眼瞼下垂や眉下切開は、まぶたのたるみや重さを改善する代表的な施術です。それぞれまぶたの悩みを改善できる施術ですが、「どちらを選べばいいの?」「違いがよくわからない」と思う方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、眼瞼下垂と眉下切開の違いや特徴、適応する症状やダウンタイム、費用面の比較を解説します。また、併用の可否や失敗を防ぐためのポイントも併せて紹介します。この記事を読めば、自分に合った施術の選び方を知れるので、「最適な施術を受けたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
眉下切開と眼瞼下垂手術とは
眉下切開と眼瞼下垂手術は、どちらもまぶたの下がり改善効果が期待できる施術です。しかし、2つの施術はどちらも同じではなく、切開する場所やアプローチする箇所、費用などが異なります。それぞれ効果や、リスクを理解しておくことが重要です。
眉下切開と眼瞼下垂手術の違い
ここからは、以下の項目ごとに眉下切開と眼瞼下垂手術の違いを紹介します。
- 手術方法
- 改善できる症状
- ダウンタイム
- 費用
それぞれ詳しく解説します。
手術方法
眉下切開と眼瞼下垂手術は、どちらも上まぶたに対する外科的処置ですが、手術の方法が異なります。ここでは、眉下切開と眼瞼下垂の手術方法を紹介します。それぞれの手術方法を正しく理解しましょう。
<切開位置の違い>
眉下切開
眉下切開は、たるみの原因となる眉下の皮膚を切開し、上まぶたの余分な皮膚を切除することで、たるみや腫れぼったさを改善する手術です。まぶた自体には切開を加えないため、まぶたの開閉機能にほとんど影響を与えず、術後も自然な印象を保ちやすいため、「手術をしたことがわかりにくい」という点でも特長的です。
当院では、毛根を残すように皮膚を斜めに切開する「毛包斜切開法」を採用しており、傷跡から眉毛が生えるようにすることで、目立ちにくい仕上がりを目指しています。そのため、仕上がりが自然になりやすく、整形感を出したくない人にも好まれます。
また、眉下切開は二重を新たに作る施術ではありませんが、まぶたの皮膚を引き上げることで、元の二重幅がよりくっきりと際立つことがあります。自然に目元の印象を整えられるため、加齢によるたるみはもちろん、厚ぼったいまぶたに悩む若年層にも適した施術といえるでしょう。
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眼瞼下垂
眼瞼下垂手術は、まぶたを引き上げる筋肉(上眼瞼挙筋やミュラー筋)にアプローチし、目の開きの機能を改善する外科的処置です。皮膚ではなく、まぶたの深部にある筋肉や腱膜を処理するため、目を開ける機能的な問題に対して根本的な治療が可能です。
まぶたが重くて開けづらい、視界が狭い、額にしわが寄るといった症状のある方に向いています。医療的な意味合いが強く、診断によっては保険が適用されることもあります。眼科や形成外科での診断と、手術経験が豊富な医師を選ぶことが重要です。
一方で、自費診療では二重幅の調整や開閉機能のサポートに加え、見た目の美しさや印象の改善にも配慮したデザインが可能です。機能面だけでなく、仕上がりの美しさにもこだわりたい方に適しています。
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改善できる症状
一見、似ているように思える2つの手術ですが、改善できる悩みや症状には違いがあります。自分の悩みに合った選択ができるよう、整理して確認しておきましょう。ここでは、眉下切開と眼瞼下垂で改善できる症状をそれぞれ紹介します。
眉下切開
料金(自由診療)眉下リフト¥480,000(税込)+術前眉アートメイク ¥160,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
まぶたの皮膚がたるんで特に目尻側の目が小さく見える、アイメイクが決まりにくいといった悩みに対応できるのが眉下切開です。年齢によるたるみだけでなく、若い人でもまぶたが厚く腫れぼったいタイプには効果的です。
料金(自由診療)眉下リフト¥480,000(税込)+脂肪切除 ¥150,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
また、まぶたの左右差が気になる場合にも、切除量を調整することでバランスを整えられます。まぶたの開きの機能を根本から改善する手術ではなく、まぶたのたるみや厚ぼったさを取り除く手術のため、眼瞼下垂の改善には適していませんが、見た目の改善やまぶたの被さりによる視野の調整に向いています。
