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ヒアルロン酸注入はクマ取りに効果的?対応可能なクマの種類も解説

2024.05.20

ヒアルロン酸と言うと顔の保湿やシワ対策に役立つ成分というイメージがありますが、実はクマ取りにも有効な手段とされています。加齢などで目元のクマが気になり始めたら、ヒアルロン酸注入を検討してみるのも一つの方法です。

今回はヒアルロン酸注入がクマ取りに効果的とされる理由や、対応可能なクマの種類、ヒアルロン酸注入のメリットや注意点について解説します。


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ヒアルロン酸注入がクマ取りに有効な理由と、対応可能なクマの種類

ヒアルロン酸注入は、皮膚のたるみや凹み、ふくらみによるクマの解消に効果的です。ここではクマの種類別に、ヒアルロン酸注入が有効な理由について解説します。

皮膚のたるみ、凹みによるクマ

人の皮膚のハリやツヤは、真皮層に存在するヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンといった保水成分、保湿成分によって維持されています。これらは人の体内で生産される成分ですが、年齢を重ねると生産能力が衰え、十分な量を補えなくなってしまいます。

皮膚にたるみや凹みができやすくなるのは、生産能力の低下によるヒアルロン酸やコラーゲン不足によって真皮層が表皮層を支えきれなくなるからです。目元の皮膚がたるんだり、凹んだりすると影になった部分が濃いクマとなり、疲れた印象を与える原因になります。

なお、ヒアルロン酸の体内生産量は20代前半でピークを迎えた後、だんだんと減少し、50代になる頃にはピーク時の約半分まで生産量が落ち込みます。ヒアルロン酸注入は、足りなくなったヒアルロン酸を外部から効率よく補える施術であることから、加齢によるクマ対策に有用な方法です。

目の下のふくらみによるクマ

目の下がふくらむと、目の下と頬の段差部分に影ができ、クマの原因となります。なお、目の下がふくらむ原因は大きく分けて2つあります。

1つは、眼窩脂肪が多いことです。眼窩脂肪とは眼球を保護するクッションの役割を担っている脂肪のことですが、この脂肪が生まれつき多い方は目の下がふくらみやすい傾向にあります。

2つ目は、ロックウッド靭帯の劣化です。ロックウッド靭帯とは、眼球と眼窩脂肪の間にあって眼球を支えている靭帯のことです。このロックウッド靭帯が加齢などによって弛緩すると、眼窩脂肪が浮き出てしまい、目の下がふくらみやすくなります。

いずれの場合も、軽度のふくらみであれば目の下と頬の間にある溝にヒアルロン酸を注入することで段差を解消し、クマを目立たなくすることができます。

ヒアルロン酸注入のメリット

ヒアルロン酸注入でクマ取り対策を行うと、体への負担が少ない、シワ対策にもなる、即効性が期待できる、短時間で施術できるなどのメリットがあります。

以下ではそれぞれのメリットについて解説します。

体への負担が少ない

ヒアルロン酸注入は、極細の注射針で成分を注入する方法で、メスによる切開や縫合などは行いません。そのため、ダウンタイムも短く、施術直後でもいつも通りの生活を送ることができます。人によっては患部に赤みや腫れなどが生じることもありますが、大半は軽症で、メイクなどでカバーすればほぼ目立ちません。

また、ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分なので、異物が混入したときに生じるアレルギー反応のリスクも少なく、安全に施術できるところが利点です。

シワ対策にもなる

ヒアルロン酸は化粧品などから補給することもできますが、全ての成分が真皮層まで届くわけではないため、効果が現れるまでにはかなりの時間がかかります。また、サプリメントや食品からの摂取についても、成分が目元以外の箇所にも回ってしまうため、さほど即効性は期待できません。

一方、ヒアルロン酸注入は必要な部分にピンポイントで成分を補給できるため、他の方法よりも即効性があるところが魅力です。

即効性を期待できる

目の下の皮膚にたるみがある方は、切らないクマ取りを行うとシワができてしまう可能性があります。

切らないクマ取りは、まぶたの裏の小さな穴から余分な眼窩脂肪を取り除く施術です。患者様の皮膚の状態によっては、眼窩脂肪を除去するとたるんだ皮膚が余り、くぼみや小ジワ、たるみが目立つ場合があります。

そうした方の場合は、皮膚のたるみ取りの効果もあるハムラ法や、目の下の形を整えるナノリッチファット(脂肪注入)などの選択肢がおすすめです。

短時間で施術できる

ヒアルロン酸注入はメスなどを使う外科施術ではないため、1部位あたり施術時間はわずか5~10分程度です。

施術後はすぐに帰宅できるため、まとまった時間が取れない方でもクマ取りを行えます。

ヒアルロン酸注入でクマ取りする際に気を付けたいポイント

ヒアルロン酸注入でクマ取りする際は、持続時間やアルコールの摂取、施術後の経過に注意が必要です。

ここではそれぞれの注意点について解説します。

持続期間は4カ月~2年程度

注入したヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、個人差はあるものの持続期間はおよそ4カ月~2年程度で、使用する製剤にもよりますが効果は徐々に薄れていきます。

効果を持続させたいのなら、効き目がなくなるタイミングを見計らって再度ヒアルロン酸を注入しなければならないため、定期的な通院が必要になります。

アルコールの摂取は数日控える

ヒアルロン酸注入では、術後当日のメイクやシャワー、入浴などをしても問題はありません。

ただし、アルコールを摂取すると腫れの症状が出やすくなるため、2~3日は飲酒を控えた方がよいでしょう。

施術後の経過に注意

ヒアルロン酸注入を行うと、患部に赤みや腫れなどの症状が出る場合があります。

大抵は時間の経過とともに収まりますが、しばらく経っても症状が続く場合はクリニックを受診して適切な処置を受けましょう。

【まとめ】ヒアルロン酸注入でクマ取りするならイートップクリニックへ

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ヒアルロン酸注入は安全かつ比較的手軽に受けられる施術ですが、仕上がりの良さはドクターの技量によって差が出ます。クマの原因に合わせて、適切な部位・量のヒアルロン酸を注入することが最適なクマ取りにつながりますので、信頼できるクリニックを選ぶようにしましょう。

東京都港区の美容外科イートップクリニックでは複数のヒアルロン酸製剤を導入しており、注入する部位やお悩み、予算などに合わせて最適な製剤を提案いたします。

目の下の凹みやたるみ、ふくらみによるクマにお悩みの方は、ぜひイートップクリニックまでお気軽にご相談ください。またヒアルロン酸注入で改善されないクマの場合には、手術での改善も承っておりますので合わせてご相談ください。

記事監修医師プロフィール

院長/医師

増田えりか

2013年 日本大学 医学部 卒業
2013年 東京臨海病院 内科、皮膚科、形成外科、救急科
2015年 昭和大学病院 形成外科
2016年 今給黎総合病院 形成外科
2017年 千葉こども病院 形成外科
2018年 湘南美容クリニック 秋葉原院
2020年 湘南美容クリニック 高田馬場院 院長
2021年 イートップクリニック 開設 院長就任

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