眉下切開のダウンタイム中に「どのような症状がみられるのだろう」「どう過ごせば良いのだろう」という方もいるのではないでしょうか。眉下切開はダウンタイムが短めですが、ケアや過ごし方が仕上がりに大きな影響を与えます。そのため、前もって過ごし方を把握しておくことが重要です。
この記事では、眉下切開の施術の流れやダウンタイム中の症状や注意点・早く回復するためのポイントを詳しく解説します。術後の不安を解消し、自然な仕上がりにしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
眉下切開のダウンタイム中にみられる症状
眉下切開の施術後には、ダウンタイムが伴います。ダウンタイム中には、腫れや内出血などの症状が現れるため、あらかじめ知っておくことが重要です。
まずは、ダウンタイム中に現れる主な症状と対策を詳しく解説します。
腫れ・むくみ
術後、最も目立つ症状が腫れやむくみです。術後翌日〜2日目にピークを迎えることが多く、目元全体が腫れぼったくなることがあります。腫れやむくみは、3日目を目安に引きはじめ、5日目頃から一気に腫れが引いていくため、術後1週間程度で収まります。腫れやむくみが気になる場合は、冷やすことで症状を和らげることができます。
患部を冷やす際は、冷却ジェルや冷たいタオルを短時間ずつ当てるようにしましょう。ただし、冷やし過ぎると血流が滞るため、1回あたり数分程度を目安に、適度な頻度で冷やすことが重要です。
内出血
眉下切開の術後は、眉下や目元に赤紫色や青紫色の内出血が見られることがあります。内出血は皮膚の下に血液が溜まることにより起こります。約1〜2週間で薄くなり、時間の経過とともに消えていくのが一般的です。
術後〜数日間は冷却を行い、その後は血流を促進するために温めるのが効果的です。外出時に気になる場合は、サングラスをかけるなどしてカバーしましょう。また、医師の許可が出たら、メイクをすることが可能となります。
ひきつれ
手術後、目元や眉の周りに「引きつるような感覚」を覚えることがあります。これは、手術箇所が回復していく過程で皮膚が引っ張られるために起こるものです。
目を開くときに気になる方が多いですが、数週間から数ヶ月以内に自然と改善していきます。ひきつれの症状がある間は、無理に眉を動かしたり表情を大きく作ったりせず、できるだけ安静にするように心掛けましょう。
痛み
手術後には軽い痛みを感じることがあります。術後翌日〜3日間が最も強く、ズキズキとした感覚が続くことがありますが、1週間ほどで解消する方が多いです。術後に痛み止めが処方されるため、痛みがある場合は服用して過ごしましょう。
処方された鎮痛薬を適切に使用するだけではなく、患部を冷やすことでさらに痛みを和らげます。痛みがある間は、眉毛を動かす動作を控え、患部への負担を避けるようにしましょう。
痛みが強くなったり長く続いたりする場合は、何らかのトラブルが起きている可能性があるため、すぐに医師に相談すると安心です。
傷跡
眉下切開では、眉毛のすぐ下に沿って切開を行うため、傷跡は目立ちにくい場所にあります。最初の1ヶ月程度は傷の赤みがピークとなり目立つ時期ですが、適切なケアを続けることで3ヶ月〜6ヶ月程度で目立たなくなります。
傷跡を目立たなくするためには、傷跡の保湿や、紫外線を避けたりすることが重要です。紫外線は傷跡が残る原因になるため、日焼け止めを塗ったり、帽子を被ったりして対策をしましょう。また、傷跡部分を擦ったり、傷部分へのペンシルアイブロウメイクは赤みが落ち着くまで避けてください。
術後から適切なケアをすることで、より目立ちにくい仕上がりが期待できます。
眉下切開のダウンタイムはどれくらい?