眉下切開の効果をさらに知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
眉下リフトの効果を徹底解説!施術を受けるメリットやデメリット・ダウンタイムなども紹介
眼瞼下垂
<20代男性>
料金(自由診療)眼瞼下垂¥600,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
<50代女性>
料金(自由診療)眼瞼下垂¥600,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
眼瞼下垂手術は、目が開きにくい、視界が狭くなるといった機能的な問題を改善する目的の手術です。眼瞼挙筋やミュラー筋が緩んでいる場合に、それを短縮・固定することで目の開きを改善します。見た目だけでなく、機能的な改善が期待できるのがこの手術の大きな特徴です。視野が物理的に遮られている場合や額の筋肉を使って目を開けている方は、日常生活への影響が大きく、医師の診断により保険適用となる場合もあります。
一方で、自費診療では見た目の印象にも配慮した施術が可能です。当院では、手術中に一度起き上がっていただき、お客様と鏡を見ながら二重幅を細かく調整するスタイルを採用しています。そのため、あらかじめ十分な手術時間を確保し、納得のいく仕上がりを目指しています。こうした対応により、まぶたの開閉機能をサポートしながら、見た目の美しさにもこだわることが可能です。機能面だけでなく、目元の印象をより自然に整えたい方に適した選択肢といえるでしょう。
ダウンタイム
施術を検討するうえで気になるのが、術後の腫れや回復期間といったダウンタイムです。ここでは、それぞれの手術にかかるダウンタイムの特徴と注意点を紹介します。
眉下切開
眉下切開のダウンタイムは比較的短く、まぶたへの負担が少ないことが特徴です。腫れのピークは2~4日で、5日目以降から1週間程度で腫れや内出血が落ち着くことが多く、抜糸は7日目前後に実施されます。まぶたではなく、眉下を切開するため、視界や開閉機能に違和感が出にくく、生活への影響も最小限に抑えられるでしょう。
ただし、しばらくは傷跡の赤みや硬さが残るため、紫外線対策や特にペンシルアイブローメイクの再開時期には注意が必要です。傷の赤みや硬さは1ヶ月後をピークに落ち着いていきますので、傷へのペンシルアイブローメイクは、傷の赤みが落ち着く2ヶ月目以降を目安に行ってください。目立ちにくい位置であるとはいえ、完成までには3〜6ヶ月の経過観察が求められます。
料金(自由診療)眉下リフト¥480,000(税込)+脂肪切除 ¥150,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
眼瞼下垂
眼瞼下垂手術のダウンタイムは、眉下切開に比べてやや長めで、個人差も大きい傾向にあります。術後はまぶたの深層組織にアプローチしているため、腫れや内出血が強く出る場合もあります。症状が落ち着くまでに約2週間〜1ヶ月ほどを要するケースも珍しくありません。さらに、目の開き方が術後しばらく不安定になったり、左右差が出たりすることもあります。
完全に仕上がりが安定するまでには、数ヶ月の経過観察が必要となるため、手術時期やスケジュール調整には余裕を持つようにしましょう。
費用
眉下切開と眼瞼下垂手術では、自由診療か保険適用かによって費用が大きく異なります。ここでは、事前に確認しておくべき費用の目安とポイントを詳しく解説します。
眉下切開
眉下切開は基本的に自由診療となり、基本的に保険は適用されません。ただし、まぶたの被さりにより、視界が遮られてしまう「偽眼瞼下垂」と医師に診断された場合には、保険で手術を受けられるケースもあります。自由診療の費用の相場は40万円〜60万円程度が一般的です。施術内容にデザイン性や縫合の技術力が求められるため、医師の経験によって価格が変動することもあります。
カウンセリング料・再診料・薬代などが含まれているかどうかも、事前に確認しておくと安心です。美容目的の場合は、仕上がりの自然さや傷跡の位置にもこだわる必要があるため、費用だけでなく技術力のある医師を選ぶことが大切です。
眼瞼下垂
眼瞼下垂手術は、まぶたの開きが機能的に障害を及ぼしている場合、健康保険が適用されることがあります。医師の診断により、視野障害が明確であれば3割負担で施術が可能となり、自己負担額は1万〜3万円程度が目安です。美容目的と同時にまぶたの開きを改善したい場合は自由診療となり、40万円〜60万円程度の費用がかかります。保険適用かどうかはクリニックによって基準が異なることもあります。
