眉下切開の修正手術|判断ポイントと手術の流れ

2025.11.18

監修医師プロフィール

増田えりか
院長

増田 えりか

Erika Masuda
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360度美人を目指して

全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

経歴

2013日本大学 医学部 卒業
2015昭和大学病院 形成外科
2016今給黎総合病院 形成外科
2017千葉こども病院 形成外科
2018湘南美容クリニック 秋葉原院
2020湘南美容クリニック 高田馬場院 院長
2021イートップクリニック 開設 院長就任

眉下切開は、上まぶたのたるみを解消し、目元を自然に若々しく見せたい方に適した美容手術です。しかし、仕上がりに左右差が出たり、眉毛の位置や形が不自然になったりと、思い描いた結果にならないケースも存在します。そのような場合に検討されるのが「眉下切開の修正手術」です。

ただし、修正手術は誰にでも行えるわけではありません。再手術が可能なのは、切除できる皮膚の余裕が残っている場合のみです。眉下切開はまぶたの皮膚のたるみを取り除く手術のため、一度手術を行うと目と眉の距離が近くなるという特性があります。そのため、再度手術を行うとさらに目と眉の距離が縮まり、お顔全体の印象がキツイ印象になるリスクもあります。

このように、修正手術を検討する際には、本当に再手術が適応かどうかを慎重に判断できる医師の見極めが非常に重要です。執刀経験の豊富な医師に相談し、現在のまぶたの状態や希望の目元のイメージを丁寧にすり合わせながら治療方針を決定することが大切です。

この記事では、修正が必要なサインや、実際の手術の流れ、そして修正を安心して任せられるクリニック選びのポイントを詳しく解説します。

眉下切開の手術後に修正が必要な場合の特徴

修正手術を検討するかどうかの判断は、目元の状態を診断するところから始まります。ここでは、特に注意すべき代表的な3つのサインについて解説します。

仕上がりの左右差や非対称が目立つ場合

手術後に、片方の目だけが大きく見えたり、眉の位置が左右で異なったりするケースがあります。

これは、手術を担当した医師が二重幅の左右差や眉を上げる癖などを十分に考慮せずに切開ラインの高さや皮膚の切除量を決定してしまった場合に起こることがあります。修正が可能となるのは、まだ皮膚のたるみが残っており、皮膚の切除ができる余裕がある場合のみです。

ただし、眉下切開は一度行うと目と眉の距離が近くなる特性もあるため、再手術を行った場合さらに目と眉の距離が縮まり、お顔全体がキツイ印象に見えてしまうリスクがあります。

そのため、目と眉の距離・皮膚の余裕・仕上がりのバランスを総合的に判断し、再手術の適応を慎重に見極めることが不可欠です。

まぶたのたるみが再発した場合

眉下切開を受けてから数年後に、「またまぶたが重く感じる」「たるみが再発した気がする」と感じる方もいらっしゃいます。

このような場合には、初回の手術で切除した皮膚の量が少なく、まぶたのたるみが改善できなかったことが原因となるケースがあります。

そのため、皮膚のたるみが残っており、目と眉の距離のバランスが保てる場合には、2回目の眉下切開による修正手術が適応となることもあります。

ただし、すべてのたるみが「まぶたの皮膚」そのものに原因があるわけではなく、額が下がってくることで、まぶたが重く見えてしまうケースもあります。

そのようなケースでは、眉下切開を繰り返しても根本的な改善にはつながらず、額のたるみを引き上げる「前額リフト」が適した手術となることがあります。

まぶたは額のたるみが集約される部位のため、まずは「まぶたの皮膚が下がっているのか」「額のたるみが影響しているのか」をしっかり見極めることが大切です。

額のたるみが原因であるにも関わらず、眉下切開を繰り返してしまうと、眉と目の距離が近づきすぎてキツイ印象になったり、数年後に再びたるみが再発してしまうケースもあります。