料金(自由診療)眉下切開 ¥450,000+別途脂肪切除代¥100,000+別途麻酔代¥55,000(税込)
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、顔の雰囲気の変化、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。
眉下切開のダウンタイムは、一般的に1週間〜2週間程度です。徐々に腫れやむくみ・内出血が治まり、日常生活を送れる状態になります。術後1週間ほどで抜糸が行われることが多く、抜糸後は外出時の負担も軽減されます。
仕上がりが自然な状態になるには、3ヶ月〜6ヶ月程度の時間が必要です。3ヶ月ほど経つと、傷跡の赤みが薄れ、より目元の印象が整ってきます。経過は人それぞれですが、適切なケアをすることで、回復をスムーズに進められます。
回復をスムーズに進めるためには、紫外線対策や傷跡ケアを継続することが大切です。日焼け止めや帽子を活用することで、より早くきれいな仕上がりを目指せます。
眉下切開後のダウンタイムの経過
料金(自由診療)眉下切開 ¥450,000+別途脂肪切除代¥100,000+別途麻酔代¥55,000(税込)
リスク・副作用:だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛、顔の雰囲気の変化、施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ、傷痕のもり上がり・凹み ・色素沈着、タルミが残る、仕上がりに左右差などを生じることがあります。
術後の回復は時間とともに進み、徐々に症状が軽減していきます。ダウンタイム中の経過を知ることで、適切なケアができるでしょう。ここからは、術後のダウンタイムの経過を紹介します。
手術当日〜翌日
当日よりも翌日〜翌々日にかけて、腫れやむくみが最も強く現れる時期です。腫れやむくみがみられる間は、無理な動きを控え、安静に過ごすことが大切です。患部を冷たいタオルなどで優しく冷やすと、腫れを抑える効果が期待できます。
術後3日目
腫れが少しずつ引き始めますが、内出血が目立つ方も多いです。術後数日は、患部が刺激に敏感な状態なため、患部に触れたり力を入れたりしないことが重要です。
内出血の色が紫から赤や黄色へと変化していきますが、順調に回復しているサインとなっています。引き続き冷却でケアをし、回復をサポートしましょう。
術後1週間
術後1週間ごろは、抜糸が行われるタイミングです。腫れや内出血がかなり軽減し、軽い洗顔や日常的なスキンケアができるようになります。
抜糸をしても腫れや傷跡が気になる場合は、コンシーラーやパウダーファンデーションなどを使うと隠せます。ただし、メイクをする際は、患部を直接刺激しないよう注意が必要です。
抜糸以降
抜糸後は腫れやむくみがほとんど解消されていきます。傷跡が目立つ方はメイクで目元をカバーを、傷跡の赤みが気になる方は保湿クリームや軟膏でケアをしてみてください。
抜糸をして傷口が落ち着いたころには、温かいタオルを使用して血流を促進させると、さらなる回復効果を期待できます。
眉下切開のダウンタイム中の過ごし方
眉下切開後のダウンタイム中は、適切にケアをすることを心掛けることで回復を早め、仕上がりを美しく保つことができます。ここからは、腫れやむくみを抑え、傷跡をきれいにするための具体的なポイントを解説します。
なかでも、術後〜抜糸までの過ごし方が、傷跡の目立ちにくさや腫れの軽減に大きな影響を与えるため、ポイントを押さえて過ごすことが重要です。
腫れがひかない場合は冷やす
術後の腫れやむくみは、冷却ケアをするとで抑えられます。冷たいタオルやジェルパッドを使用して、患部を優しく冷やしましょう。術後2日間が特に効果的なため、タイミングを逃さないように冷やすことが重要です。
冷やす際は、直接肌に触れないよう布に挟むのがポイントです。また、1回あたり数分を目安にし、長時間冷やし過ぎないよう注意しましょう。腫れが引き始める3日目以降は、冷却だけでなく患部を温めるケアも取り入れると、血流が良くなり回復が早まります。