ただし、保険診療の場合は「目の開き」など機能面の改善が主な目的となるため、見た目の美しさや二重のデザインは対象に含まれません。そのため、当院には過去に保険適用で手術を受けたものの、二重幅の左右差や見た目の違和感が気になり、修正をご希望されて来院されるお客様もいらっしゃいます。自費診療だからこそ可能となる、機能と見た目の両立を目指した繊細なデザインや個別対応が、そうしたお悩みにお応えしています。
当院では、丁寧なカウンセリングと個性を活かすオーダーメイド治療が特徴です。経験豊富な増田院長が、お客様一人ひとりの理想の美しさを追求し、自然で洗練された仕上がりを実現します。
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眉下切開のメリット・デメリット・副作用・おすすめな人
眉下切開は、まぶたのたるみや腫れぼったさを改善するための美容施術です。ナチュラルな変化を求める人に人気がある一方で、術後のリスクや注意点も存在します。ここでは、眉下切開の特徴をメリット・デメリット・副作用の視点から整理して紹介します。
眉下切開のメリット
眉下切開の最大のメリットは、目元の印象を自然に若々しく整えられる点にあります。まぶたの余分な皮膚を眉の下から取り除くことで、目の縦幅が広がり、重たい印象が解消されます。
当院では、毛包斜切開法を採用しているため、切開部から眉毛が生えてくるので、術後の傷も目立ちにくく、整形感を出したくない人にとって大きな利点です。また、眼瞼下垂のようにまぶたの筋肉を操作しないため、術後の違和感も少なく、ダウンタイムも比較的バレにくい傾向にあります。
まぶたの左右差の調整や、まぶたの厚みが原因で二重が埋もれてしまっている方にも適しており、二重のりや埋没が合わなかった方の選択肢としても人気です。
眉下切開のデメリット
眉下切開のデメリットは、傷跡が完全に消えるわけではない点です。切開位置は眉毛の中に沿っているため目立ちにくいものの、体質によっては赤みや硬さが数ヶ月残ることがあります。特に、ケロイド体質の方は、医師との事前相談が欠かせません。
また、まぶたがたるんでいる原因が皮膚だけでなく、筋肉の衰えも関係している場合は、眉下切開では十分な効果が得られないこともあります。このような場合は、眼瞼下垂手術のほうが適している可能性があるため、施術前の診断やカウンセリングが重要です。
眉下切開のデメリットをさらに知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
眉下切開のデメリットやメリットを徹底解説!眉下切開がおすすめな人・やめた方がいい人の特徴なども紹介
眉下切開のリスクや副作用
眉下切開は比較的安全な手術とされていますが、外科的施術である以上、一定のリスクや副作用は伴います。代表的なものとしては、腫れ・内出血・赤み・傷跡の盛り上がり・色素沈着です。通常は時間の経過とともに軽減しますが、回復には個人差があります。
ただし、眉下切開術は眉毛が薄くなったように見えたり、切除量が多すぎて目と眉の距離が近づきすぎてしまったりなどのリスクが伴います。リスクを最小限に抑えるには、経験豊富な医師による丁寧なカウンセリングと正確なデザイン設計が欠かせません。
眉下切開がおすすめな人
眉下切開はまぶたを直接触らない施術のため、自然ですっきりとした若々しい目元を目指せます。理想とする目元のイメージに近づきたい方や、施術を受けたことを周囲に気づかれたくない人におすすめです。
余分な皮膚を切除して上まぶたのたるみを解消し、まぶたの被さりによる目の開きを改善することでより魅力的な目元を実現します。元から二重の場合、眉下切開の施術でたるみを切除すればくっきりとした本来の二重幅に戻れるでしょう。また、眉下切開なら目尻が垂れた三角目や上がり眉、額のしわの解消も期待できます。
眼瞼下垂手術のメリット・デメリット・副作用・おすすめな人
眼瞼下垂手術は、目の開きが悪い、視界が狭いといった機能面の悩みを解消するための手術です。見た目だけでなく、頭痛や眼精疲労の原因にもアプローチできる医療的な手術ですが、美容目的で選ばれることもあります。
ここでは、眼瞼下垂手術の効果や注意点を詳しく解説します。
眼瞼下垂手術のメリット
眼瞼下垂手術の最大のメリットは、機能面と見た目の両方を改善できる点です。上まぶたを引き上げる筋肉(上眼瞼挙筋やミュラー筋)を修復・短縮することで、目の開きが大きくなり、眠たそうな印象や視野の狭さが解消されます。この手術によって、常に額の筋肉を使って目を開けていた人は額の緊張が軽減され、眉間のしわや頭痛・肩こりが改善されることもあります。
眼瞼下垂手術のデメリット