そのため、再手術を検討する際には、まぶたや額の状態を正確に診察し、2回目の眉下切開が本当に適しているのか、それとも前額リフトによる改善がより望ましいのかを的確に判断できる医師に相談することが大切です。

<他院で眉下切開を2回行った方の症例>

料金(自由診療):切開式前額こめかみ¥1,200,000(税込)+手術事前採血検査 ¥15,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,000(税込)リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

こちらのお客様は、これまでに眉下切開を2回受けられましたが、理想の仕上がりにならないとのお悩みを抱えていらっしゃいました。診察の結果、まぶたのたるみの主な原因はまぶたそのものの皮膚のゆるみではなく、額の下垂によるものであると判断しました。

2回の眉下切開によって目と眉の距離が近づき、眉の位置も下がってしまっていたため、切開式前額こめかみリフトの手術をご提案いたしました。手術では、目と眉の距離の調整に加えて、額・眉間の表情筋の緊張を緩め、額のシワの改善を同時に行い、額全体を自然に引き上げています。その結果、眉の位置が理想的な高さに整い、まぶたの重さと額のシワも解消され、より自然で若々しい印象へと変化しました。

傷跡が長期にわたり目立つ場合

通常、眉下切開の傷跡は3〜6ヶ月で目立ちにくくなりますが、縫合法が適切でない場合、赤みや段差が長引くことがあります。また、電気メスを使用する際に毛根が焼損してしまった場合、眉型の変化や一部の毛が薄くなるリスクもあります。

眉下切開後の傷跡の修正は、皮膚のたるみの有無や傷跡の状態によって再手術が適応になるか判断されます。

再手術を希望される場合でも、初回の手術で皮膚が十分に切除されていると、再度皮膚を取り除くことが難しいケースもあります。また、一度切開を行った皮膚は、周囲の皮膚に比べて硬く・伸縮性が低下する傾向にあります。

そのため、再手術を行ったとしても、傷跡が目立たなくなるかどうかは保証することができないという点を理解しておくことが大切です。

眉下切開の修正は、傷跡の状態・切除できる皮膚の有無・眉と目の距離など、複数の要素を総合的に判断する必要があるため、豊富な経験と緻密なデザイン力を持つ医師による診断と手術が何より重要です。

<眉下切開の一般的なダウンタイム>

料金(自由診療):眉下リフト¥480,000(税込)+脂肪切除 ¥150,000(税込)麻酔代¥55,000-¥110,000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。

個人差がありますが、眉下切開の腫れのピークは2〜4日です。その後、約1週間ほどで、腫れや傷の赤みが一旦落ち着いていきます。傷跡は1ヶ月後に赤みや硬さのピークを迎えますが、3ヶ月〜半年ほどかけて傷の赤みや硬さが和らぎ、目立ちにくくなっていきます。

眉下切開の修正手術の流れ

修正手術は、初回よりも慎重なデザインや縫合技術が求められます。ここでは、実際に行われる一般的な流れをステップごとに説明します。

再手術の適応の見極めとデザイン

眉下切開の再手術では、再手術が適応かどうかを正確に見極めることが最も重要です。

再手術が可能となるのは、切除可能な皮膚のたるみが残っている場合に限られます。

すでに十分な皮膚が切除されている、あるいは目と眉の距離が過度に近づいている場合は、さらに皮膚を取ることでキツイ印象になるリスクが高まるため、再手術の適応の判断は慎重に行う必要があります。

また、まぶたのたるみの原因がまぶた自体にあるのか、額のたるみによるものかを正しく診断することも不可欠です。たるみの原因が額にある場合には、眉下切開の修正ではなく、前額リフトによって額のたるみを改善する手術が適しています。

