眼瞼下垂の症状がひどくなると、日常生活にも様々な悪影響があらわれるため、気がかりなことがあれば早急に診断を受けることが必要です。
眼瞼下垂に対しては、基本的には手術を検討します。
手術の効果が何年持つか?と質問される人も多いですが、永続性のあるものと期間をおくと状態が変化するものがあるため、症状や希望に合った治療法を選択することが望ましいでしょう。
症状の程度は鏡を使い自分で判断することもできますが、原因については医師の診断を受けることが求められます。
眼瞼下垂(がんけんかすい)の特徴
眼瞼下垂とは、まぶたが垂れ下がり、目の開閉時にまぶたを上げにくくなった状態です。
筋肉が減少することや、まぶたの開閉に影響のある神経の機能が低下することによっても眼瞼下垂の症状があらわれます。
目を開けづらくなった結果、視界が遮られて頭や身体をぶつけるようになったり、必要以上に力を入れることで頭痛や肩こりを引き起こしたり、自律神経の乱れがでるなど、他の症状も併発するおそれがあります。
症状の進行度合いは問診、診察によって判別できるため、気になる点があれば医師の診断を受けましょう。
眼瞼下垂になる原因
眼瞼下垂になる原因には先天性と後天性の理由があります。
先天性眼瞼下垂のほとんどのケースは、生まれつき上眼瞼挙筋(まぶたを持ち上げる筋肉)の発育が十分でなく、まぶたを上に持ち上げにくくなることです。
神経系の異常も考えられ、その場合は眼球が動かしにくい、あるいは勝手に動くなど、原因は様々です。
視力にも大きな影響があるため、医師と相談しながら手術を検討することが望ましいでしょう。
後天性眼瞼下垂では加齢による筋力低下や摩擦によるダメージで目の腱膜が伸びたり、ゆるむことで起こることが多いですが、神経系の異常が原因の可能性もあります。
後天性眼瞼下垂の場合は症状が徐々に進行するため、いつの間にか状態が悪化していたというケースも珍しくありません。
眼瞼下垂の施術は何年持つ?
手術後の状態は何年持つか?という質問は多いですが、施術方法や本人の状態によって眼瞼下垂の進行具合は異なるため、具体的な年数は申し上げられません。
状態に適した手段をとり、術後のケアを行った上で、まぶたへの負担を減らすことも重要です。
上眼瞼切開術
上まぶたの皮膚がゆるみ、眼瞼下垂の原因になっている場合は切開することで問題が解消します。
眉毛のすぐ下の皮膚を切開する眉下リフトでは、傷跡も目立ちにくく、自然な仕上がりが期待できます。
たるみが消えることで目が開きやすくなり、若々しい見た目にもなることが利点です。
医師のデザイン力や技術、経験によって出来具合が大きく異なります。
ミュラー筋タッキング法
国内の眼瞼下垂手術において、ミュラー筋タッキング法は非常に行われることが多い方法です。
挙筋腱膜とミュラー筋を剥離し、ミュラー筋を短くして糸で留める手術で、切開する幅が少ないためリスクも低く、ダウンタイムが短いことで人気の高い治療法です。
軽度〜中度の眼瞼下垂に対して効果が期待できますが、重度の場合には対応できません。
また医師の技術によって仕上がりの差が大きく、何年持つかにも大きな影響がでるため注意が必要です。
挙筋腱膜前転法
挙筋腱膜前転法は上まぶたを切開して挙筋と腱膜を短縮させ、目の開きを大きくする手術です。
たるみや脂肪の状態が改善され、二重も形成でき、メスを入れる手術のため効果の永続性も期待できます。
たるみを取り、目の開きが大きくなることで眼瞼下垂による問題も解消されますが、切る手術のため難易度も高くなるためリスクも付きまといます。
失敗や副作用を抑えるためには、名医を選択することが重要です。
ダウンタイム中の注意点
ダウンタイム中の注意点を守ることで経過や仕上がりの状態も良くなります。
眼瞼下垂でのダウンタイムは特に腫れが出やすく、正しい過ごし方をすることで早い回復が見込めます。
傷口を濡らさず刺激を与えない
傷口を濡らさないよう、刺激を与えず過ごすことが肝心です。
術後は傷跡が気になり過度に洗顔をしてしまったり、顔にかゆみが出て触ったりする人も多く、特に注意してほしい項目です。
抜糸が終われば化粧も可能ですが、メイク落としの際は優しく触る程度にしましょう。
かゆみがある場合には爪で掻かず、ハンカチや手ぬぐいなどで軽く叩く、あるいは撫でる程度にすることがおすすめです。
血行を促進させない
血行が促進されると腫れや内出血の症状が出やすくなります。
激しい運動やアルコールの摂取などの行為は血行が上がるため控えましょう。
手術して数日後は入浴も可能になりますが、長い時間風呂に入るのは控え、短時間で済ませることが望ましいです。
当日はシャワー浴のみ
当日、または翌日からはシャワー浴のみ可能ですが、傷口を濡らさず長時間浴びないことが大事です。
汗や身体の汚れを落とす程度にすれば問題ありませんが、もし血行が上がりすぎた場合には氷を包んだタオルで患部を冷やしましょう。
処方された薬を飲む
痛みが少ないことや、飲みたくないという理由で処方した薬を飲まない人も存在します。
処方する薬にはダウンタイムを短くするための目的もあるため、飲まないという選択は状態を悪化させるリスクもあります。
日常生活を正しく過ごすことは大切ですが、内服をしっかり行うことも同様に重要です。
状況によっては車の運転を控える
手術当日は車の運転はできません。
手術後は視力が変わる可能性もあるため、抜糸するまでは運転を控えた方が良いでしょう。
抜糸後も視力に違和感があった場合は運転を控え、担当の医師に相談をしてください。
施術後に何年持つかは手術方法や医師の腕次第
施術の効果が何年持つかは、手術方法によります。
半永久的に持続する手術もありますが、医師の腕が未熟だった場合は満足のいく出来栄えとならず、修正を視野に入れる可能性もあるでしょう。
どの手術を選択するにせよ、技術・実績のある医師を頼ることが求められます。
クリニックのHPや症例写真、実際に利用した人の口コミなどを参考に、信頼できるクリニックを探しましょう。
何年も持つ施術の選択にはイートップクリニックがおすすめ
眼瞼下垂の手術では担当する医師の技術、経験によって出来栄えに大きな差が生まれるため、信頼できるクリニック選びをすることが重要です。
イートップクリニックの医師は目元手術のスペシャリストが揃っており、眼瞼下垂の原因と状態を診て、最も適した手術を提案します。
眼瞼下垂に悩んでいる人の多くは状態の改善だけでなく、見た目を美しくしたいというニーズも持っている人が多いです。
当院ではお客様のあらゆる希望に対応できるよう、カウンセリングに十分な時間をかけ施術に臨むことで高い評価をいただいています。