眼瞼下垂手術は、筋肉や腱膜にアプローチする高度な外科手術であるため、施術内容が複雑でダウンタイムも長くなりがちです。術後には腫れや内出血が強く出ることもあります。また、目の開き具合が変わるため、術後に二重幅が広がりすぎたり、左右差が目立ったりする予期せぬ変化が起こることもあります。修正が必要なケースでは、再手術のリスクや負担が伴うでしょう。
当院では、手術中に一度起き上がっていただき、お客様と鏡を見ながら二重幅を細かく調整するスタイルを採用しており、そのため十分な手術時間を確保しています。手術の成功率や仕上がりは医師の技術力に大きく依存するため、眼瞼下垂の手術経験が豊富な医師を選ぶことが何より重要です。
眼瞼下垂手術のリスクや副作用
眼瞼下垂手術のリスクや副作用として挙げられるのは、出血・腫れ・感染症・左右非対称・過矯正・低矯正などです。眼瞼下垂手術は筋肉にアプローチするため、目の開閉が不自然になったり、ドライアイのような症状が現れたりすることもあります。
また、まぶたの開きが大きくなりすぎたことで、眼球の露出が増えて乾燥感を訴える人もいます。希望する二重幅や仕上がりにならなかった場合は、修正が難しいケースもあるため、術前のシミュレーションと丁寧なカウンセリングが不可欠です。手術を受ける前には、担当医の実績や症例数を確認し、信頼できるクリニックを選ぶようにしましょう。
眼瞼下垂手術がおすすめな人
眼瞼下垂手術は、眉下切開では改善が難しい重度のまぶたのたるみや、目の開きにくさに悩む方に適した施術です。まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)にアプローチするため、目の開きそのものを根本的に改善することができます。一方、眉下切開はまぶたの余分な皮膚や脂肪を取り除くことで、たるみや重さを軽減し、見た目の印象を整えることを目的としています。あくまで“見た目の改善”が中心です。
イメージとしては、眉下切開がボディの外装(見た目)を整える手術であるのに対し、眼瞼下垂手術はエンジン(機能)に手を加えるようなもの。どちらが適しているかは、見た目の悩みなのか、目の開きそのものに問題があるのかによって異なります。そのため、どちらの手術が適しているかを見極めるには、目元の手術経験が豊富な医師による的確な診断を受けることが何より重要です。
眉下切開と眼瞼下垂手術の保険適応・適応外
生活に支障をきたしている、黒目の部分までまぶたが垂れ下がっているといった場合は眼瞼下垂と診断され、保険適用で手術が可能になります。眼瞼下垂の手術でまぶたを切開し、たるんだ皮膚の切除と眼瞼挙筋をしっかり作動させるように手術をすれば目が開きやすくなるでしょう。また、肩こりや頭痛の改善も期待できます。
ただし、保険適用では眼瞼下垂症の症状である視界の改善や、目の開きづらさによる肩こりや頭痛の症状改善が目的となり、手術後の見た目の仕上がりは含まれません。眉下切開においては、まれに『偽性(皮膚性)眼瞼下垂症』と医師が判断した場合に保険適応になるケースがあります。偽性眼瞼下垂症の場合は、目の開きの機能面には問題がなく、まぶたのたるみによって黒目が半分ほどまで隠れているケースなどに用いられます。
眼瞼下垂の保険適応の条件と同様に、まぶたの被さりによる視界の改善が目的となるため、手術後の見た目の改善は含まれません。保険適用外の美容目的で施術を受ける場合は、目の開きづらさといった目の機能性の改善だけでなく、理想の目元になるために目元のデザインや術後のシミュレーションも可能です。
当院では、丁寧なカウンセリングと個性を活かすオーダーメイド治療が特徴です。経験豊富な増田院長が、お客様一人ひとりの理想の美しさを追求し、自然で洗練された仕上がりを実現します。
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眼瞼下垂と眉下切開に関するよくある質問
眼瞼下垂手術と眉下切開は、どちらもまぶたの悩みに対しての施術ですが、それぞれの違いや併用の可否・順番・リスクなどに疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。ここでは、眼瞼下垂と眉下切開に関するよくある質問をもとに、わかりやすく解説します。
眉下切開で眼瞼下垂は改善できますか?
眉下切開でもまぶたのたるみは解消できるため、まぶたの被さりによる眼瞼下垂(偽性眼瞼下垂)にも効果が期待できます。しかし、眼瞼下垂の原因が上眼瞼挙筋やミュラー筋の機能低下である場合や、症状が中度~重度だと眉下切開では改善することが難しいでしょう。
症状の原因や重さによって適している治療法が変わるため、まずは信頼できる医師に相談することが大切です。
眼瞼下垂手術と眉下切開は両方同時にできますか?
