眼瞼下垂の症状があり、二重まぶたに憧れている方はいます。
確かに手術を受ければ、目元は二重にできます。
しかしどんな手術か分からなければ、不安で申し込みまで踏み切れないでしょう。
この記事では、眼瞼下垂手術の概要やダウンタイム、よくある質問について解説します。
眼瞼下垂とは?
眼瞼下垂とは、まぶたを引き上げる筋肉である眼瞼挙筋が弱くなることで、まぶたが垂れ下がり目が開けにくくなる症状です。
眼瞼挙筋が弱った状態を補うために、おでこの筋肉を使いシワが刻まれてしまったり、上の方を見るときに顎を上げることで肩こりや頭痛が起こったりする弊害も生まれます。
眼瞼下垂の種類
眼瞼下垂には、主に2つの種類があります。
- 生まれつきのタイプ
- 大人になってから症状が出るタイプ
生まれつきのタイプは、まぶたを引き上げる筋肉が発達しないタイプの方です。
片側の目に症状が出ている場合は、弱視を生じることがあるため経過観察と手術が必要になる場合があります。
対して大人になってから症状が出るタイプは、加齢や長年に渡るハードコンタクトレンズの使用などで発症します。
眼瞼下垂の手術方法
手術方法は、皮膚を切開して眼瞼挙筋腱膜を出し、瞼板と呼ばれるまぶたの硬い部分に縫合します。
その後左右の目の開き具合などをチェックして、問題なければ縫合して終了します。
皮膚のたるみがある場合は、手術をした際に切除することも可能です。
眼瞼下垂の手術は二重になる?
手術で、二重にすることはできます。二重にすることで、傷を隠せてまぶたが垂れ下がってくることを予防できるのです。
しかし多くの方は筋肉の衰えはなく、皮膚がたるんで目が開かなくなっているだけの方が多いため、その場合は眉下切開や上眼瞼切開が適用されます。
眼瞼下垂の手術の流れ
手術を受けるときの流れについて、紹介します。
- カウンセリングの実施(一度帰宅)
- 手術日当日に来院する
- 血圧や体調を確認をする
- 麻酔をする
- 手術をする
- 手術翌日に眼帯を外すために検診をする
- 1週間後に検診し問題なければ終了
まずはカウンセリングを実施して、眼瞼下垂の症状があるかどうか、適切な治療法について検討します。
手術することが決定すれば、その場で手術日を予約し帰宅。
手術日当日に来院し、血圧や体調を確認し、手術を実施しても問題ないか判断します。
その後は麻酔をして手術を開始。手術が終了したら帰宅し、翌日眼帯を外すために来院して診察します。
1週間後の検診でも問題なければ眼瞼下垂の手術は終了です。
眼瞼下垂のダウンタイム
ダウンタイムは、2週間〜3ヶ月程度と比較的長期に渡るのが特徴です。術後翌日は腫れが特に強いため、サングラスやメガネなどをすると目立たずに済みます。
ダウンタイム中は、できるだけまぶたに刺激を与えないようにしましょう。強い刺激を与えると、余計に腫れてしまう原因になります。
さらに激しい運動は血行を良くしてしまい、腫れなどが強くなってしまうこともあります。
できるだけ安静にして、傷口が安定してきたタイミングで運動を開始していくのがおすすめです。
眼瞼下垂の治療によくある質問
最後に、治療の際によくある質問に答えていきます。よくある質問は、以下の6つです。
- 保険は適用されますか?
- 施術の時間はどのくらいですか?
- 手術中に痛みはありますか?
- 傷跡は残りますか?
- 手術の効果はどのくらい保ちますか?
- 周りにバレてしまいますか?
治療を検討している方がよく抱えている疑問のため、治療を検討している方は参考にしてみてください。
保険は適用されますか?
手術では、保険が適用されることはあります。ただし、二重幅は自由に決めることはできません。
保険適用の場合、開瞼効果が一番出る幅で手術することが重要視されます。
自費治療の場合は、希望の二重幅を設定できます。そのため、理想の二重がある場合は自費治療がおすすめです。
施術の時間はどのくらいですか?
時間は、両目で2〜3時間程度です。カウンセリングは、30分くらい時間がかかります。
目の開き具合を調整しながら行う施術ですので、目の施術の中でも比較的時間を要するのが眼瞼下垂の手術です。
手術中に痛みはありますか?
手術中に痛みを感じることはありません。なぜなら局所麻酔を施しているためです。
ただし局所麻酔をする際には痛みがあります。痛みに弱い場合は、事前に点眼式の麻酔も打ってもらえるため、医師に相談しておきましょう。
傷跡は残りますか?
手術は、術後は腫れや赤みがでてしまうため、目立ってしまいます。しかし2〜3ヶ月になると徐々に傷跡の腫れや赤みは消えていくのです。
傷跡が気になるあまりまぶたを触ってしまうと、治りが遅くなることがあります。できるだけ触らず、過ごすように心がけてください。
手術の効果はどのくらい保ちますか?
眼瞼下垂の手術は、埋没法とは違い糸が緩んでしまったり切れてしまって効果が薄れるということが無い施術ですので基本的には効果は長く続くと考えていただいて大丈夫です。ただ施術した後にもまた眼瞼挙筋の働きが弱まり、何年かするとまた目の開きが悪くなってしまうという方も稀にいらっしゃいます。
周りにバレてしまいますか?
術後すぐの場合、腫れや赤みなどが出てくるためそこで人と会ってしまうとバレる可能性があります。
さらにもともと一重だった方が二重になるため、そこの変化でもバレる可能性は高いでしょう。
まとめ
眼瞼下垂とは、眼瞼挙筋が弱りまぶたが垂れ下がってくることで、目が開けにくくなる症状です。
先天性のものと、大人になってから症状が出てくるもの2種類あります。
手術を受けた場合、二重になります。しかし筋肉の機能は正常で、皮膚だけが垂れ下がっている場合は、皮膚を切除するのみとなるため、二重にはなりません。
手術を検討している方は、手術の流れやダウンタイムなどを参考にしながら受けるか検討してみてください。
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