因は、大きく分けて2つあります。「クマが解消しなかった」場合と、「クマが再発した」場合です。

どちらにせよ解決するには、再度施術を行う必要があります。

1回目の施術が明らかに失敗した

クマ取り施術を受けた結果、失敗に終わった場合は再施術になります。施術前と比べ変化は出ているものの、良い状態になったとは言えないケースがこれに当たります。たちまち審美性に関わるため、早期の再施術を行う人が多いです。

1回目の施術に効果が見られなかった

クマ取り施術を行った結果、悪化はしなかったものの解決もしなかったというケースもあります。問題は解消していないため再施術になりますが、人によっては「2回目も無意味に終わるに違いない」と諦めてしまうこともあります。

目の下のたるみが再発した

2回目の施術を行うにあたり、もっとも多い原因がクマの再発です。目の下のクマは加齢の影響も大きいため、初回のクマ取り施術から時間が経過すると、再発するリスクが高まります

2回目の施術を行えば解決する?

初回のクマ取り施術後、2回目の施術を行う必要が発生した場合、はたしてそれで解決するのか?という疑問は誰しもが抱くことでしょう。

結論から述べると、再施術の原因によって行うべき施術が変わるため、自分に適した施術を得意とするクリニックを選ぶ必要があります。

初回の施術を行ったクリニックで再施術を行えるのであれば、それに越したことはありません。初回施術を受けたクリニックは、すでに患者のデータをある程度持っているからです。しかし、場合によっては断られてしまったり、施術を受ける側がクリニックを信用できず、別のクリニックに行きたいと希望するケースもあります。

脂肪に取りムラがある場合

初回の脱脂施術で取りムラがある場合、目の下に凹凸が発生してしまい、かえって審美性が低くなることがあります

目元の見た目として不自然になるため、再施術の必要性は高いです。しかし一方で、初回施術を受けたクリニックを信用できなくなり、転院に踏み切るケースが見受けられます。

眼窩脂肪がたるんできた場合

クマ取りを一度行ったにも関わらず、再度眼窩脂肪がたるんでくる場合があります。一般的には、加齢が原因です。

解決策としては、再度同様の施術を行うことになります。しかし人によっては、「もう年齢も年齢だし見た目が気にならなくなってきた」などの理由で、再施術まではしなくても良いと考える場合もあります。

皮膚がたるんできた場合

脱脂施術を行ったのに効果が出ない場合は、皮膚がたるんでいる可能性があります。再施術の際は脱脂ではなく、皮膚の切除を行う必要があります。

脱脂と異なり、皮膚切除はメスを使用する施術です。そのため、皮膚を切ることに抵抗の強い人は、再施術に踏み切れないケースもあります。しかし残念ながら、皮膚のたるみは切除以外に解消方法がありません。どうしても目元が気になる場合は、切除を受け入れる必要があります。

中に入っているのが脂肪ではない場合

目の下にたるみが生じた場合、すでにクマ取り施術を経験済みの場合は、目の下に脂肪ではなくヒアルロン酸などが入っているケースもあります。その場合は、脂肪ではないため脱脂の施術を行っても、解決になりません。ヒアルロン酸の分解酵素など、目の下に入っている成分に対する施術が必要となります。

2回目の施術について

初回の施術が問題なく終わったとしても、クマ取り施術の2回目が必ずしもスムーズに終わるとは限りません。行うことは同じでも、1回目と2回目では条件やコンディションが異なる場合があります。

同じことをもう一度やるだけだと安易に考えず、初回施術の際と同様の心構えで2回目のクマ取りを行いましょう

技術的な難易度があがる

2回目の施術は初回より難易度が高くなってしまう場合があります。脱脂ひとつとっても、初回より2回目の方が難しくなります。2回目は脂肪と皮膚がより深く癒着するため、初回ほど簡単に脱脂が行えないからです。

初回にどういう施術をどのように行ったか?という具体的なデータも重要です。そのため、再施術はできる限り初回の施術を行ったクリニックで、引き続き受けることをおすすめします。

タイミングは人により異なる

同じ時期に初回の施術を行っても、2回目の施術を行うタイミングは人により異なります。

黒クマ取りは審美性を向上させるものであり、行わなければ健康上の支障が出るというわけではありません。そのため、再施術が必要だと感じるタイミングは人によりバラバラになります。

ひいてはクリニック側としても、「〇年経ったら再発するため、また来てください」などと目安を進言することができません。再施術は自己判断で決定していただく必要があります。

クマ取りで解決するとは限らない

審美性が低下してきたからといって、クマ取りを再度行えば解決するとは限りません。眼瞼下垂や二重整形など、目元の審美性を左右する施術は他にもあります。クマ取りさえ行っていれば良いというものではないため、理想の目元のためには何が必要なのかしっかり考えることが重要です。

まとめ

ひとくちに2回目のクマ取りと言っても、何が原因であり何を目的としているのかによって、難易度や施術内容は変化します。最終的な目的は「2回目のクマ取りを行うこと」ではなく、「理想の目元を手に入れること」です。初回の施術にこだわり過ぎず、今の自分に何が必要なのかを知った上で施術にのぞみましょう。当クリニックはそのお手伝いを行うべく、いつでもお待ちしております。

記事監修医師プロフィール

院長/医師

増田えりか

2013年 日本大学 医学部 卒業
2013年 東京臨海病院 内科、皮膚科、形成外科、救急科
2015年 昭和大学病院 形成外科
2016年 今給黎総合病院 形成外科
2017年 千葉こども病院 形成外科
2018年 湘南美容クリニック 秋葉原院
2020年 湘南美容クリニック 高田馬場院 院長
2021年 イートップクリニック 開設 院長就任

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