眼瞼下垂手術と眉下切開は、目的が異なる施術であるため、基本的には同時に行いません。眼瞼下垂では目を開く筋肉を修復して目の開きを改善し、眉下切開では余分な皮膚を取り除いてすっきりとした印象に整えます。
眼瞼下垂の症状が見られる場合、まずは目の開きを根本から改善する眼瞼下垂手術を優先的に行い、そのうえで、残ったまぶたの被さりやたるみに対して眉下切開を追加するという、2段階の手術が必要になることがあります。
料金(自由診療)当院眼瞼下垂後の眉下リフト¥430,000(税込)+麻酔代¥55,000-¥110,0000(税込)
リスク・副作用:熱感・むくみ・内出血・左右差・違和感・イメージとの相違などを生じることがあります。
眼瞼下垂手術と眉下切開の順番はどっちが先ですか?
施術を分けて施術する場合、基本的には眼瞼下垂手術を先にするのが一般的です。眼瞼下垂手術では、まぶたの開きに関わる筋肉の調整をするため、術後に目の開きや二重ラインが大きく変化するためです。施術部位が落ち着いてから眉下切開で皮膚のたるみを整える方が、左右差の調整やバランスの確保がしやすくなります。どちらを先にすべきかは、事前の診察とシミュレーションで慎重に決める必要があるでしょう。
眼瞼下垂手術と眉下切開の腫れに違いはありますか?
眼瞼下垂手術と眉下切開では、腫れの強さや持続期間に明確な違いがあります。眼瞼下垂手術はまぶたの深部(筋肉や腱膜)を操作するため、腫れや内出血が強く出る傾向があり、落ち着くまでに個人差はありますが、約2〜4週間ほどかかることもあります。
一方で、眉下切開は約1週間前後で日常生活に支障のない程度まで回復することが多いです。ただし、どちらも個人差があり、アフターケアや生活習慣によって回復のスピードは変わるため、術後の過ごし方に注意が必要です。
眼瞼下垂手術と眉下切開で失敗する原因はなんですか?
どちらの手術も、施術の計画・技術・術後の経過観察が不十分な場合に失敗リスクが高まります。眼瞼下垂手術では、筋肉の調整が過剰または不十分だと「目が開きすぎる」「開きが足りない」などのトラブルが生じます。眉下切開の失敗の原因やリスクは、皮膚の切除量が適切でない場合に「つり目」「眉と目の距離が近すぎる」「左右差」などです。
さらに、両施術に共通する失敗原因としては、医師とのコミュニケーション不足や希望と異なるデザインのまま施術が進むことも挙げられます。失敗を防ぐには、症例数が多く実績のあるクリニックで十分なカウンセリングを受けることが不可欠です。
理想の目元を実現するなら保険適応外の眉下切開or眼瞼下垂を選ぼう
眉下切開はまぶたのたるみを解消する施術のため、まぶたの被さりによる眼瞼下垂(偽性眼瞼下垂)と判断された場合にまれに保険適応になります。眼瞼下垂と医師から診断されれば、二重のラインで切開する挙筋筋膜前転法か、切らずに施術するミュラータッキング法(切らない眼瞼下垂)の2種類を保険適用で手術を受けられる可能性があります。ただし、見た目の改善は含まれません。
仕上がりの見た目にこだわりたい方は、保険適応外による施術を検討しましょう。目の印象を大きく変えたい方は眼瞼下垂の手術、今の二重幅を生かしてナチュラルな変化を希望な方は眉下切開がおすすめです。
イートップクリニックの増田院長は1,700件以上の眉下切開の手術経験があり、さまざまな症例に対する実績が豊富です。一人ひとりに適した手術の提案や切開部分の傷跡を美しく仕上げることにこだわりを持ち、悩みを解消して理想の目元を実現するお手伝いをしています。クリニックは東京赤坂にあり、気軽にアクセスしやすい立地です。ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
この記事では、眼瞼下垂と眉下切開の違いや特徴・適応する症状・リスクなどを解説しました。
眉下切開と眼瞼下垂手術では目的や手術方法が異なり、希望する仕上がりやまぶたの状態によって選ぶべき施術が変わります。併用の可否や注意点も踏まえ、自分に合った手術を見極めることが大切です。
この記事を参考に、自分のまぶたの悩みに本当に合った施術を見極め、信頼できる医師のもとで最適な治療を選択しましょう。