加齢とともにまぶたのたるみや垂れ下がりが気になりますよね。目元が重たく眠そうな印象になるので、どうにかしたいと考えている方も多いでしょう。そんな悩みを抱える方にとって、最近人気の美容整形手術が眉毛下切開です。目元をスッキリさせ、ダウンタイムも短いのが理由ですが、注意点もあります。
この記事では、眉毛下切開がおすすめの方とおすすめしない方をご紹介したうえで、受けるときの注意点を解説します。眉毛下切開が気になっている方、検討している方は、参考にしてください。
眉毛下切開とは
眉毛下切開は、眉の下のラインに合わせて切開し、余分な皮膚や皮下脂肪を取り除く美容外科手術です。眉下切開もしくは眉下リフトともよばれます。眉毛下切開の特徴は次のとおりです。
● まぶたのたるみを取り除き目元をすっきりリフトアップ
● 眉毛に隠れる部分を切開するので傷が目立ちにくい
● 腫れにくくダウンタイムも短め
まぶたのリフトアップのほかの方法には、二重切開と眉上切開があります。しかし、一番ナチュラルで負担が少ない仕上がりの眉毛下切開が最近のトレンドです。
眉毛下切開が適している人
眉毛下切開は仕上がりのイメージがナチュラルなのが特徴です。それを踏まえたうえで、眉毛下切開が適しているのは、次のような方です。
● 加齢によるまぶたのたるみが目立つ
● 上まぶたが目にかぶさって見えにくい
● まぶたが分厚く重苦しい印象
● 本来の二重のラインがたるみで見えない
● 眉とまぶたの間が広く目じりが下がって見える
● 自然な見え方でたるみを解消したい
眉毛下切開は、重く見えるたるみ部分を引き上げてくれます。たるんだまぶたを切除し、自然な感じに目元をスッキリさせたい方に適しています。
眉毛下切開を受けるときの注意点
眉毛下切開はダウンタイムも短くナチュラルな仕上がりで人気がありますが、いくつか注意点があります。それは次のとおりです。
● 目と眉の距離が近くなる
● 眉毛の形が変わったり細くなったりする
● 傷跡が残る
● たるみが残る
● 二重の幅が広くなる
● 一重が二重にはならない
● 吊り目になる
順番に見ていきましょう。
目と眉の距離が近くなる
もともと眉と目の間隔が広い方は小顔効果がありますが、反対に狭い方は、施術によりさらに狭くなります。あまりにも距離が近くなりすぎて違和感を覚えるようなら検討し直しましょう。
眉毛の形が変わったり細くなったりする
眉の下ラインを切開する際、眉の毛根を残すよう切込みを入れますが、すべての毛根を温存できるわけではありません。多少眉の形が変わったり眉が細くなったりします。
傷跡が残る
眉の下のラインに沿って切り込みを入れるので、傷跡が目立たないのが特徴ですが、多少傷跡や段差が残ります。眉毛から離れた場所を切開したり、もともとの眉毛が薄かったりした場合は、傷跡が目立つ場合もあります。
たるみが残る
眉毛下切開で取り除ける皮膚面積にも限界があります。まぶたのたるみが大きい場合、完全にたるみを取り除くことが難しいケースも。切開後も、それほど大きな変化を感じられないこともあります。
二重の幅が広くなる
眉毛下切開は、かぶさっているまぶたを引き上げることで埋もれている二重ラインをくっきりさせる効果があります。プラスの効果の方が大きいのですが、もともと二重の幅が広い方は注意が必要です。二重の幅が、どの程度広くなるかについては、事前のカウンセリングで確かめておきましょう。
一重が二重にはならない
眉毛下切開では、もともと一重の方を二重にできません。重い一重をすっきりした一重にすることは可能です。一重の方で、ぱっちり二重を希望される方は、眉毛下切開と同時に二重切開の施術をおすすめされるケースもあります。
吊り目になる
眉毛下切開は、眉の外側の皮膚を中心に切り取ります。もともと吊り目の方は、まぶたがかぶさってたれ目の状態だったのが、本来の吊り目の印象が強くなる場合があります。また、目頭側もたるんでいる場合、目頭上切開も同時に行なう必要があるかもしれません。
眉毛下切開のリスク
眉毛下切開は、前述の注意点に加え、次のようなリスクがあります。リスクを把握したうえで、施術に臨みましょう。
傷口が眉に隠れていない
眉毛に隠れるように切り取るのが眉毛下切開の特徴ですが、眉毛が薄い場合や、眉毛から切開部分が離れている場合は傷口が隠せません。時間の経過とともに、ほとんど傷跡はわからなくなりますが、どうしても隠れない場合もあります。
眼瞼下垂に対する効果が薄い
眼瞼下垂は、瞼を引き上げる筋肉が弱まった状態で、先天性と後天性のものがあります。たるみではなく筋肉(頑健挙筋や腱膜)の問題なので、眉毛下切開では効果が薄いといえます。眼瞼下垂に対する手術もあるので、たるみか眼瞼下垂かを見極める必要があります。
左右非対称
手術の際は、左右のまぶたの開き具合を確認しますが、少しでもずれてしまうと左右非対称に仕上がってしまう場合もゼロではありません。もともと左右差が大きい方は、医師がミスをしなくても非対称になる可能性もあります。
まとめ
眉毛下切開は、まぶたのたるみをナチュラルに取り除ける美容整形です。注意すべき点を中心に解説しましたが、仕上がりの良し悪しは、医師の技術による部分も大きいといえます。
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