軟膏をこまめに塗る
傷口の治りを早め、感染を防ぐために、医師から処方された軟膏をこまめに塗布することが大切です。軟膏は傷口を保湿し、バリア機能を高める役割があります。
軟膏を塗る前は必ず手を洗い、清潔な状態でケアするようにしましょう。軟膏の種類や使用頻度は、医師に相談してみてください。
傷口を触らないように気を付ける
術後の傷口は、非常にデリケートな状態です。傷口を触ると、感染のリスクや治癒の遅れを招く恐れがあります。治る過程でかゆみを感じることがありますが、掻かないよう注意しましょう。
かゆみが強い場合や傷口が気になる場合は、医師に相談して適切な処置を受けるようにしてください。
激しい運動は控える
術後2週間ほどは、激しい運動を避けましょう。運動により血流が促進されると、腫れや内出血が悪化する可能性があります。特に、ジムでのトレーニングやランニングは控え、体に負担をかけないことが重要です。
軽い散歩など、リフレッシュできる程度の運動は、事前に医師に相談することをおすすめします。また、長時間の入浴やサウナも避け、シャワーで短時間に済ませるようにしましょう。
抜糸まではコンタクトレンズを使用しない
目元への刺激を避けるために、抜糸が完了するまではコンタクトレンズの使用を控えましょう。眼鏡を代わりに使用することで、目元を保護しつつ快適に過ごせます。また、UVカット機能付きの眼鏡を選ぶと、外出時の紫外線対策にも役立ちます。
コンタクトレンズは医師から許可をもらったうえで、再開するようにしましょう。コンタクトレンズを装着する際は、手を洗うと感染やトラブルのリスクを防げます。万が一、装着後に、目元に違和感を覚えた場合は、すぐに外すようにしましょう。
洗顔は患部が濡れないように気を付ける
術後は、傷口に水が直接触れないよう注意する必要があります。患部が濡れると感染のリスクが高まる可能性があるため、顔全体を洗う場合は目元を避け、下半分を中心に優しく洗いましょう。目元を清潔に保ちたい場合は、濡らしたコットンやガーゼを軽く当てて、拭き取る方法がおすすめです。
抜糸以降傷口が落ち着いてきたら、洗顔を再開できますが、柔らかいタオルで優しく水分を拭き取ってこすらないようにすることが重要です。
アイメイクは抜糸するまで控える
術後のアイメイクは傷口を刺激する可能性があるため、一般的には抜糸が完了するまで控えるのが望ましいです。増田院長の眉下切開の場合、3日目以降からパウダーアイブロウであればメイクは可能ですが、傷跡へペンシルアイブロウの使用は赤みが落ち着くまで避けてください。傷口が落ち着いた後、医師の許可を得てからメイクを再開するようにしましょう。
メイクを再開する際は、使用する道具の衛生状態に注意が必要です。特に、アイブロウ製品は眉下に直接触れるため、感染リスクを避けるために新しい製品を用意するか、使用前にしっかり洗浄・消毒しましょう。衛生管理を徹底することで、術後のトラブルを予防し、安心してメイクを楽しめます。
なるべく力を入れない
眉や目元に力を入れる動作は、術後の傷口に負担をかけ、回復を遅らせる原因となります。目を大きく見開いたり、眉を動かしたりする動作は控え、できるだけ自然な表情を保つことを心掛けましょう。傷口に負担をかけないことが、早期回復の鍵となります。
抜糸後は患部を温める
抜糸後、腫れが落ち着いてきたら、温かいタオルを使用したケアが効果的です。適度に温めることで血流が促進され、傷跡の赤みなどを和らげる効果が期待できます。1回あたり5分〜10分を目安に行い、1日に数回繰り返すと効果的です。
ただし、施術後の状態には個人差があるため、医師の指導を仰ぐようにしましょう。
眉下切開のリスク・注意点
眉下切開は目元を美しく整える効果的な施術ですが、以下のリスクや注意点を理解しておくことが大切です。
- 傷跡が残る可能性がある
- 左右差が生じる可能性がある
- 感染のリスクがある
眉下切開は、切開をすることから、眉下の切開部分に傷跡が残ります。ただし、適切なケアを継続することで、時間の経過とともに目立たなくなることがほとんどです。紫外線対策や保湿ケアをすることで、さらに目立ちにくい仕上がりが期待できます。