再手術が適応となる場合のデザイン段階では、過去の切開ラインや傷の状態を正確に把握し、左右差・眉の位置・皮膚の張力を総合的に診察したうえで切開ラインを決定します。

『e:Top clinic』では、形成外科出身の増田院長が、傷の状態とお顔全体のバランスを多角的に分析し、再手術の適応および最適なデザイン位置を的確に判断していきます。

痛みに配慮した麻酔と、傷を見極めた丁寧な手術

当院の手術は、局所麻酔または静脈麻酔との併用で行います。

静脈麻酔を併用する場合には、眠った状態で手術を受けていただけるため、術中の引っ張られるような感覚が苦手な方にも安心して受けていただけます。修正手術では、一度切開された皮膚は硬くなり、伸縮性が低下しやすいため、数ミリ単位の差が仕上がりを左右する繊細な手術です。

『e:Top clinic』では、形成外科出身の増田院長が傷の状態を見極めながら切開を行います。傷の状態によっては、完全に傷跡が目立たなくなることを保証できるわけではないという点を理解しておくことが大切です。

縫合の際に二重ラインや眉毛の自然な形を意識しながら手術を進める

手術の最終段階では縫合が行われます。『e:Topclinic』では、形成外科出身の増田院長が“人の100倍のこだわりをもって縫合”を行います。

縫合は皮下層と表皮層を分けて行う二層構造でしっかりと傷を安定させます。中縫いと外縫いを丁寧に行うことで、傷跡の段差や引きつれを防止します。さらに、眉毛の毛根を残して縫合を行うため、術後に傷跡から毛が自然に生え揃う点も特徴です。

眉下切開の修正をお考えの方は『e:Top clinic』へご相談ください

眉下切開の修正は、再手術の適応を正しく判断できる経験豊富な医師に相談することが大切です。『e:Top clinic』では、形成外科出身の増田えりか院長がカウンセリングから手術、術後のアフターケアまでを一貫して担当いたします。

手術前には、眉の形や傷跡の仕上がりなど、お客様のご希望と仕上がりのイメージにズレが生じないよう、丁寧に確認を行います。

また、たるみの原因がまぶたではなく額にある場合には、前額リフトが適応となることもあります。当院では、切開式と内視鏡の両方の術式に対応しており、お客様のお悩みに合わせた最適な手術を提案いたします。

眉下切開後に「理想の仕上がりにならなった」「まぶたのたるみが再発した」といった不満や違和感を感じている方は、まずは一度当院までご相談ください。

参考YouTube:眉下切開手術1,700件以上の医師が解説❗️メリット・デメリット全てお話しします💡💡|増田えりか医師のバレずに10歳若返りチャンネルat イートップクリニック

まとめ|眉下切開の修正が必要か判断して、安心して手術を受けよう

眉下切開の修正手術は、初回の手術よりも難易度が高い繊細な手術です。

そのため、再手術が適応となるかを的確に見極められる医師に相談することが何より重要です。

『e:Top clinic』では、お客様一人ひとりの傷やまぶたの状態、目と眉の位置関係を総合的に診察し、再手術が適しているか、あるいは別の手術方法が望ましいかを判断します。

修正が必要かどうか迷われている方も、まずは信頼できる医師の診察を受け、納得のいく選択をしましょう。

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    院長

    増田 えりか
    Erika Masuda

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    360度美人を目指して

    全国各地で形成外科、美容外科治療に携わり、その経験、知識、技術を最大限に活かせる場としてクリニックを開業。
    目周りの手術の執刀数は5千件以上で業界トップクラス。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、産婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。
    赤坂見附駅前で、男女問わず幅広い年齢層の美容のお悩みを解決している。

    経歴

    • 2013

      日本大学

      医学部

      卒業

    • 2015

      昭和大学病院

      形成外科

    • 2016

      今給黎総合病院

      形成外科

    • 2017

      千葉こども病院

      形成外科

    • 2018

      湘南美容クリニック

      秋葉原院

    • 2020

      湘南美容クリニック

      高田馬場院

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    • 2021

      イートップクリニック

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