仕上がりについては、眉や目元に左右差が生じる可能性があります。リスクを軽減するためには、豊富な経験を持つ医師を選ぶことが重要です。また、施術前にしっかりとカウンセリングを受け、仕上がりのイメージを共有することでリスクを軽減できます。
眉下切開の施術の流れ
眉下切開の施術の流れは、以下のとおりです。
- カウンセリング
- 洗顔
- 麻酔
- 切開と皮膚の除去
- 縫合
- アフターケア
施術は約1時間程度で完了することが多く、当日中に帰宅することが可能です。事前に施術の流れを把握しておくことで、安心して手術を受けられます。
カウンセリングでは、医師と理想の仕上がりイメージを共有しておくことが重要です。シミュレーションしておくことで、先述した左右差のリスクを軽減できます。
眉下切開のダウンタイムを短くするには医師選びも重要
眉下切開のダウンタイムを短くし、仕上がりを自然にするためには、医師選びが非常に重要なポイントとなります。経験豊富な医師による施術は、腫れや内出血を最小限に抑え、回復をスムーズに進める大きな要因となります。
口コミや症例写真を確認し、自分に合った医師を見つけることで、安心して施術を受けられるでしょう。イートップクリニックの増田院長は、形成外科出身で眉下切開の執刀数1700件以上の実績があります。
眉下切開は⽬の印象を大きく変えずに、上まぶたのたるみを解消することが可能ですが、⾷い込みの浅い⼆重や厚ぼったいまぶたの場合は、他の⼿術や脂肪切除との組み合わせが必要となるケースもあります。診察後に最適な手術をご提案させていただきますので、目元のたるみでお悩みの方は、是非カウンセリングまでお越しください。
眉下切開のダウンタイムに関するよくある質問
眉下切開のダウンタイムにおけるよくある質問に回答します。ぜひ、眉下切開のダウンタイムについてまだ疑問が残っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
眉下切開のダウンタイムで仕事にすぐに復帰して良いですか?
デスクワークや軽作業であれば、術後1週間程度で復帰できるのが一般的です。ただし、接客業や運動量の多い仕事の場合は、術後2週間目以降に復帰するのがおすすめです。
腫れや内出血が気になる場合には、眼鏡を活用すると良いでしょう。また、術後の回復を妨げないよう、十分な休息を取ることが大切です。
眉下切開の傷跡は前髪や眼鏡で隠せますか?
眉下切開の傷跡は前髪や眼鏡で隠すことが可能です。ただし、傷口が落ち着くまでは前髪で隠さないようにしましょう。前髪があたると刺激となり、回復が遅れる可能性があります。
眼鏡を着用する際は、フレームが太めのものを選ぶと良いでしょう。
眉下切開後にまつエクをしても良いですか?
眉下切開後、まつエクを再開する際は十分な注意が必要です。施術後の目元は敏感な状態で、術後1週間〜2週間は腫れや傷跡が残りやすいため、まつエクは控えることが推奨されます。
まつエクは傷口が安定し、医師の許可が出てからにすると良いでしょう。ただし、施術時に使用する接着剤が目元に刺激を与える可能性があるため、信頼できる施術者を選ぶことも重要です。
眉下切開が仕上がるのはいつごろですか?
眉下切開の仕上がりを実感できるのは、一般的に3ヶ月〜6ヶ月後です。術後1週間〜2週間で腫れや内出血が落ち着き、傷の赤みは1ヶ月後をピークに徐々に赤みが薄くなっていきます。日常生活に支障がなくなりますが、傷跡の赤みが完全に消え、自然な状態になるまでには約半年を要します。
仕上がるまで適切なケアを継続することで、より自然な仕上がりが期待できます。
まとめ
眉下切開は、目元の印象を大きく変えられる効果的な施術です。しかし、ダウンタイム中のケアや術後の過ごし方が、仕上がりや回復速度に大きく影響します。
ダウンタイム中は、腫れや傷口への適切なケアが必要です。また、仕上がりが自然になるまでには時間がかかるため、焦らず回復を待つことが大切です。
信頼できるクリニックと医師を選び、適切にアフターケアをしっかりしながら、美しい仕上がりを目指しましょう。